自分のコンサルティングをしてみよう ライターの場合
私はコンサルタントとして、ライターの方の相談に乗ることがあります。
ご相談者様の立場や悩みがどのようなものでも、私が相談に乗る場合のおおまかな流れは同じです。
1.がしっかりできていないと、どれだけ知識があっても、どんなテクニックを使っても、いつまでも悩みに追われたままです。
1.のために、私だけでなく多くのコンサルタントが使うのが「ロジックツリーを書く」という方法です。
ただ、フリーランスのライターの方であれば、きれいなロジックツリーを書くことよりも、素早く、たくさんのことを書きだすほうがいいでしょう。
どのような悩みを解決するか明らかにする
まず、今解決したい悩みを漠然とでいいので、書いてみます。
さて、上記の「書きだした内容」を見るとわかるのですが、根本的な悩みとして「仕事が少ない」があり、それ以外のことはすべて「仕事が少ない」という結果につながる「理由」と位置付けられるように見えます。
では、「仕事が少ない」を解決するために、他のどの悩みを解決すればいいでしょうか? 理想はすべての悩みを解決することですが、人間にできることには限界があります。あなたにとっての、優先順位をつけてみましょう。
仮にこのようにします
集客がうまくいき、仕事を早く正確にこなせれば、リピート依頼は増えます。リピートが増え、実績が増えれば知名度が上がります。そのため、まずは集客、そして仕事の質を高めるということを考えることにします。
「仕事の質を高めてから集客」という考えもあるのですが、ライターという仕事の性質上「仕事をこなすことで、スキルが磨かれていく」という面があるので、まずはチャンスをつかむことを優先します。
決定的に足を引っ張っている要素をなくす
「集客がうまくいかない」という悩みを解決するために、どのような解決法があるかを列挙します。これも、思いつくままにたくさん書きだしましょう。
思いつく限りのことをすべて書きだしたら、
「やっているが成果が出ていないこと」
「むしろ自分の足を引っ張っていること」
がないかを、確認します。
たとえば、
・WEBサイトはあるが連絡先を書いていない
・ポートフォリオが古くて最近の自分の実績が反映されていない
・SNSやブログで不謹慎な記事を書いてしまっている
など、改められることがあれば、すぐにでも改めましょう。
より良い状況に変えていく
書きだした解決法に優先順位をつけましょう。
ライター経験16年以上になる私ならば、次のように優先順位をつけます。
そして、重要度の高い
「A WEBサイトを作成」について、どのような作業が必要かを列挙します
「A ポートフォリオの作成、整理」については下記のように列挙します。
1つ1つの「解決策」について、自分がやるべき作業を列挙するのですが、1人で考えていると、どこかで限界が出てきます。
また、見落とし、思い込みなどもあるかもしれません。
そのようなとき、コンサルタントをはじめとする伴走者の存在が大きくなります。ロジックツリーを作る段階で、いかに多くの問題を洗い出せるかが、コンサルタントの腕の見せどころなのです。
私は、ライター志望の方のご相談に乗ることも多いですが、ロジックツリーを作っている段階で
「何をやればいいか見えてきた!」
と明るい表情になる方がとても多いです。
そして、私がお聞きした以上のことを「これもできそう!」「これもやらなくちゃ!」と思いついて、お話ししてくださる人もいます。
まずは、ご自身で「ライターである自分」のコンサルティングをしてみてください。
「悩みを言葉にできない」
「たったこれだけしか、解決策が見つからない」
というときには、ご相談くださいね。
河野陽炎のコンサルティング
スポットでのご相談
対面、ZOOM等:2時間 1万円~
メール、チャット等:一定の回数まで 1万円~
顧問契約
1か月あたり 5万円~
その他、ご相談内容に応じてお見積りをお出しします
kagerou@ican.zaq.ne.jp ⇒ @を半角に変えてお送りください
ご相談の際には
・ご依頼者様のお名前
・会社・店舗・施設などの名称、URL等
・お困りの内容
をお書き添えください。
いただいたサポートは、ライター志望、フリーランス志望、地方在住で起業を考える皆さんに向けたセミナー運営費用などに使わせていただきます。