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1月1日(金)

年初めという改まった気持ちは特になく昨日はテレビを見ていて気づけば年を越していた。その後も酒を飲んでテレビを見て、テレビってこんなに面白かったっけ。と思うのはいままでとは違う、この人たち正月のこの時間から仕事していてすごい。なんていう視点があったり、でも生放送でコントやったりフリートークしたり笑いをとる仕事って本当に大変だろうなあ。なんて思ってしまう。それ以上に思うのは歌番組。紅白もCDTVも毎年チャンネルを回しながら見ているけれど、なんだか今年は知らない歌手も多くなってきて、自分が歳をとったというか世の中が好きなものとは少しづつ距離ができてきてしまっているんだな。と感じるきっかけにもなった。

いつも通り風呂に入って寝て、今日が始まった。
1日中家にいて、テレビを見てお菓子を食べてひたすらに「風の谷のナウシカ」の原作を読んでいた。

この正月にしようと思っていたことはこれで、私の願望を早くも達成された。ナウシカは子供の頃から映画で見ていたけれど、正直そんなに好きな作品ではなかった。紅の豚やもののけ姫、千と千尋やハウルの方が面白かった。でもその頃の自分はナウシカの原作は漫画で、映画になっている内容はごく一部分であるということを知らなかった。大学生のときに原作を買って、読んで、驚いたし感動したしとにかく果てしないものを読んでしまった。と感じた。なんだかこんなことを考える人がいるのかと思ったのは手塚治虫以来だったし、手塚治虫はもう死んでいていまの時代を生きている人に対してそういう感情を抱いたことはなかった。宮崎駿の作る作品はすごく好きで、ずーっと見てきた。けれど、その人が書いたナウシカという作品はそれほどまでに果てしない、と私に感じさせた。

初めて読んでから、これまで何回読んだかわからないけれど、ここ何年かは読んでいなかった。読みたくなった。でも気合いというか、集中して読みたい。と思ったからなかなか手を出さないうちに年末を迎えてしまったのだけれど、やっと。

やっぱり、果てしない。

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