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来週の読書リスト
今週でaudibleのライブラリー(積読リスト)が空っぽになったので、おすすめを辿って新しい本との出会い探し。
①『まいにちメンタル危機の処方箋』
内田舞 著
こちらの著者は、少し前に読んだばかりの『ソーシャルジャスティス』を書いた精神科医。3月16日に配信されたばかりの新作だ。
人気の精神科医、初のセルフケア本!
まだ大丈夫。でも実はつなわたり。仕事に家庭に忙しいあなたに、ハーバード大准教授・精神科医・3児の母の著者が贈るセルフケア本。
仕事や子育てを頑張りながら、「なんとかやっているけど、最近しんどさを感じている」「ときどき心がパンクしそうになる」「モヤモヤから抜け出したい」と思う人の心をかるくします。
「感情」に目を向けてよりよく過ごすための、最新のケアメソッドが満載。
セルフケアはとっても大事。いよいよ来月に復職を控えているので、その準備を兼ねて読んでおこうかな。
②『コンビニ人間』
村田沙耶香 著
言わずと知れた芥川賞受賞作。だけど読んだことがなかった。というのも、ここのところ小説を読むことが億劫になってきたのだ。加齢のせい? 子どものころはいくらでも読めたのに、今はどっと疲れる。というか、読むのが苦しい。感情移入しすぎるというか。
そんななか、先日の『上流階級』は気楽に読めた。
モラハラDV男とか薬物依存の母のような攻略困難な登場人物が出てこない(ヤクザは出てくる)、前向きなお仕事小説のなんと愉快なことか。これならストレスなく読める。
だから、ネットで「お仕事小説」と検索してランキングに上がっていた『コンビニ人間』を手に取るに至ったのだ。
36歳未婚女性、古倉恵子。
大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。
これまで彼氏なし。
オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。
日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。
仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、私を世界の正常な「部品」にしてくれる――。
ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが……。
現代の実存を問い、正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。
実は、『コンビニ人間』がお仕事小説だという認識がなかった。というか、タイトルしか知らなかった(ちなみに同じ著者の『消滅世界』は既読で、めちゃくちゃ面白かった記憶がある)。まさかコンビニアルバイターのお話だったとは。しかもちょっと『消滅世界』的な怪しい匂いがするな。
③『ルーブルに学ぶ美術の教養』
木村泰司 著
この間のオフに上野へ「ウスター印象派展」を見に行った。前提として美術に対する造形が臍のゴマぐらいしかないわたしなので、「これ好きだなー!」「インパクトある!」という浅めの感想とともに雰囲気で楽しんでいる。歴史的な背景とか画家の来歴とかを知った上で鑑賞したらもっと楽しめるんだろうなと思いつつも、そこまでの情熱をもって勉強できずに今日に至ってしまった。
そうだ、そんなときこそaudibleなのでは?
というわけで、「美術」と検索して上がってきたこれを読んでみよう(という安直な動機)。
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