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僕はずっと、数学の勉強法を間違えていた

数学は好きですか?

ごきげんよう、コウシロウです。今回は勉強の話になります。ええぇ、まじめな話?やだよーなんて思わないで。数学を勉強するのが好きというと、まじめ君?変わってるね、すごいね、頭いいんだね、とか言われますが、僕が自分を認識する範囲では、どれも違います。別に、数学をするのは、テレビを見たり、漫画を読んだりすることと大差ないので。数学を勉強するのは、暇を持て余した天才の遊びではないのです。もっと身近に数学を。では、本題です。

いつから数学が好きになったんだろう

数学が好きになったのはいつごろからだろう?そうだ、高校の入学直後にはもう高校数学へのやる気があったな。

小学校、中学校では数学(小学校では算数)の成績は、できないわけではないけど、突き抜けてはいない、できる子の標準、という感じでした。そもそも小2で九九を習うじゃないですか。7の段に苦戦しました(笑)。幼いころから数字に興味を持ったわけでもありませんし、公文でガリガリやっていたわけでもありません。計算は遅かったです。覚えているのは、小学校での計算練習で、ひっ算をひたすら解くみたいなのでしたが、終わった子から先生のところに行って丸付けをしてもらうっていう時間がありました。僕は満点は取れるとれるものの、いつも丸付けしてもらえるのは最後の方でした。あと、高校受験の時の塾での計算練習は地獄のようにつらかった。解くのが遅すぎるのです。図形とかはできるのにね。しかし、小中学校と僕より数学の成績が良かった子達はほぼ皆、今の僕の数学力には勝てないでしょう。こうなった訳を話して行きます。

高校で覚醒

僕は高校受験をして第一志望に受かりました。入学直後くらいに自分で赤チャートを買ったのを覚えているので、もう好きだったのでしょう。高校受験期は、順位を決めるとしたら数学が1番好きかなー、くらいで猛烈に好きというわけではなかったと思います。今は猛烈に好きですが。

しかし、高校からはとりあえず数学と英語から固めるべきだよなと思い、始めたのだと思います。明確にこの時から好きになった!といったエピソードはないです。だがそれからズブズブと数学沼にハマっていくことになるとは…。

高校生の時やっていたのは、学校で配られた教科書傍用問題集と赤チャートでした。赤チャートはノリで選びました。別に青チャートでよかっただろ…と今は思いますが、調子に乗りました。教科書傍用問題集は、定期テストの2週間前とかに、ここからここまで解いてノート提出ねー、という感じでした。チャートは完全に自学用です。

この教科書傍用問題集、4ステップなどが代表格ですが、解説が不親切で評判悪いらしいですね。やってる時、それは知りませんでした。いやなぜか困ったことはありませんでしたね。センスあったのかな、そんなわけないか、だって赤チャートがむずいのよ!!!そう、赤チャートに苦戦してました。最初にやる数Iの、絶対値とか二次関数の場合分けが難しかった。でもなんとか進めてましたね。塾などには行ってませんでしたが。

僕の学校は数学の進度は早く、3年生の夏には数Ⅲまだ終わるといった感じでした。僕はそれよりも早くガンガン予習をしていました。一年生の終わりに増減表を書いていた記憶があります。(増減表は数Ⅱの範囲)。予習するうちにだんだんと数学の魅力に取り憑かれ、数学への情熱が自然と育まれていました。

今思えば、勉強の仕方は甘かったと思いますが、模試を受けると、数学だけならノリで学年一位を取ったりもしました。あと東北大の過去問で7割程度取れる時もありました。

大改革

そんな僕が数学の勉強を1から見直したのは大学に受かってからです。基礎から順番にやり直すことにしました。なぜこう思ったかはよく覚えてないのですが…。なんだか中途半端な数学力しかついていないなと思った気がしたからです。その時の考えは、「問題集ベースで進める。計算→網羅→標準→応用と飛ばさず順を追えばどんな問題も解けるようになるはず!というものでした。そこでもう一度高校の時の取っておいた傍用問題集とチャートを1からやり直し始めます。

しかしこれがな…

数学の勉強にあたって参考書ルートを組む際、無視できないのが「大学への数学」シリーズです。知ってはいましたがやったことはありませんでした。でも良いのかなーと思っていました。大学への数学は月刊の数学問題集雑誌で、東京出版というところから出ています。1対1対応の演習が有名です。

こいつらが俺の数学人生を変えるとはな…

大学への数学の月刊誌には「学力コンテスト」という企画があります。(略してガッコン)。月刊誌の巻末についている問題を解いて東京出版に採点してもらい、全国の数学好きたちと点数や解法の鮮やかさを競う、昔からある名物企画です。もちろんこの存在は知っていましたし、本屋に行くたびに「今月のガッコンはどんなだろうなー」と目を輝かせてパラパラみたりしてました。

しかし、やるにはまだ早い、そう思っていました。なんせガッコンは難問揃いです。ガッコンに手を出すのは、最初に思った、「基礎から順番に飛ばさずやる」ことに反します。今やってもまだ解けないだろうと。

しかしついに…

本屋で本誌を少し見るのを3ヶ月程度繰り返した結果、ついに2月号にして大学への数学を買ってしまいました。はあ、我慢できなかった。そしていきなりダメ元でガッコンに応募します。まあ解けないだろうな…。

結果 → 97/100

??!?!!!???!!

なんだできるじゃないか!!!!

これまで数学への向き合い方を間違えてたね

結論から言うと、数学は考える学問です。順番とかはいいのです。もちろん、基礎から積み上げることは効率がいいのはわかります。けど、それを理由に難しい問題を、まだ早い、と言って解かないのは違うかなと。

たとえ基礎が不完全でも、手持ちの武器で、時間をかけて考え抜いてわかったことを書けば解けることもある、ということを知ったのです。

大切なことを、大学への数学に教えてもらいました。

それから

それから毎月ガッコンには応募しています。しかし課題が見つかっていて…。満点が取れないのです。いつも9割どまりです。基本的な把握ミスによる減点が発生してしまうと言うことがわかってきました。やっぱり基礎基本から見直そうかな、そうあの赤チャートで。
難しい問題を時間をかけて解くのもいいけど、基本を押さえて手の運動に落とし込むのも大事です。

大学への数学、ありがとう。
あと大学数学もやりたいんです。これは別の機会に話します。

今回はこれで。読んでくれてありがとう。

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