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旅するプロ資格マニア

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プロ資格マニア(ライター、セミナー講師、コンサルタント)の河野陽炎は、よく旅をします。願書提出のため、受験のため、ホテルにこもって勉強するため、と理由はさまざま。資格マニアの皆さ… もっと読む
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2020年8月の記事一覧

きちんとした挫折をしてこそ残る何か 【プロ資格マニアの軌跡】

私は大学院の途中で入院・手術をして、それまで考えていた将来の道に踏み出すことが難しくなった。希望を失わずにいられたのは、いろいろな職業の人と知り合ったことで「私が考えていた人生以外にも、生きていく道はある」ということが分かったからだ。 ただ、もし「他の道もある」という事を知らず、「なんとしても、その人生を叶えたい」と思い、努力をすれば、何か方法があったかもしれない。 1つの道で精いっぱいの努力をせず「やれたかもしれないけど、やらなかった」という形で終わらせてしまうと、後の

これまで目指してきたこと、これからやりたいこと 【プロ資格マニアの軌跡】

15年以上前、起業 したときの目標 として 「闘病や介護などの事情があって外出が思うようにできなくても、働く方法があることを、人に伝えられるようになりたい」 ということがあった。 その目標はある程度、達成できたし、特別な人脈や営業力、機動力がなくても、自分や自分の仕事を見てもらうための具体的な方法も、人に伝えられるようになった。今後も、そのための活動を続けていく。 そのことに加えて、自分自身の望みであった 「資格マニアを仕事にする」 ってことも、実践していきたい。具体的に

ライターの職業病 として「たとえどんな災難にあっても……」

ある方から相談されたことがある。 「文章を書く仕事って魅力的だけれど、私には特別な経験とか資格がない。売り込むポイントがないから、無理ですよね」 ライターの職業病として 「たとえどんな災難にあっても、反射的に『よし、これで書くネタ1つ、2つ3つができた』と考えてしまう」 ということはある。 私も耳の病気から、胸の病気、子宮や卵巣のことも含めて、自分の経験を隠すことはしていない。しかし、病気やケガ、災難の話なんて、延々と読まされれば疲れてしまう。 そういう話は、誰もが「1

おかれた環境のなかでできることに取り組む #8月31日の夜に

人類がこれまで幾多の疫病に振り回され、多くの死者が出たこともあるのは、歴史の勉強なんかで知ってはいた。でも、今の時代に疫病が蔓延して、世界中の人が疫病に振り回されるなんてことが、あるとは思っていなかった。 この夏は会いたい人にもなかなか会えず、思うように移動もできなかった。とはいえ、どうしても外出しなければならないときは、電車やバスも動いていたし、必要なものは買うことができて、病院にも行くことができた。 私が尊敬するジョン万次郎さんや菅原道真公は、そんなこともできなかった

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うざいと思ったわけじゃないけど拡散はしておく

農林水産省の「ばずまふ」というチャンネルは、侮れないと思っている。 うざいと思ったら拡散・カバーしてというこの歌も、うざいと思ったわけじゃないが、侮れないとは思うので、拡散しよう。

夢を叶えるためのスケジュール 【プロ資格マニアの軌跡】

たとえば「資格試験に合格する」「〇〇の大会で優勝する」といった夢を叶えるための計画を立てるとき、勉強や練習のことだけを考えてスケジュールを立てると、上手くいかなくなることが多い。 私はまず ・身辺の整理整頓、不用品の処分 ・必要な道具をそろえること ・不測の事態への備え ・自分だけでなく家族のスケジュールも確認 これらの時間をきちんととることが大事だ。 特に「必要なものが見当たらず、探し回る時間」というのは、とても無駄な時間だ。勉強や練習を始めてから、無駄な時間を過ごさな

昨日は乳腺エコーの日 【プロ資格マニアの軌跡】

26歳のとき、はじめて乳腺外科にお世話になってから、もう17年も同じ先生にお世話になっている。先生がおつとめの病院が変わったときも、ストーカーのごとくつきまとってきたのだ。 7年前、思いがけず手術を受けることになったのと、12年くらい前、お薬を飲んでいる途中にアナフィラキシーショックになったこと以外は、おかげさまで大したできごともなかった。 とはいえ、手術のことも、アナフィラキシーショックのことも、結果的に新しい人生に進むチャンスを連れてきてくれたから、それでよいのだ。

