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来週の読書リスト

仮でリストを作ったけれど、今から図書館に行って片付け系の本を入手してくる予定なので、実際に読む本はもっと増えそう。わくわく。


①『母親になって後悔してる』

オルナ・ドーナト 著 / 鹿田昌美 訳

予約図書待ちというブランクを挟んで、今週から再び読み始めている。これはと思うフレーズが随所にあるので、その都度せっせと書き留めている。こういう本に出会えると嬉しい。以下はこれまでに書き留めたメモ。

セックスに応じることはセックスを望むことと同義ではない

母になることは私的な事業ではない。際限なく徹底的に公的である。

p.66

後悔は母になったことであり、子どもがこの世に存在することではないという区別

p.118

もう後戻りできないということ
これは奴隷化なんです

p.126

かつて女性が持っていた「誰の母でもない」アイデンティティは、「母」になるために死ななければならないのだ。

非母(ノンマザー)は社会によって総じて不完全で、時には「非人間(ノンパーソン)」とさえ見なされるが、研究に参加した母たちは、母になることで不完全な人間に変貌したと捉えている。

p.156

「母になって最初は危機が訪れたとしても、最終的にはハッピーエンドにつながる」(という希望的観測が世の中を支配していることのしんどさ)

②『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』

川内有緒 著

先月あたりから美術系のインプットをしたくて、audibleのライブラリーに積読していた本。目の見えない人による美術鑑賞については、伊藤亜紗さんの『目の見えない人は世界をどう見ているのか』でも紹介されていて気になっていたので、ピンときた。

「2022年 Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞」受賞作品!
全盲の白鳥建二さんは、年に何十回も美術館に通う。「白鳥さんと作品を見るとほんとに楽しいよ!」という友人マイティの一言で、アートを巡る旅が始まった。絵画や仏像、現代美術を前にして会話をしていると、新しい世界の扉がどんどん開き、それまで見えていなかったことが見えてきた。アートの意味、生きること、障害を持つこと、一緒に笑うこと。白鳥さんとアートを旅して、見えてきたことの物語。

audibleの紹介文

③『ジャンヌに呼ばれて〜絵画と自分の人生が交差する瞬間』

茂木健一郎 著

美術系つながりで、audibleで見つけたエッセイ。全体で11分と短いが、こういうのを気軽にサクッと摂取できるのもaudibleの魅力だなあ。

モディリアーニの画集を初めて見たのは、確か小学校5年生くらいだったのではないかと思う。というのも、私は突然「絵を習いに行きたい!」と思い立って、親に頼んで通い始めたのだ。その教室に、確かそうだ、モディリアーニの画集があったのではないかと思う。 あの頃は、絵の個性なんてものはわかってはいなかったけれども、ひと目見て惹き付けられた。モディリアーニの特徴とも言える、面長の女性の肖像。その表情に、何とはなしに大人の成熟のようなものを感じて、密かにあこがれた。 モディリアーニは、才能に恵まれながら貧困の中で苦闘し、ボヘミアン的な生活を送るという、私たちが「芸術家」と耳にすると思い浮かべる一つの典型のもととなった。病気の中でのその悲劇的な死はセンセーショナルに報じられ、結果として作品が世に知られるきっかけになったという。。(本文より)

audibleの紹介文

この引用だけで中身の3割ぐらいを占めているのではなかろうか……?


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