見出し画像

J1開幕戦でのゴールを振り返ろう!!~Jリーグ ALL GOALs#1~

こんにちは。
今回は、2022年の明治安田生命J1リーグの開幕戦で生まれたゴールの動画、そしてそれぞれの凄さをまとめてみました。
開幕戦を振り返ると言う観点でも良い記事になっていると思いますので、ぜひご覧ください!!!

また、評価として僭越ながら、以下の3項目で5点満点で評価しています。
 試合における重大さ:試合結果に対する影響度
 インパクト:ゴールの形などでのインパクト
 技術面:ゴールに要求される技術面
最後には、順位をまとめますので、ぜひご覧ください。
(もちろん、どんな形であれゴールはゴールです。)

なお、記事は¥100を設定していますが、全文無料公開しています。応援していただける方は、無理のない範囲でお願いします。

明治安田生命J1リーグ第1節結果

 では、あらためて開幕戦の結果を見てみましょう。

 2月18日に「金J」として等々力競技場で行われた多摩川クラシコをオープニングマッチとして今季のJリーグがスタートしました。
 J1に復帰したジュビロ磐田、京都サンガが開幕戦から勝ち点を獲得するなど、今季のJ1リーグが混戦になりそうな予感をプンプンと感じさせるものでした。
 そんな、開幕戦ではJ1全18チームの試合が行われ、試合数としては9試合。得点数は18得点が生まれています。

全ゴールの動画

 Jリーグでは、公式Youtube 上に全ゴールの動画をカテゴリー別に挙げています。以下の動画は、開幕戦の動画です。

試合別

 ここからは、試合別にゴールを見ていきたいと思います。

川崎フロンターレvsFC東京

81分 レアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)

 途中出場の遠野選手の早くて低いコーナーキックに対して、FC東京のエンリケ・トレヴィザン選手とのポジション争いを制し、エンリケ選手の前に入ったダミアン選手がニアサイドに飛び込む。
 速い球をすらしたような形になったヘディングシュートは、ゴールのファーポスト目掛けて飛んでいく。好調であったヤクブ・スウォヴィク選手の手をかすめ、ゴールへと吸い込まれる。
 これが、2022年のJリーグのオープニングゴールとなった。

評価
 試合における重大さ:★★★★★
 インパクト:★★★☆☆
 技術面:★★★★☆
 合計点:12/15

横浜Fマリノスvsセレッソ大阪

40分 進藤亮佑(セレッソ大阪)

 原川選手のコーナーキックに対して合わせたゴール。ボールはファーサイドに向かっていくボールであったが、進藤選手は一度、ニアサイドに向かうことで、マッチアップをしていたマリノスの喜田選手の逆をつき、うまくポジション争いを制し、比較的プレッシャーの少ない状態でのシュートとなった。
 ボールが高かったため、体が伸びきった状態でのシュートになったが、その結果、空中で弧を描いたボールは、キーパーの届かないポスト際へと吸い込まれることとなった。

評価
 試合における重大さ:★★☆☆☆
 インパクト:★★☆☆☆
 技術面:★★★★☆
 合計点:8/15

69分 仲川輝人(横浜Fマリノス)

 右サイドバックの松原から、前線のアンデルソン・ロペス選手が相手の左センターバックと左サイドバックの間でボールを受ける。前を向いた、ロペス選手は相手DF5人に囲まれるも、ボールをキープし、深い位置からマイナス気味のグラウンダーのクロスを供給する。
 セレッソのDF陣は、ロペス選手の仕掛けによってボールウォッチャーになっており、右サイドバックの松田選手もかなり中側にポジションを取る。
 絶妙にGKも飛び出ることのできない位置へと入ったクロスの先には、フリーの状態で仲川選手が待っており、ガラ空きのゴールに向けて流し込んだ一撃。

評価
 試合における重大さ:★★☆☆☆
 インパクト:★★☆☆☆
 技術面:★★★★☆
 合計点:8/15

78分 アンデルソン・ロペス(横浜Fマリノス)

 マリノスは、小池選手、マルコス・ジュニオール選手、アンデルソン・ロペス選手が相手ゴール前で早いパスを繋ぎ局面を打開しようとするが、小池選手がバランスを崩してしまい、相手ボールに。
 セレッソ大阪のDFのクリアは弱くなってしまい、前線に残っていたアンデルソン・ロペス選手の元へ。ロペス選手の前には、数メートルのスペースもあり比較的余裕を持ってシュートを打つ。そのまま、ゴールインとはならなかったが、シュートは相手DFにあたりコースが変わる。逆をつかれたキム・ジンヒョン選手も止めることはできずにゴールイン。

評価
 試合における重大さ:★★★☆☆
 インパクト:★☆☆☆☆
 技術面:★★☆☆☆
 合計点:6/15

90分 清武弘嗣(セレッソ大阪)

 このまま、試合終了かと思われた89分。コーナーキックを獲得したセレッソ大阪は原川選手が早いコーナーキックを供給する。マリノスのGK、高丘選手も飛び出るが、GKの前で清武選手が競り勝ち、高丘選手が飛び出たことにより空いていたゴールにぶち込む。
 土壇場の同点弾で勝ち点1をもぎ取った。

