時間がないときほど「数分を投資する」習慣を 【プロ資格マニアの軌跡】
「時間をムダにしない」こととは、「休みなく予定を詰め込み、すべてに全力で取り組む」こととは違う。「何のための時間かを意識しないまま過ごし、なんとなく過ぎ去ってしまう時間」を極力減らすこと。休憩するなら「今は休憩だ」と意識して、しっかり休むこと。それが時間のムダをなくすということだ。
仕事の締め切りや、資格試験の試験日が迫ってくると「1分、1秒でも惜しい」という気持ちになり、机の前に座るなりすぐに作業を始めてしまう、ということもある。でも、今後の時間の流れをどのようなものにするか、何と何の作業をし、何を習得すべきかを意識しないまま、やみくもに作業を始めると、結果的に時間のムダが多くなる。
朝、パソコンの電源を入れる前に「これから何をするのか」、その流れと作業の終わりを自分の中で確認してから取り組み始めると、スムーズに進む。そして作業が終わった後も、だらだらネットサーフィンを続けるようなことが減ってくる。
流れと終わりを確認するのに、ほんの数十秒を使うだけだ。その数十秒を投資することで、未来が変わってくる。
また1日の終わり、ギリギリまでやみくもに仕事や勉強を続けるのではなく、ほんの10分でいいので、今日の反省点を洗い出し、明日の作業内容を確認しよう。そうすることで「明日の流れ」がスムーズになる。
1週間の終わりには「来週やるべきことと、その流れ」を確認しよう。もちろん予想外のことが起こることもある。でも「本来はこういう流れだった」という意識があれば、リカバリーすることや、思い切って流れを変えることの判断もしやすくなるものだ。
河野陽炎の本とコンサルティング
プロ資格マニアの本はけっこう売れているのですが、コンサルティングの本は相手にされていません、さびしいです。
現在、ネットショップ経営者の方、そして移住&起業をご希望の方のコンサルティングが続いています。
いただいたサポートは、ライター志望、フリーランス志望、地方在住で起業を考える皆さんに向けたセミナー運営費用などに使わせていただきます。