半田孝輔|ライター・編集

1988年生。東京生まれ宮崎在住。企画・編集・執筆が主な仕事。「文化不毛の地」「ガラパ…

半田孝輔|ライター・編集

1988年生。東京生まれ宮崎在住。企画・編集・執筆が主な仕事。「文化不毛の地」「ガラパゴス」と呼ばれる宮崎県でカルチャー拾ってます。都会も地方も関係なしに「ローカル」が主戦場。市民ランナー。

マガジン

  • 宮崎の片隅のランニング日記

    「ランニングのこと、日記にしてみたらおもしろいだろうなあ」 ランニング中っていろんな光景が目に入ったり、いろんな出来事に遭遇したり、アイデアが突然降ってきたり、なんかおもしろいんですよね。走り終えたときなんて邪気が落ちた感じだし。禊ぎっすね。趣味の走ることを日記に残したらどうなるんだろうと思って。

  • 日々のヒビの日記(23年6月8日〜7月9日 + おまけ)

    毎日note更新した記録です。6月8日〜7月9日まで一ヶ月に渡り毎日更新していました。とくに強い決意でやってみたわけでもなく、3週過ぎるころには更新に飽きてきたので潔く一ヶ月で終了。振り返ってみてとくに変化はない。けれど、毎日いろんなこと考えていたし、日常は問いと驚嘆に満ちていることに気づいた。

  • 2019年記事まとめ

  • 2018年記事まとめ

最近の記事

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これまでのお仕事/自己紹介(随時更新)

こんにちは。おはようございます。こんばんは。 宮崎県を拠点に活動しています半田孝輔と申します。 近しい方々には「はんちゃん」と呼ばれております。 フリーの編集者・ライターをしております。 こちらの記事では簡単な自己紹介と、これまでのお仕事についてまとめています。お仕事のご依頼や相談の際にお役立てくださいませ。興味を持っていただけますと大変嬉しいです。 ※お問合せにつきましてはページ下部をご覧ください。 Ⅰ プロフィール半田 孝輔(Handa Kosuke) 1988年東

    • マラソンに例えるなら、オーバーペースで沈んだ10月

      今日が過ぎれば2024年も残り2ヶ月もないだなんて、なんて時間は薄情に流れていくものなのでしょう。嗚呼。 そりゃあ、自分で認めるよりも早くオジサンになっていくのは当然だ。 さて、10月末ラスト。今日は朝から晩まで予定が詰まっている。Googleカレンダーを開いてタスクを確認するたびにグヌヌ…と怯んでしまう己を鼓舞するため、筆をしたためる。 ようやっと、いつもの10月らしい気候になってきた。と思いきやもう11月なのだが。今年は気候が変だ。真夏のような暑さがずっと続いていた

      • 自分の信じる「美」を追求したい

        周りの評価ではなく、自分の信じる「美」を追求しよう、表現しよう。 媚びへつらわず、周りの良さに合わせず、腰巾着にならず、大勢に好かれることを手放そう。 体調不良でぐったりするなか本を読んだり、見聞きした話を原稿にまとめたり、この数日間いろんな人たちと会話以上の「対話」をしたなかで冒頭のことを思った。 思い切って持ち出すまでもなく、多くの人がそうだ! そうだ! と思っていることだろう。宣言や表明の場をよく見かけている。 しかし、多くの人が、そうやって他者に見えるところで

        • 衝動のままに「しっそう」したいんだ

          数年ぶりに再会した友人、1年ぶりに再会した友人、1ヶ月前にも会った友人。 10月上旬、そんな日があった。鹿児島の友人が宮崎市内で展示をしていた。その最終日の終了間際に会場へ入ると、これまた約3年ぶりの友人に会った。 引き寄せ合うというか、趣味趣向が合うとはこういうことか。 久しぶりに会うとみんなの成長を感じる。 ちなみに僕は5年ぶりの健康診断で身長が1.5cm伸びていた(そういうことじゃあないよな)。 3年ぶりの友人に「はんちゃん」と呼ばれて嬉しかった。 1年ぶりの友