評価
 試合における重大さ:★★★★☆
 インパクト:★★★★☆
 技術面:★★☆☆☆
 合計点:10/15

清水エスパルスvs北海道コンサドーレ札幌

15分 ルーカス・フェルナンデス(北海道コンサドーレ札幌)

 ペナルティエリア前でボールを持った札幌の小柏選手は、相手DFがゴール前に密集していたことからも、スペースが大きく空いていた右サイドへと展開する。ボールを受けた金子選手は、後ろからサポートに来た田中選手にボールを預ける。ダイレクトで、ふわりとしたクロスボールが田中選手からゴール前に供給されるも、小柏選手はシュートを打つことはできない。
 高くうき、こぼれ球になったボールは、フリーのルーカス・フェルナンデス選手の元へ。権田選手やDFのポジションをみて、空いているファーポスト目掛けて強烈で、抑えの効いたボレーを叩き込む。

評価
 試合における重大さ:★★★☆☆
 インパクト:★★★★☆
 技術面:★★★★★
 合計点:12/15

68分 鈴木唯人(清水エスパルス)

 最後方の原選手からのボールを前線の鈴木選手が受ける。相手DFをうまく背負いながらボールを受け、キープしつつも相手DFの前へと体を入れる。角度のないところであったが、菅野選手の重心などをよく見て、落ち着いて1vs1を制し、同点弾を叩き込む。

評価
 試合における重大さ:★★★☆☆
 インパクト:★★★★☆
 技術面:★★★★☆
 合計点:11/15

京都サンガF.C.vs浦和レッズ

49分 ピーター・ウタカ(京都サンガF.C.)

 右サイドから、川崎選手と武田選手がワンツーを繰り広げ、相手守備陣を突破する。右サイドからスピードに乗った川崎選手がゴール前へマイナスのパスを送球。川崎選手の動きにより、重心が自陣ゴール方向になった浦和レッズのDF陣は一瞬対応が遅れてしまう。
 フリーとなったウタカ選手は落ち着いてファーサイドへとボールを流し込み、先制に成功する。

評価
 試合における重大さ:★★★★☆
 インパクト:★★★★☆
 技術面:★★★☆☆
 合計点:11/15

ガンバ大阪vs鹿島アントラーズ

20分 上田綺世(鹿島アントラーズ)

 相手のロングパスを弾き返しマイボールへとした鹿島アントラーズ。ボランチのディエゴ・ピトゥカ選手がボールを持ったタイミングで、前線の上田選手が、ガンバ大阪の柳澤選手の前へと入り前線へ抜け出す。
 若干、ボールが流れてしまったが、ペナ角でコントロールをし、ファーポスト上にシュートを打ち込む。
 「あの角度から、このコースかい!」と突っ込みたくなるような、腰の捻りをうまく使ったシュートが突き刺さり、先制点を獲得する。

評価
 試合における重大さ:★★★★☆
 インパクト:★★★★☆
 技術面:★★★★★
 合計点:13/15

26分 小野瀬康介(ガンバ大阪)

 バックスタンド側でのコーナーキックを獲得したガンバ大阪。コーナーから挙げられたボールに直接合わせることはできず、鹿島アントラーズの安西選手がクリアをする。が、ペナ外で待っていたガンバの小野瀬選手の足元へと転がってしまう。
 若干のバウンドがある球ではあったが、うまく押さえたシュートはニアポスト側へと吸い込まれ、同点弾を叩き込む。また、ゴールキーパーの、クォン・スンテ選手も一歩も反応できないゴラッソであった。

評価
 試合における重大さ:★★☆☆☆
 インパクト:★★★★☆
 技術面:★★★★★
 合計点:11/15

30分 鈴木優磨(鹿島アントラーズ)

 ビルドアップの過程で、ガンバ大阪は黒川選手、柳澤選手、チュ・セジョン選手が狭いエリアでボールを繋ぐ。鹿島アントラーズの組織的なハイプレスにより、段々とエリアが狭くなってしまい、柳澤選手のパスを前線でカットする。
 GKの石川選手もフォローに来ていたため、ゴールはガラ空き。鈴木選手が落ち着いて無人のゴールへと流し込む。

評価
 試合における重大さ:★★★★☆
 インパクト:★★☆☆☆
 技術面:★★☆☆☆
 合計点:8/15

66分 上田綺世(鹿島アントラーズ)

 ガンバ大阪は、パトリック選手が退場してしまい、数的不利に。リードを保ちつつも、ボール支配の時間が増えた鹿島アントラーズは、ボランチに入ったピトゥカ選手から、前線の荒木選手に楔のパスが入る。
 急なプレースピードの変化にガンバのDFが一瞬対応が遅れたことで、荒木選手は前を向くことができ、相手DFの間で待っていた上田選手へとボールがわたる。前を向いた状態でボールを受けることができた上田選手は、落ち着いてゴールへと流し込み、リードを2点に広げる。

