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徒手療法と運動療法のそれぞれの重要な指標

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

重要性の高い評価

について書いていこうと思います。

これは私の独断と偏見感が強い記事になると思いますが

何卒よろしくお願いします。

それでは始めます。


徒手療法的な視点で重要なのは

どこが痛いか

ということです。

バイオメカニカルな観点がすごく強い考え方では

ありますが

これがわかるだけで

結構うまくいくことが多いです。

どこの組織が痛いかがわかれば

機能解剖的に考えることで

アプローチの方向性が明確になります。

林典雄先生もよく言っていますが

「どう治療するか」ではなく
    「どこを治療するか」

ということですね。

疼痛部位がわかることは

治療の大きなヒントになるに違いありません。



運動療法的な視点で重要な指標は

どう動けば楽になるか

ということです。

例えば

股関節屈曲で痛い場合

骨盤の後傾を促して痛みが改善すれば

骨盤後傾・腰椎後弯することが

痛みの減少につながることがわかるわけです。


いわゆるMSIの評価に近いわけですが

なぜこのような評価ができることによって

運動によって獲得するべき機能がはっきりします。

さまざまな動きに一定の動きを入れる

共通項を脳が見出すことで

運動学習が促進されます。

つまり学習したい動きの指標が

設定できるのがこの評価の強みです。



前者は解剖学的視点、後者は運動学的視点

になるわけですが

視点が違うだけでどちらも重要なわけですね。


ただ残念ながら

どちらもはっきりしないような症例は

必ずいます。

このような症例に対しては

まず構造的価値観から脱却することから

始めなきゃいけないでしょう。

全ての運動器の痛みが解剖学的・運動学的

に説明できるわけではありません。

だからこそ幅広い分野の知識が重要になってくるので

勉強しましょう。


本日はこれで以上です。

ここまで読んで頂きありがとうございました。



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