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走ることはもはや自分のアイデンティティだ(宮崎の片隅のランニング日記 18)

第18回 10.26km Running(2022/04/28)

4月最後のランだった。4月も中盤以降、ずっと梅雨のような天気で、暑いのか寒いのかパッとせず、湿気ジメジメな日もあればそうでないときもある。心も天候に左右されるような、GW前のいろんな駆け込みで波打つようなそんな日々。

4月17日に行われた宮崎シーガイアジョギング・ユニファイド大会でハーフマラソンを走って以来、悪天候と仕事に忙殺され、まったく走れていなかった。この大会が今まで自分が出場したマラソンのなかで初めて納得のいく走りができたこともあって、いったんの区切りがついたともいえる(この大会のレポートはまた別の機会に書きたいな)。

マラソン出場を意識して走りはじめたのが2018年だったと思う。なのでかれこれ4年は日々のルーティンとしてランニングをするようになった(ランニングをしはじめたは宮崎に帰ってきた2013年だから、もう9年経つのか)。そうなってくるともはや走ることは自分から切り離せないものになってきている。走らない日々が続くと禁断症状が出てくるし、メンタルもなんだか優れない。いつしか走ることは自分の心身のバランスを保つために重要な位置を占めるようになっていた。煮詰まったときにラン、落ち込んだときにラン、仕事が一区切りついてラン、朝を有意義に過ごしたくてラン、ただ海を見に行きたいだけでラン、まだ知らない街を探検するためにラン。

いろんな状況下でランをすることで、一緒に蓄えてられてきたものがある。それが地層のように積み重なって、今の僕が出来上がっている。

4月も終わりに差し掛かったこの日、唯一雨が降りそうにない予報を信じて海へ向かう。28日はGW前の最後の平日。朝からお昼にかけて一気に仕事を片付けて、もう14時になろうというころにランへ出かけた。太陽が顔を出し、容赦なく肌を焼きつける。海沿いの風が涼しいことだけが救い。走れなかったおよそ10日分を取り戻すかのように、自然と速度が上がっていく。

そうだ、ワクワクしてんだ。走ることにマジで。

デスクワークでゴリゴリに固まった体がほぐれていく。全身に血が巡っていくのがわかる。走り終えたあとに見る海と空の遮るもののない雄大な光景は格別。心身ともに邪なものが消え失せてスッキリした気分。リカバリーとして食したエナジージェルのうまさよ。

10日ぶりに感じる心地良い疲労。フィジカルな疲労ってなんでこんな気持ち良いのだろう。そのまま夕方になって街へ出かけ、「街中ピクニート」で出店していたビールとワインを食らう。すっごいいい気分だった(翌日は疲労と酒酔いで少々グロッキー)。

さてさて、4月は練習で走った距離が97.23km。
加えてハーフマラソンが21.0975km。

合計して約118km走りました。




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