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マンホール探訪記

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ときには立ち止まり、足元を見つめる。
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2016年5月の記事一覧

茨城県取手市のマンホール

茨城県取手市のマンホール

 日本には、下水道の日というものがあって、それが9月10日だということを、俺は「トコトンやさしい下水道の本」を読んで知った。
 いったいどれくらいの人が、下水道の日は何月何日かを正確に言えるかはともかくとして、取手市民ならば、結構な割合で言えるのではなかろうか。
 なぜならば、取手駅周辺のマンホールに、9月10日は下水道の日と書いてあるからだ。

 茨城県取手市のマンホールには、月桂樹、ケヤキ、モ

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北海道函館市のマンホール

北海道函館市のマンホール

 現在、北海道新幹線は函館が終点となっている。
 2030年度までには札幌まで延伸をする計画なのだそうだが、そのおかげで、函館は、中国人やタイ人の観光客でとても賑わっていた。

 北海道函館市のマンホールには、市の魚に指定されている函館名産のイカがデザインされている。

青森県青森市のマンホール

青森県青森市のマンホール

 塩マニアである。
 とにかく塩が好きで、旅行に行ったら、その土地の塩を買わなければ気が済まない。
 青森で買った塩は、この「津軽海峡の塩」だ。

 青森県青森市のマンホールには、青森ねぶた祭りの「ねぶた」と「はねと」がデザインされている。

栃木県芳賀郡益子市のマンホール

栃木県芳賀郡益子市のマンホール

 前々から、新しいご飯茶碗が欲しいと思っていた。
 そんな折に深夜ラジオを聴いていたら、パーソナリティーの伊集院光さんが、自転車で益子町へ益子焼の茶碗を買いに行ったと面白おかしくしゃべっていたので、ならばと俺は電車を乗り継いで益子焼を買いに行った。

 焼き物の里、栃木県芳賀郡益子町のマンホールには、 町の鳥ウグイスを中心にして、町の花山百合、町の木赤松、そして益子焼の焼き物がデザインされている。

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青森県八戸市のマンホール

青森県八戸市のマンホール

 八戸市では、スーパーホテルという御大層な名前のホテルで一泊したのだが、ビュッフェ形式の朝食で、せんべい汁というものが出されていた。その時は、見た目がなんだか気持ち悪かったので素通りしてしまったのだが、後で調べてみたら、土地の郷土料理であった。そんなことならば、チャレンジしておけばよかったと、いまさらながら悔やんでいる。
 好奇心のアンテナが、寝起き直後で、まだ十分に機能していなかったのかもしれな

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岩手県久慈市のマンホール

岩手県久慈市のマンホール

 俺は朝ドラを見る習慣はないが、NHKの朝の連続テレビ小説「あまちゃん」が社会現象になったことは知っている。
 そもそも、テレビというものをほぼ見ない。見るのは、火野正平が自転車で旅する番組と、天気予報だけだ。
 べつにそれで、生活に困るということはない。
 その代わりにラジオはよく聴く。ラジオファンといってもいいだろう。
 あと、ウディ・アレンが自主制作で作った映画「ラジオデイズ」はおすすめ映画

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青森県上北郡野辺地町のマンホール

青森県上北郡野辺地町のマンホール

 レイ・ブラッドベリの短編『霧笛』は、たった一匹だけ絶滅から逃れた恐竜が、百万年もの間、海底深くで生きていて、濃霧の夜に、霧笛を聴きに灯台を訪れるという話だ。灯台から発せられるその音が、仲間の遠吠えに似ているからである。
 もの悲しく儚い、たった15ページほどの小さな小さな作品だ。

 青森県上北郡野辺地町のマンホールには、町にある、日本最古の灯台といわれる「浜町の常夜燈」がデザインされていて、そ

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