構造力学メモ(その6) 最大せん断応力
前回は、八面せん断応力とミーゼス応力に深い関係があることについて紹介した。八面せん断応力と合わせて、もう一つ重要なせん断応力である最大せん断応力についても確認していきたいと思う。
1.任意の面のせん断応力ベクトルを主応力で表す。
前回と同じく、主応力の方向を$${x,y,z}$$軸とした座標軸を考える。
主方向を$${x,y,z}$$軸とするとき法線ベクトル$${\bm n=(n_1,n_2,n_3)}$$に垂直な面の応力ベクトルは、以下のように応力テンソルと法線