七夕に願いを。

ここ4年ほど、七夕には同じ願いを祈っている。

"どうか、あの人にまた会えますように。
もっと、一緒にいられますように。
あわよくば、好きになってくれますように。"


「会えるといいね」って彼が言ったから、
「きっと会えますよ。だって、七夕の日に"会えますように"ってお願いしましたもん。」と私は言う。すると彼は言った。
「なにそれ、ロマンチック。そうだね、きっと会えるよ。」

初めて会った年のやり取りは、今でも大切な思い出。


何年経っても、同じように願ってる。

どうか、また会えますように。

前に会った日が最後になりませんように。


織姫と彦星のことを考えながら、自分の願いばかりで嫌になる。

それでもやっぱり、会いたいと願い、愛されたいと焦がれるのだから、やっぱり私はただの女でしかないのだなと思う。七夕だってなんだっていいから、ただ、願わずにはいられないのだ。自分と彼のことばかりで、欲深で、みっともないくらい恋してる。


いつか終わりがきて、何食わぬ顔でまた新しい扉が開くのかもしれないけれど、懲りもせず今年もまた、同じ願いを星に祈った。


"どうか、あの人にまた会えますように。
もっと、一緒にいられますように。
あわよくば、好きになってくれますように。"



サポートとても嬉しいです。凹んだ時や、人の幸せを素直に喜べない”ひねくれ期”に、心を丸くしてくれるようなものにあてさせていただきます。先日、ティラミスと珈琲を頂きました。なんだか少し、心が優しくなれた気がします。