自分のやりたい事が想像以上に難しかった件
こんにちは。理学療法士のこうやうです。
今回はひとりごとですので
暇な人だけ読んでください。
実は
私の実現したいこととして
予防的介入で人を救う
というのがありました。
なぜこのような考えに至ったのか話していきます。
私は最初は急性期病院にいました。
主に整形外科疾患だったのですが
圧迫骨折や転子部骨折など
転倒によって入院する人をたくさん見てきました。
そしてその転倒によって
趣味ができなくなったり上で歩くようになったりと
人生が変わってしまう人を目の当たりにしました。
問診をしていっても
膝が痛くなって外に出なくなったとか
腰が痛くなって趣味ができなくなり
そのまま自宅に篭るようになった
というような
痛みを起因とした活動量の低下
が根本にあることがわかりました。
このことから
転倒で入院する前に痛みをどうにかできないか
と言う考えを持ったかつ外来向けの技術を身につけたので
一年と少しで急性期病院を辞めて
クリニックに就職しました。
そして現在勤務して一年ほど経過し
まだまだではありますが
痛みを取る技術が上がってきました。
そして痛みを取るだけでなく
もう二度と痛みが起こらないように
予防しようと考えました。
ただここがかなり甘い部分でした。
「予防する」というのが私の思った
100倍は難しいことだったんですよね。
日常生活の癖や骨格の乱れなどを評価し
それを元にADL指導や運動療法を行うと
いいと思っていましたが
痛みってそんなに単純じゃないんですよね。
正直構造物的価値観のみで
予防することは不可能なんですよ。
なぜなら痛みは多要素を含みすぎて
どんな要素でも原因になりうるからです。
つまり予防すると言うことを考えると
カバーしなければいけないものが多すぎるんです。
心理的要素もそうですし、運動経験だったり
社会的因子だったりと
キリがありません。
そこで痛みとは無縁の体作りをしようとなると
何から手をつけていけばいいのかわからないのです。
そして何より最近痛感したことなのですが
運動療法が大事というよりかは
運動が大事なんですよね。
何かを治療するための運動ではなく
運動をすることで様々なバリエーションの
動きの経験を積んでいき
脳機能をより働かせる必要があります。
ですから
ピラティスだけやってます!とか
筋トレで十分!!とかじゃなくて
すべて必要な刺激となるのです。
これを考えると
運動嫌いって結構絶望的なんですよね。
運動が1番効率のいい脳の鍛え方なのに
それが嫌いであれば
かなりの遠回りをする必要があります。
しかも運動嫌いの人に運動を処方すれば
むしろ悪い効果が出る可能性が高い。
というように
予防するって一人の人間ができる
領域にないんですよね。
なぜチームを作った方がいいのかよく分かりました。
人間はあまりに複雑すぎるからです。
正直私のやりたいことを実現するには
とても私一人の力ではどうにもできない
ということです。
ただ私は今のところ、全く大した実績もない
人間です。
まず社会的地位を確立して
信頼に値する人間になってから
いろいろ考えようと思います。
本日はこれで以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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