時間がないときほど「数分を投資する」習慣を 【プロ資格マニアの軌跡】

「時間をムダにしない」こととは、「休みなく予定を詰め込み、すべてに全力で取り組む」こととは違う。「何のための時間かを意識しないまま過ごし、なんとなく過ぎ去ってしまう時間」を極力減らすこと。休憩するなら「今は休憩だ」と意識して、しっかり休むこと。それが時間のムダをなくすということだ。 仕事の締め切りや、資格試験の試験日が迫ってくると「1分、1秒でも惜しい」という気持ちになり、机の前に座るなりすぐに作業を始めてしまう、ということもある。でも、今後の時間の流れをどのようなものにす

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プロ資格マニアのリモート勉強セットを紹介します

自宅で勉強するときだけでなく、庭や公園、カフェなどで勉強するときに持ち歩いているものを紹介します。 持ち歩く荷物はA6サイズのバッグインバッグに入る量に限り、重さが負担にならないように気をつけています。

「同じことの繰り返し……」と言えるまでに人は努力をしている 【プロ資格マニアの軌跡】

旅行業界で働いている友人と、医療関係の仕事をしている友人から 「仕事は、同じようなことの繰り返し」 という発言があって、驚いたことがある。この2人に面識はなく、私はそれぞれの友人と昼ご飯を食べる約束をして、別の日に会った。それなのに、2人がまったく同じことを言ったので、驚いたのだ。 旅行業界も、医療関係の仕事も、いろいろな知識や技術が必要だし、たぶんその仕事に就いたときは、未知のことばかりだったのだと想像する。未知のことを1つ1つおぼえて、「同じようなこと……」と言えるまで

大げさなセールスポイントが見当たらなくても 【プロ資格マニアの軌跡】

フリーランスは「これが私のセールスポイント!」と言える特長を持つべきだと、よく言われる。何を売っているか分からない店より、「○○が美味しい!」「〇〇と言えばこの店!」と認識される店のほうが、お客様が集まりやすいのと同じことだ。 ただ、フリーランスにとって「〇〇」の部分は、あまりとがったもの、奇抜なものである必要はない。特に、駆け出しの時期には「○○が得意です」ということが不安だったり、自信がなかったりする。それでも、下記のようなことならアピールしやすいのではないだろうか?

水溜りボンドさんが毎日投稿を終了するそうだ

2020年8月13日に水溜りボンドさんが公開した動画で「毎日投稿を終了する」というアナウンスがあった。半年前に告知してくださるのは、視聴者への思いやりだろう。 私は、怖い話研究家として水溜りボンドさんの動画に出会い、都市伝説や怖い話以外の動画も見るようになった。やがてコンサルタントとして、YouTuberというビジネスモデルについて研究するようにもなり、動画に関連する職業につく人のコンサルティングをするようになり……と、自分の仕事の範囲が広がっていった。 私の個人的な思い

努力家なのに…… 【プロ資格マニアの軌跡】

昨日の話とも少し関係があるので、記事をリンクしておこう。 私が今よりずっと若く、まだ資格マニアとも呼べない存在だった頃のこと。その頃の知人に「勉強を真面目にしていて、ノートもちゃんととって、記憶力もよい。それなのに、あれっと思うようなミスを試験本番でやってしまう」という人がいた。 普段の態度から、周囲の人も私も「あの人は努力家で頭がいい」と思っていた。だからこそ、試験の成績が発表されたとき、「なんであの人が?」と驚くこともあった。 後になって気づいたのだが、その人の点数

「文句ばかり言ってる人」のイメージはどこから来たか? 【プロ資格マニアの軌跡】

もう20年くらい前だけれど、ある知人が「あの人はいつも文句、愚痴ばかり言っている」という評価をされていた。私もある時まで「そうだよね」と感じていた。 でも「どんな愚痴をその人から聞かされたのか?」と言われても、特に思い出せないことに気づいた。文句や愚痴以外のことも話しているし、むしろ楽しい話もしていることにも気づいた。 それなのに、その人と実際に会ったり、話したりしたときには、 「あぁ、なんか愚痴が始まるのかなぁ?」 と思ってしまう。 「なぜ?」と考えて思い当たったのが