Netflixオリジナル「フィアー・ストリート Part 1: 1994」の感想

異なる三つの時代から構成されたオカルトホラー三部作の一作目。時代はオルタナティブロックやギャングスタラップが流行る1994年、舞台はシェイディサイドという定期的に殺人事件が起こる街。

雰囲気が似ている「ストレンジャー・シングス」にも出演しているイーサン・ホークの娘マヤ・ホークが冒頭から出演(しかも場所はショッピングモール)しますが「スクリーム」のあの人みたいな扱いは一種のオマージュでしょうか。時代こそ90年代なものの「サム」という人物のミスリード含む主人公との関係やこの時代で既にネットでチャットをやるナード的キャラの活躍ははある意味現代的で、そのサムが中心となる終盤の展開は死なない事が重要なスラッシャー系ホラーにとっては異色かも。襲われ方・殺され方がワンパターンなのが少し残念ですが終盤のモール内での糸鋸はなかなかのもので、冒頭でも観れた青と赤の配色で構成されたモールはダリオ・アルジェント監督「インフェルノ」(notトム・ハンクス)風で個人的に好みでした。

流れるレディオヘッドやホワイトゾンビやサイプレスヒル等は勿論ですが、ビースティボーイズやガンズのポスターやアイアンメイデンのTシャツ、病院におけるロバータ・フラック「やさしく歌って(Killing Me Softly With His Song)」の選曲にも注目。

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