見出し画像

真夜中

いろいろな言葉に魅力を感じるけれどその中でも魅力的なひとつが真夜中。真夜中がどの時間を指しているのかをはっきりわからないけれどなんとなくこれくらいの時間だろうというくらいはわかる。

真夜中は意識が大きくはっきりする。
昼間のうちに閉じ込めている自分の意識がむくむくと起きてくる。
これまでのこと、これからのこと。そのときの頭の中に浮かんできたことからはじまって考えても仕方のないことをひたすら考えたり、どうせ明日になったらどうでもいいと思うことを必死になって計画してみたりする。真夜中は不思議な時間でずっと変わらない自分が自分を支配する時間なのだと感じた。

歳をとって経験を積んでいろいろなことが見えてくる。
見えてくると考え方も変わってきて、それまでの自分とはもう違う。
けれどもなにも変わらない自分もいる。それはどんどん小さくなっていく。けれども存在はし続ける。そんな自分が真夜中にいる。

生活の中で忘れないように真夜中を生きることができればいい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?