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水溜りボンドさんが毎日投稿を終了するそうだ

2020年8月13日に水溜りボンドさんが公開した動画で「毎日投稿を終了する」というアナウンスがあった。半年前に告知してくださるのは、視聴者への思いやりだろう。

私は、怖い話研究家として水溜りボンドさんの動画に出会い、都市伝説や怖い話以外の動画も見るようになった。やがてコンサルタントとして、YouTuberというビジネスモデルについて研究するようにもなり、動画に関連する職業につく人のコンサルティングをするようになり……と、自分の仕事の範囲が広がっていった。

私の個人的な思い出について、今回は書かせてもらおうともう。

きさらぎ駅の動画を見た

怖い話の場がテレビなどのメディアからYouTubeに移っているので、怖い話研究家としてはYouTubeチェックが欠かせなくなった。そのような中で出会ったのが「存在しないきさらぎ駅をGoogle Mapで調べたら出た【都市伝説】」という、水溜りボンドさんの動画だった。

他の動画も見た

失礼になるかもしれないが、水溜りボンドさんは「〇〇という動画がすごい注目されたから、成長した」というタイプではない。言い換えれば、どの動画もまんべんなく、再生されている。

無人島企画や大食い・早食いとかも、初めから大注目されたというより、実績を重ねて認知されてきたという感じがした。チャーハンの動画や相方が逮捕されたドッキリ(カンタさんが逮捕されるほう)などの再生数がすごい伸びた時点では、すでに水溜りボンドさんの認知度は高かった。

YouTuberというビジネスモデルを研究した

水溜りボンドさんの特徴を知るには、他のYouTuberについても知り、比較するということが有効だ。しばらく時間をかけてYouTuberというビジネスモデルを研究した。

この時点で、私が「この研究を、なんらかの形で世に出そう」と思っていたわけではない。ただ、私は自分が好きな動物園にせよ、ウルトラマンにせよ、「ビジネスモデルとしてどうなのか?」という観点から見る習慣があるので、YouTuberについてもそう考えたのだ。

映像関係の方からコンサルティング依頼が来た

私はフリーランス・個人事業主の方のためのビジネスコンサルティングを行っている。私がYouTuber研究を進めていたころ、映像制作関係の仕事をしている人から「集客計画についてコンサルティングをお願いしたい」という依頼がきた。

それまでの私なら自信を持ってご相談に乗れなかった点も、YouTuber研究のおかげでだいぶ自信がつき、有意義なコンサルティングをすることができた。YouTuber研究のきっかけを作ってくださった水溜りボンドさんには、とても感謝している。

水溜りボンドさんが守っている2つのこと

水溜りボンドさんの動画を見ていて感じるのは、
・企画を考え行動に移すのが楽しくてたまらない
・2人の仲が良い
という雰囲気を常に壊さず、動画やTwitter、Instagramなどあらゆる媒体でその点を前面に押し出しているところだ。

イベント、ラジオのレギュラー出演、雑誌で取り上げられるなどさまざまな仕事があるなかで、どの媒体でも上記の2つのことをぶれずに表現している。逆にいえば、上記の2つさえ守られていたら、視聴者は安心するわけだから、どんな企画をやってもあたたかい視線が降り注ぐことだろう。

経営を多角化しても混乱しないコツを押さえている

水溜りボンドさんはYouTubeだけでなく、ラジオのレギュラー出演やテレビ出演、イベント、グッズ販売、雑誌への登場、CM出演などさまざまな場で活躍している。

これだけ様々な活動をしても混乱しないコツとして「活動の根本は何なのか?」を押さえてらっしゃる。それは「水溜りボンドというコンビであること」だと、「毎日投稿を終了」の動画でもおっしゃっていたし、以前からそのような発言をされていた。

実は、私自身が執筆の仕事以外に、セミナーやコンサルティングなど様々な仕事をいただくようになり、混乱して世界が灰色に見えた時期がある。

でも「ある時はライターで、ある時は講師で、ある時はコンサルタントで……」という考え方をやめて、「私という1人の人間がいて、そこに私と縁のある仕事が持ち込まれているのだ。いちいち別の人間になるわけじゃない」と考え直したことで、精神的に落ち着いたものだった。

「根本に何かがあって、その上でいろいろな仕事を手掛けていく」という考え方は、水溜りボンドさんに教わったように思う。

毎日投稿は12月いっぱいで終了するそうだが、今後のご活躍がますます楽しみだ。

水溜りボンドさんの動画で好きなものを、最後に紹介しておく。


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