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倉澤資成教授の『入門・価格理論』の第1章「価格理論の考え方」と第2章「需要と供給」を練習問題とともに、再読した。やはり、経済学(その中でも理論経済学)は、いいですよね。頭がすっきり整理されますよね。経済学に対する安直な批判も、実は、大きくは、理論経済学に包含されてしまうことが多いのであろうということですよね。倉澤資成教授は、この2章分の記述で、言葉にすごくこだわりを見せていますよね。類書だと、あまり気にかけないで、やっていくところに、こだわって説明してくれていますよね。学生時代に、本書に、疑問点や気付いたことや補足事項などをメモしながら読んでいたわけですが、今の自分とまったく違う別人がメモしているような印象を受けることにびっくりします。その学生時代に教科書(経済学・法学・経営学)に鉛筆やボールペンでしていた、びっちりと書かれたメモって、どれも論文ネタになりうるような気がします。約30年経ってから、そのメモを見ると、そんなことがわからなかったんだとか、そんなことを疑問に思ってたんだとか、そんなことと関連付けてたんだとびっくりするのです。本書は、意外と文章で頑張って、直感的に、書かれているので、西村和雄教授(京都大学)の本や武隈慎一教授(一橋大学)の本のほうが、わかりやすいという人がいるのも、わかるような気がします。何回も、再読してみようと思っています。この2章分は、ざっくり言うと「価格決定理論」について言及してくれているのであろうと思っています。「価格決定理論」だけでも、これだけ、分析的に、物事を見ることができるのかということで、改めて、理論経済学に驚きの感もあります。理論経済学って、数学を使うことだけが、ありがたがれてしまうことが多いけど、このレベルのことを、何回も考えて、吟味するというのも、十分評価されてもいいのではないかと思う。その吟味を、このnoteブログで、展開できればいいなあと思う。とりあえずは、全体を通読してから、また戻って、各章を精読して行きたい。

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