見出し画像

女性の「痛み」に対する考察

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

女性の痛み

について書いていきたいと思います。

周知の事実ではあると思いますが

変形性関節症などのような

関節の痛みを訴える方で女性の割合は

男性に比べて多いです。

なぜ女性で痛みを訴える方が多いのか

わたしなりの考察を

書かせていただきますので

よろしくお願いいたします。

それでは始めます。



女性に痛みを訴える方が多い理由

結論から言うと


女性の共感力が高いから

だと思います。

この説明にはまず痛みがどういうものなのか

知る必要があります。


痛みというのは

感覚ではなく脳が作り出すものです。

そして痛みはさまざまな要因を含んでおり

「これが原因!」とは言い切れないぐらいの複雑性を持ち合わせており

解剖学的要因だけでなく、社会的要因や心理的要因もかかわってきます。

つまり関節自体に異常がなくても

痛みが出るときがあるということです。


では痛みと共感力にどのような影響があるのでしょうか。

例えば膝に痛みを持っているとして

病院に診察をしにいきます。

そしてレントゲンをとり、

変形性膝関節症と診断されたとします。

ここで「膝が悪い」と診断されたことは

共感力が強いと脳に大きな与えます。

この時点で「痛み」のイメージが明確化することで

さらに痛みが増す可能性があるわけです。

またそこに友人や家族などの身近な人から

「手術する人多いらしいよ」「隣のあの人ももう痛くて歩けない」

みたいなことを聞くことによって

またまた痛みを増悪させるきっかけが生まれるわけです。


共感力の高さは重要だとは思いますが

このような悪い影響もあるということですね。

ただ逆にいえばこの事実を認識するだけでも

痛みというものをコントロールできるようになる

可能性があります。


女性は

共感力が高いがゆえに周囲の環境や情報に

多大なる影響を受けやすいです。

ですが疼痛に対する理解を深めて

向き合っていけば痛みを自分でマネジメントすることは可能だと思いますので

患者が痛みに支配されない人生を送るためにも

こういった知識の共有は重要と考えます。




本日はこれで以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?