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        • 宮崎の片隅のランニング日記
          22本
        • 日々のヒビの日記(23年6月8日〜7月9日 + おまけ)
          33本
        • 2020年まとめ
          20本
        • 2019年記事まとめ
          12本
        • 2018年記事まとめ
          12本
        • 2017年記事まとめ
          15本

        記事

          足る、満足が腑に落ちるとき

          昨日、土曜日の話だ。個人的におもしろい出来事が起きた。これまで、その状況内にあるときは決まったパターンが起きていた。しかし、そうならないことが起きるんだなと発見があった。その気づきがすこぶる自分を楽しませたのだ。 週末になり、毎週ルーチンの長距離ランニングをした。平日に行った仕事の疲労がごっそり残っていたこと、その疲れをほぐすために昨晩ヘッドスパに通ったこともあり、100分以上は走らないと決めてランへ出かけた。 じっくりゆっくり噛み締めるように走った。疲れを溜めたくなかっ

          足る、満足が腑に落ちるとき

          夏の1コマ -ある7月、青島の風景-

          夏の雲を撮るのが好きだ。 どの季節よりも形が変化し、その感情の起伏そのままに晴天だったり雨天だったり、はたまた荒天だったりする。その変化の激しさ、良く言えば豊かさは顔の表情のようでもある。 時にはフワっとしているし、時には厳かだ。近くで見れば厳かで迫力があり平伏しそうになるが、遠目で眺めるとなんと美しい姿なのだろうとウットリすることもある。 そんなこともあり、夏は空ばかり見てるし、気になった雲はスマホでパシャリと撮っている。最近は外出時に「写ルンです」を持ち歩き、フィルム

          夏の1コマ -ある7月、青島の風景-

          ライオン・キングの新作をバリー・ジェンキンスが監督するなんて(ワクワク)

          お盆。実家の布団でゴロゴロしながらSNSをダラダラと眺めていると、不意に流れてきた映画の広告。 何の映画だろうと普段は即行で消すところをじっと見ていたところ、それは『ライオン・キング:ムファサ』だった。ライオン・キングといえば自分が幼稚園に通っていたころに公開されていた映画だ。初見は劇場ではなくビデオレンタルだったはず。夏休みか、学校がそんな長期休みの時期に、向かいに住む友人の家に近所の同世代が集まり、寝転がったり頬杖をついたりポテチを食べたりしながら見ていた。 みんな、

          ライオン・キングの新作をバリー・ジェンキンスが監督するなんて(ワクワク)

          気持ちを整理するための3,000字

          昂ぶったままの自分の心を整理する意味で書き連ねたい。 8月8日木曜日の夕方、宮崎県沖を震源とする最大震度6弱の地震が起きた。僕の暮らす宮崎市は震度5強だったらしい。そのとき僕は市街地の馴染みのコーヒーショップにいた。 「あ、地震…」という“いつもの”言葉がこぼれた。 日本に暮らしていれば「今日は雨ですね」くらいの軽い挨拶をするような具合で「地震ですね」なんて言葉を交わすことはある。 このときも最初はそのくらいのノリだった。だがすぐに張り詰めた気持ちになった。 カラカ

          気持ちを整理するための3,000字

          焼いたトマトの旨みのように、僕たちは生きることができるか

          朝食をつくろうと、とりあえずフライパンを取り出しオリーブオイルをしき、卵を割る。いつものように半熟の目玉焼きで済まそうと思ったが、咄嗟に冷蔵庫にある特大のトマトを思い出す。熱せられたトマトが醸す絶妙な甘さと酸っぱさ。そのおいしさにこれまで何度も感動してきた。半熟の溶け出す黄身との相性は抜群なはずだ。カットしたトマトを一緒にフライパンへしく。弱火で卵ともどもじっくり時間をかけて焼く。 そうだ、ヨーグルトも合わせると別々の食材の酸味が合わさって、さらにその味わいに深みが生まれる

          焼いたトマトの旨みのように、僕たちは生きることができるか

          本気にならないはずではなかったか

          「本気にならない」 2024年の正月に立てた、本年の一番大きい目標。今日、6月30日で上半期が終わり、日が変われば下半期という無慈悲な時の流れにため息をつきながら、そしてボンデリスのパンをかじりながらこの半年間を振り返ってみる。 蒸し蒸しする気候に加えて、食べたパンが熱に変わり体が内側から熱くなる。体の外も内もホット過ぎてどうしようもない。 そんな状態で不意に思ったのだった。 もうタイトルの通りなのだが「俺は今年、本気にならないはずではなかったか」と。 そんなふうに堂

