見出し画像

理学療法士の「稼ぐ」スキルが低い理由

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

理学療法士に貧乏が多い

ことについて話していきたいと思います。

理学療法士の給料は低いことで有名ではありますが

何億を稼ぐような理学療法士なんてきいたことありませんよね?

極端な例はいなくても

なかなか理学療法士はそのような話に疎い印象です。

人によってはネットワークビジネスやマルチ商法に引っかかる始末です。

なぜこのように稼ぐ能力が低いのか。

私なりに書かせていただきますので

よろしくお願いします。

それでは始めます。




その原因

結論から行きたいと思います。

その理由とは・・・・








理学療法士として認められるためにやることが多すぎるからです。

そんなことを言ったら職業のせいにしているようで

ただの言い訳に聞こえるかもしれませんが

まあ多いと思います。

まず理学療法士として

認められるにはどうしたらいいのでしょうか。




一人前の理学療法士

これは私見ですが

理学療法士として認められるには

・研究ができること
・学会の発表など医学に貢献すること
・治療できること

の3つが主だと思います。


①研究ができること

これも私見ではありますが

理学療法士として必要な能力であると私は考えます。

理由はズバリ言うと

研究ができなければ臨床はできないから

です。

臨床を行う上で重要なのは

客観的に患者を見つめる能力

つまり 論理的思考能力

だと思っています。

人は元来感情的な生き物であるため

この能力の獲得にはかなり困難なのではないかと思います。

しかしこの能力を手に入れるのに

最も手っ取り早い方法は

研究をすることです。

研究はまさに論理の塊であり、論理から逃げられません。

これほど論理に触れる機会は研究以外ないのではないでしょうか。

極端にいうと研究をしなければ論理的思考はできません。

私は研究ができないゴミクズではありますが

研究の重要性を臨床を通じて実感しています。


②学会の発表など医学に貢献すること

医学の貢献とは言っていますが

ここで指しているのは

症例報告です。

これも重要です。

低レベルのエビデンスであるとはいえ

この積み重ねがEBMの発展につながると思っています。

理学療法の発展は

研究者が先んじてやるのではなく臨床家が先んじてやるものです。

そもそも臨床がなくては研究などできないものです。

症例報告を臨床家がさかんに行うことで

小さなデータが積み重なっていき大きな発展につながると信じています。

私は症例報告をしたことがないゴミクズではありますが

臨床を通じてこの重要性を実感しています。


➂治療できること

これは誰もが分かっていることだと思います。

何より思うのは

前述したことの裏返しになりますが

臨床ができなければ研究はできません。

研究のはじまりは臨床を通じて

エビデンスでは説明できない事象を確認することです。

つまり

臨床に出ていないのに医学に有益である研究のアイデアなど

思いつくはずもないのです。

そして治療できないのであれば

研究の結果を臨床に生かせるはずもありません。

治療できるという基本的なことも重要です。

私は治療ができないゴミクズではありますが

臨床を通じて治療できない自分に悲観しています。


時間がない

前述した内容をすべてやろうとすると

どうでしょうか。

時間がないですよね?

社会人の言い訳ランキングトップレベルではありますが

これにおいては格が違います。

おそらくすべてやろうとすると

寝れないのではないかと思います。



そう、これが理学療法士の世界なのです。

金を稼ぐために入るような世界ではないのです。

覚悟がないとなりあがれないと思います。

こんな世界で金を稼ぐ努力をする暇はあるのでしょうか。

私はすべて実践していないゴミクズなので

わかりませんが忙しいどころの話ではないことが

想像に難くありません。




それでも

しかしそれでも私は金を稼ぐ能力をはぐくむべきだと思います。

理由は

社会というシステムを使って私たちは生きているからです。

金を稼ぐことは社会にとって基本中の基本の能力であり

これは社会人の能力そのものを指すと思います。

仕事ができることより重要です。


残念ながら研究、臨床、症例報告すべてを頑張っても

稼げません。

努力家が多いこの業界では皮肉ではありますが

このままでは

理学療法士の社会的地位は一生低いままだと思います。

私が実践できているのはこのnoteのみであり

1円も稼げてはいませんが

頑張ろうと思います。



今回はこれで以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?