【愛着・AC 克服記録】Theory 1 現代の精神医学に問う。治らない理論に価値はない、実際動くシステムにこそ価値がある。

コラム【現代の精神医学に問う。治らない理論に価値はない、実際動くシステムにこそ価値がある】
(中の人、理系の博士号取得者なので、まんざら適当なことを書いてるわけではないのですよ?)
 医学ってすばらしいですよね。風邪引いたら解熱剤とか抗生物質とかもらえて治りが早くなるし。人類はかなりの感染症に対して有効な対応策を発明してきました。さまざまな疾病も有効な新薬が開発されたり、精密な外科手術の技術も発展したり、とにかくお医者さんのたゆまぬ努力には敬意の念しかありません。

 でも、ここで思考を止めたら、お医者さんに服従することになるので、ちょっと考えてみましょう。どうして、お医者さんは、病気を治せるのでしょうか?それは、何かの資格を持っているから?手術や点滴の技術があるから?患者さんに寄り添ってくれるから?どれも違いますよね。答えは簡単で、「身体の仕組みと病気のメカニズム」を知っているからです。だから、メカニズムが難しい "がん" などは、まだまだ治療が難しいし、ALS (筋萎縮性側索硬化症) のような病気は、難病指定されているほど、その仕組みの理解が困難を究めているわけです。つまり、お医者さんは「仕組みがわからない病気は『治せない』」わけです。(←ここに異議のある方は、ぜひ教えてくれ。的を射た答えなら、僕も考えたい。仕組みはわからんけど機能する薬がある、とかは反論にならない [治るのが大事])

 ……さて。では我々の本題である、「精神疾患」はどうなんでしょう?お医者さんは、どこまで「精神の仕組み」を知っているのでしょうか?
 「人の心は神経細胞同士の神経伝達物質のやり取りが全てだ」、って言う人いますけど、、、そりゃ生物学的にはそうでしょうよ。ここに何か異常をきたしたら、何かの疾患を発症するのかもしれませんよ?うつ病とかには、セロトニン再取り込み阻害剤とかが有効なのかもしれませんよ?
 でもそれって、「交通渋滞は全て車でできているのだ!」って言っちゃってる可哀想な人と同レベルで、そんな発想では「なんでそもそも渋滞が起きるんですかー?」「根本的に解消するにはどうしたらいいですかー?」という切実な願いには答えられないのです。

 つまり、『精神は生物学的なパーツから成り立っている』という考え方だけで、精神疾患の全てを説明できないなら、その考え方を精神疾患に用いるレベルには理解が成熟してないってことなんです。

 では、僕は何をしようと言うのか?それは、"心の問題" に起因する「精神疾患」を根本的に解決する理論の構築です。(僕はこの点は今後も強調していきますが、"身体の問題" と "心の問題" は分けて考えないと、解決できないです。)
 ここでもし、「そんなことできるわけない、そもそも心理学を勉強してないし、臨床心理士の資格もajglwjegle;lajhhpo…」
 ちょっと黙っててください。あなたたちは根本的な治し方、もとい克服の仕方の発明に至っていないんだから、立場は僕とどっこいどっこいですよ (上から見下してんじゃねぇぞ、タコが)。そんな理論を振りかざしても、街なかでブチ切れてるおじさんと同レベルですよ笑。

 今後の流れは、次のような感じです。

① まずは、仮説を立てる
 サイエンス (= 科学) というものは、どうやって進めるのか?それは、生き物を飼育したり、星を観察する中で、「…ん?…これって…こうゆう仕組みで動いてんじゃね? (真理キター!)」っていう "理論 (仮) = 仮説" を立てるわけです。ここで必要なのは、「1回きりじゃなく、何度でも起こる現象」ではなく、「1回でもいいから、生の出来事を詳細に記述して、そのメカニズムに対して鋭い洞察力を働かせる」です。何回もやる必要があるのは、あくまで足場を固めるのが目的です 。
(実験の再現性というやつです。STAP 細胞は、"再現しなかった" から、論文撤回となったのです。また別の人が、別の方法で STAP 細胞的なものを発見したとしても、"やっぱりあったじゃないか!"的な批判はかなりお門違いです。)

 こうゆうこと言うと、「いやいや、エビデンスこそ科学でしょ?エビデンス示せ、このタコ」って言われそうですよね。むかつく。そんな奴らにまじで言いたい。「ガチのACサバイバーの克服記録以上のエビデンスがあんのか?コラ じゃあてめぇの小さな頭で解決策ひねり出せっつーの 口先だけ達者で何にもできないひょっとこ野郎はすっこんでろ、このヌケサクが」

こうして、仮説ができました。では次は?

② 仮説そのものに問題がないかを検証
 作った仮説そのものに論理的問題 (こうゆう問題を "瑕疵 (かし)" = 何かが欠けている、といいます) があれば、その仮説は踏んづけてしまえば良いのです。でも、ちょっといじって動きが回復するなら、仮説として残せます。

③ どこまで適応できるのか?
― これまでの現象との整合性・これまで用いられていた理論の矛盾の指摘―

 実際は、ここが山場です。もし新しく作った仮説が、これまで仕組みが分かっている現象に当てはめられるなら、整合性という問題点はクリアできます。また、これまで未解決だった現象を説明できるなら、それは良い理論です。さらに、いままで代わりに用いられていた理論の矛盾まで指摘できたら、最強ですよね。

 ってなわけで、この克服記録と平行して、僕は理論構築を進めます。このコラムでは、僕が構築した理論について、愛着障害・アダルトチルドレンだけでなく、さまざまな精神疾患にも応用できるかを試していきます。そのためには、僕自身の精神医学の知識も増強しないといけないので (使えるものはどんどん使うし、使えないものでも知識は必要)、けっこうたいへんそうですが、がんばります。

「精神疾患」の「特効薬」の開発を目指して―――――

(異論・反論受け付けます、、、がそれ以上に、みんなで考えて解決策見つけましょうよ。お医者さんに縋るのも、宗教家さんに縋るのも、もうやめにしませんか?

サポートの目安はアサヒ・ザ・リッチ1本文です。