          本気にならないはずではなかったか

          口内炎は何度できても噛むもので

          年末の暮れ感を思わせる。そんな5月末日だった。 暑くなったり寒なったりジメジメしたりカラッとしていたり。 変化が激しいけれど、朝晩は安定して涼しくて、静けさの支配する1ヶ月間だった。 眠るときは半袖短パンに掛け布団を一枚。 涼しく静かなひとときに、日の出か日の入りか、そんで星空の下を散歩したりランニングしたり。 自然や周囲の環境と歩調が合って、リズムが流れる営みは気分がいい。余計な考えから解放される。 GWごろは「五月病とか関係ねぇ」とか思っていた。 しかーし、世の中は

          口内炎は何度できても噛むもので

          文学空間計画 by 文学と汗

          「もう5年目なんだよね…」 感慨深い30代2人。 あのとき高校生だったあの子は大学生も後半へ。 あのとき東京へ行く寸前だったあの子は今宮崎のまちのど真ん中で働いている。 そして、この文芸誌がはじまったときはこの場所は生まれていなかった。 何かを続けることはドラマを生む 5/25(土)〜6/2(日)の期間、企画展「文学空間計画」が行われている。 場所は宮崎市の宮崎第一中学高等学校の近くにある「ギャラリー石蔵」さん。入場は無料。休館日である5月30日(木)以外は10時〜1

          文学空間計画 by 文学と汗

          たとえ「ふざけんな」という世の中であっても

          ピントが定まらない諸々について小麦や原油ものをはじめ、止まることのない輸入品目の高騰。それに止まることのない円安が拍車をかける。輸入品を主原料とした商品たちは値上がりし、ちまたに溢れる購買物たちの価格は上がり続けるばかり。そこへ上がり続ける税金がさらに加わり、世間の人々は上がることのない賃金で生活するというよくわからない状況。 そこへ加えて、昨年から施行されたインボイス制度や、HACCP導入義務・国の許可制などグローバルな規準を意識した制度強化などさまざまなシステムの導入

          たとえ「ふざけんな」という世の中であっても

          おわかれだ

          先日、友人のシンくんが旅立った。突然のことだった。まだ26歳だった。 2月の末に一緒に写真を撮りにいったばかりだった。彼の日産車に乗って3人、夕暮れの観光地・青島へ行った。綺麗な夕焼けと海を撮るはずが、暴風で重たい雲も流れてきた。寒い寒い! なんてみんなで笑っていたのが彼との最期の会話だったかもしれない。 シンくんとは4年前、新型コロナが流行り出したころに知り合った。馴染みのコーヒー屋で知人を介して。お互いに「よくいますよね」みたいな話がきっかけだったかもしれない。確か僕

          手紙を書くって、いいなと思った

          手紙を書くって、つくづくいいものだなと思った。 久しぶりにある人へ手紙を書いた。文具店で買ったレターセットをコーヒーチェーン店の角の席で広げる。周りに見られはしないかと、若干の恥ずかしさを覚えつつボールペンを走らせる。キーボードで文字を打つことに慣れてしまった今、手書きで文字を書こうとすると手が震える。汚い字しか書けないことに気づく。 ことばを発することは苦手だが、ことばを紡ぐことは好きだ。 なにより、ことばの宛先があることは、手紙を書くうえで大きな意味をもつ。固有な顔

          手紙を書くって、いいなと思った

          石を投げ込む時間

          久しぶりに朝にものを書く。仕事以外で朝にアウトプットを行うことはそんなにない。自分のことならなおさらだ。それでも朝早く起きて、卵かけ納豆ごはんをモリモリ食べて、深煎りのコーヒーをハンドリップして「ふーっ」とかため息ついている口のうちに何かを語り出さねばいけない気がしてきた。 なんだか自分は暇でも他人の目線では「忙しく見える」性分なようで、あまり人には「忙しい」と口にしないようにしている。そうでもしなければ仕事も遊びも誘いがやってこない。同じような稼業で忙しくしている人たちが