見出し画像

治療中、患者さんと話すべきか

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

患者さんとのコミュニケーション

について書いていきたいと思います。

このコミュニケーションは

ただ話していると言うよりかは

治療中に話すべきかどうかということに

焦点を当てています。

そのことについて

私なりに書かせていただきますので

よろしくお願いいたします。

それでは始めます。



結論から言うと

ケースバイケース

だと思います。

すごくつまらない答えで

申し訳ありません。

ただなぜそのように思うのか

理由を述べていきますね。


話すことのメリット

まず治療しながら患者さんと

お話しすることのメリットはなんでしょうか。

これは簡単で

ラポールを構築できる

ことだと思います。

特に痛みに過敏かつ不安感が強い方は

まず心理的安全を確保する必要がありますので

治療中のコミュニケーション自体が

治療になる可能性が大いにあります。

私たちセラピストは

患者さんからの信頼がないと

治療効果を発揮できません。

何より痛みに対して気が紛れますし、

メリットは意外に多いと思います。



話さないことのメリット

ただ私は話さないことのメリット

もあると考えています。

それは患者さん、セラピスト自身が治療に集中できることです。

セラピストであれば

触診や動作観察などは集中力を要する場面が

よくあります。

おそらく話しながらするのは難しいです。

評価が治療方針を決めるわけですから

間違いなく精度が上がった方がいいに決まっています。

そして患者さん側からすると

運動に集中できることがメリットと言えます。

運動療法による神経可塑性を活性化するには

集中力が必要と言われています。

つまり体性感覚やモーターコントロールなど

一定の機能に集中して向き合うことで  

より大きな効果が発揮できるということです。

これは徒手療法をされている時も同じで

触られている感覚に集中すれば

身体図式能の向上につながります。



以上のように

どちらもメリットがあり

デメリットがあります。

これに関しては

患者さんのパーソナリティによって判断するのが

1番だと思います。

すごく曖昧な結論ではありますが

結局どっちの良し悪しもないということです。

使い分けることが臨床能力で

重要なんじゃないかと私は思います。



本日はこれで以上です。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?