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決定版・「ジャズは骨董品ではない」、と/または、「夜の淫らな音楽」


経緯と(論の)飛躍

決して避けられない、運命的な「出会い」によって、私の書き言葉=エクリチュールが、白紙を埋めようとしている。

 単刀直入に言おう。私は、音楽家・菊地成孔氏の、大ファンである。約10年前から。
 こうして、恥ずかしげもなく文章で表現しようとすること自体、氏との「遭遇」がなければ、「具現化」していなかったかもしれない。 
 だから、その意味で、氏は「責任」をとるべきであり、実は、「この文章」は、「就職活動」の一環なのである笑。お仕事、手伝います!菊地さん、「ゲラ」(ゲラって?)読ませて下さい!(論が飛躍してます!)

 今回は、氏の直近の二つのライブ、ー「菊地成孔 ダブ・セクステット」と、「菊地成孔とぺぺ・トルメント・アスカラール」のー、の「ライブ・レポート」をここに記していこう。本気で描きます!もう一度、考えて下さい!お願いします!これは、自己PRの一環です!

「ジャズは骨董品ではない」

 当日はかなりほかほかしていて、私は地下鉄で青山向かった。「青山」だから、「青山一丁目」だろうなあ、とぼやぼや青年・梅川は、なんと「ブルーノート東京」の最寄駅(表参道)よりも、「一駅先に進んでしまった」笑。ぼやぼやにも程がある!

だって案内表示板に「永田町方面」ってあったんだよ。「夜の政治と経済」じゃん笑


 まあ、余裕を持って家を出たので、全然間に合いましたけど笑、小走り、早歩きのせいで息は上がり、大分楽しい/挙動不審お兄さん。約8年ぶりのブルーノート東京は、すっかり変わってしまった。そもそもその一回(大西順子氏の「tea times」レコ発ライブでした)だけしか、ブルーノート東京に世話になったことがない。その話も、いずれ描きますよー!というか、今回は8年前の延長戦にあるのだ。

 素晴らしいホスピタリティ。詳しいことはよく知らない=内部事情に明るくないので、文字通り「部外者」ではあるが笑、ブルーノート東京のホスピタリティは凄い。「凄十」より凄い(飲んだことはない)。
 そこを確認した上で私は、クロークで荷物預けた後、地下に降りる。変わったようで変わってない。「地下世界」はもう、賑やかだった。飲食店の息子としては、お客さんが楽しそうにご飯食べてるのが一番だと思う。泣いても笑っても、楽しかったら別にいいじゃん。って思うのだけれど、そういう「パンデミック前」のYOASOBI(夜遊び)が、こうして蘇り、なんなら、パワーアップしていたのかも!よくわからないけど、ピューリタンのあの感じは、もう、時代遅れよ。「ピューリタンは時代を越える」とも言えるが、時代を越えるのはSFだけにしろ!(紛れもない叱責)
 私は、現代版ピューリタニズムの温床=SNSを基本的に使用しない、特にX(JAPAN)のTwitter時代(青い小鳥時代)や、Instagramはやめてから数年は経つ。
 だから、このライブの感想をSNSで検索したりはしないのだが、この文章は、基本的に私が経験したことの全てである。

 席に案内された私は、内心困りつつも、笑顔でありがとう。なんと、私の席は、ステージが真後ろ=振り返らないとステージが見えない席だった笑。見にくいにも程があるぜ!と思いつつ、ハウスワイン赤をグラスで。学生(大学7年生)なのでお金ないから、我慢も必要だ(今年27歳です)。今日はグラスいっぱいの酒で我慢。

こういうのは記念品として取っておくタイプ



 だから、私はそうとう挙動不審だったと思う笑。長々と書いてきたので、次の段落から、ライブが始まります!行くぜ(菊地さん、お仕事手伝わせてください)!

「空間を制圧する音楽」

 菊地氏のパロール(発話)によれば、「ダブ・セクステット」の音楽は、「空間を制圧すること」が念頭にあるという。
 どういうことか、私なりに説明しつつ、そろそろライブ本編へと進まなければ。
 「空間制圧」と聞いて「かなり物騒」と思う方、そうです、かなり「物騒な音楽」です!簡単に説明すると、「ドラマー」や「ベーシスト」、「ピアニスト」が超大変そうなのである!特に「ドラマー」の本田珠也さんは超大変そうでした!
 とにかく、「バックのピアノトリオ」の演奏だけでもヤバいので、ぜひライブ版(最近サブスク解禁したらしい)でお聞きください。(ヨイショっと)


 はい。お聞きいただいたと思うので進めますね笑。
 すごいですよね、演奏。ヤバいドライブ感。ドライブ・ミー・クレイジーな感じですね。
 このような演奏が、パワーアップして戻ってきました。簡単に言うとね笑。
 とにかく、本田珠也氏は辛そうでした笑。
 だから、「空間制圧の音楽」とは、リズムを刻む楽器隊=リズム隊が、休む間もなしに(特にベースとドラム)、リズムを打ち続けることで、高密度に圧縮された打点によって、聞く人々の鼓膜、角膜、丹田、等に到達した際に、文字通り観客を「圧倒」していく音楽である(ふう、なんとか言葉にできた)!!!
 ランニング・タイムを気にすることなく、最後の曲、「ダブ・ソーサーラー」へと筆を進める(急な展開)。

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