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来週の読書リスト

4冊も(しかもすべて「NEW」)リストに入れてしまった。さすがに来週だけで読み切るのは無理だけど、「読みたい!!」の熱量がマックスの今のうちにぜんぶ書いておきたくて。


①『たんぽぽの日々 俵万智の子育て歌集』←NEW

俵万智 著

もっと読みたい、そう思ったからネットで俵万智氏の歌集をリサーチして行きついたのがこの本。

たんぽぽの
綿毛を吹いて
見せてやる
いつかおまえも
飛んでゆくから

表紙

子育てをテーマにした短歌+エッセイ集だという。産休を目前に控えたわたしのための本かもしれないと錯覚したので、速攻で図書館サイトの予約かごに放り込んだ。

②『約束された場所で』←NEW

村上春樹 著

村上春樹原作の小説はいまだに読んだことがないのだけど、エッセイと翻訳本は読んだことがある。今度は村上春樹氏によるオウム真理教信者へのインタビュー集。

 いったいこの本の何がそんなにきつかったのだろう?
 それはたぶん、読んでもらったらわかると思うのだけど……「インタビューを受ける彼ら」と「私自身」との間があまりにもないことにびっくりしたのと、それから、彼らの持つ論理性みたいなものがあまりに他人を必要としていないことにびっくりしたのだ。

『人生を狂わす名著50』

これは読むのに相当エネルギーを持っていかれる本なんだろうな、という予感がビシバシとある。それでもスルーできなかったのは、読まなきゃいけない本なんだという確信もあるからだ。
時間はかかるかもしれないけれど、読もう。

③『存在の耐えられない軽さ』←NEW

ミラン・クンデラ 著 / 千葉栄一 訳

こちらは「プラハの春」を舞台にした恋愛小説。『人生を狂わす名著50』から。

《人生を狂わせるこの一言》
人間の時間は輪となってめぐることはなく、直線に沿って前へと走るのである。これが人間が幸福になれない理由である。幸福は繰り返しへの憧れなのだからである。

『人生を狂わす名著50』

興味深いことに、少し前に再読した『居るのはつらいよ』では、デイケアの生活は循環的(輪)だと書かれていた。『存在の耐えられない軽さ』を読んだあとにもう一度『居るのはつらいよ』を読んだら、どんな発見があるのかな?

④『春昼・春昼後刻』←NEW

泉鏡花 著

というわけでこちらは日本文学の中で私が好きな恋愛小説。二、三度すれ違っただけの男と女が、なぜか夢の中だけ逢えてしまい……と、あらすじだけ書くと某大ヒットアニメ映画を彷彿とさせる設定なのだが、幻想的な文体と、最後の結末との落差がすっごい好き! 「同じ夢を見たい」という欲望のなせる衝撃のラストをご覧あれ。好きっ。

『人生を狂わす名著50』

恋愛小説つながりで。
泉鏡花という名前は『文豪ストレイドッグス』でしか知らなくて、だから読んでみたいというミーハー心と、「衝撃のラスト」が何か気になりすぎて。昨晩図書館で予約をしたのに早くも「貸出可能」になっていたので、これから急いで借りに行く。


▼これまでの読書リスト


以下は、少しずつ少しずつ読む予定の本。

・『人生を狂わす名著50』

三宅香帆 著 / 今日マチ子 絵

順調に消化している。次はどんな本を教えてくれるんだろうと、めくるたびにわくわくする。


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