評価
 試合における重大さ:★★★☆☆
 インパクト:★★☆☆☆
 技術面:★★★★☆
 合計点:9/15

サンフレッチェ広島vsサガン鳥栖

スコアレスドローです。

アビスパ福岡vsジュビロ磐田

61分 前嶋洋太(アビスパ福岡)

 重厚感のある攻撃を繰り返していたアビスパ福岡。田邊選手が中にボールを入れるも弾かれてしまう。弾かれたボールの先にいたのは、アビスパ福岡の選手。前線に残っていた金森選手に対し、スルーパスをダイレクトで供給する。
 一瞬、ボールを見てしまい、ジュビロ磐田のDFの対応が遅れたが、シュートは打てず。相手DFの多くがペナルティエリア内で守備をしていたため、ペナ外でフォローに来ていた前嶋選手はフリーに。
 マイナスのボールで前嶋選手に供給されたボールは、フリーであったことからも落ち着いて余裕を持ってシュート。GKもボールには触ったが、ゴールへと吸い込まれる。

評価
 試合における重大さ:★★★★☆
 インパクト:★★☆☆☆
 技術面:★★★☆☆
 合計点:9/15

90+3分 ジャーメイン良(ジュビロ磐田)

 なんとしても同点弾を決めたいジュビロ磐田は、センターライン付近でフリーキックを獲得。小川選手のボールは大きくずれてしまうが、うまくコントロールし、後方で待っていた松本選手へ。前線にラフなボールを供給すると、体の強さを活かし、ジャーメイン選手がボールをキープ。
 満足のいく体制ではなかったが、強引に前を向き、GKの手が届かない左端にボールを流し込み、同点に成功する。

評価
 試合における重大さ:★★★★★
 インパクト:★★★☆☆
 技術面:★★★☆☆
 合計点:11/15

湘南ベルマーレvs柏レイソル

68分 マテウス・サヴィオ(柏レイソル)

 PK。
 早い球を右下角に打ち込み先制に成功する。

評価
 試合における重大さ:★★★★★
 インパクト:★☆☆☆☆
 技術面:★★★★☆
 合計点:10/15

75分 小屋松知哉(柏レイソル)

 右サイドでボールを持っていた川口選手。大外から大南選手が追い越すことで、後ろのマテウス・サヴィオ選手が完全フリーに。
 余裕を持って中へとアーリークロスを供給する。中で、オフェンス・ディフェンス共にせることができず、流れてしまう。大外で追いついた柏の三丸選手がコントロールし、中の山田選手へとおとしシュートを放つも、GKに止められてしまう。しかし、こぼれ球に反応した小屋松選手が押し込みリードを2点に広げる。

評価
 試合における重大さ:★★★★☆
 インパクト:★★☆☆☆
 技術面:★★☆☆☆
 合計点:8/15

名古屋グランパスvsヴィッセル神戸

23分 稲垣祥(名古屋グランパス)

 前線からの激しい守備によって、神戸のDF大崎選手からマテウス選手がボールを奪う。一度、右の相馬選手を見ることで、相手DFをひきつけ、左サイドのスペースに入ってきた酒井選手に出すも、DFに当たってしまい流れてしまう。
 そのままシュートに持ち込めるような位置ではなくなってしまったため、その酒井選手は中にあげ、フリーの仙頭選手が至近距離からシュートを放つ。ゴールライン上で神戸の小林選手が体を張った守備を見せるが、後ろから詰めてきたキャプテンの稲垣選手が押し込み先制に成功する。

評価
 試合における重大さ:★★★★☆
 インパクト:★★☆☆☆
 技術面:★★☆☆☆
 合計点:8/15

51分 オウンゴール(名古屋グランパス)

 左サイドから比較的早いタイミングでマテウス選手が前線に速いクロスを供給する。味方にはつながらなかったものの、守備の対応として足を投げ出した神戸の酒井選手に当たってしまい、ボールはそのまま無情にも自陣のゴールへと吸い込まれる。

評価
 試合における重大さ:★★★☆☆
 インパクト:★★★☆☆
 技術面:★★★☆☆
 合計点:9/15

ベストゴール

 それぞれのゴールに対しつけていた15点の評価のうち、上位であったものを紹介します。

第2位タイ

対象試合:川崎フロンターレvsFC東京
  得点者  :レアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)

評価
 試合における重大さ:★★★★★
 インパクト:★★★☆☆
 技術面:★★★★☆
 合計点:12/15

第2位タイ

対象試合:清水エスパルスvs北海道コンサドーレ札幌
  得点者  :ルーカス・フェルナンデス(北海道コンサドーレ札幌)

評価
 試合における重大さ:★★★☆☆
 インパクト:★★★★☆
 技術面:★★★★★
 合計点:12/15

第1位

対象試合:ガンバ大阪vs鹿島アントラーズ
  得点者  :上田綺世(鹿島アントラーズ)

評価
 試合における重大さ:★★★★☆
 インパクト:★★★★☆
 技術面:★★★★★
 合計点:13/15

最後に

 記事を見つけてくださりありがとうございました。
 よろしければ、フォロー・Likeもお願いします。
 コメントでご意見、感想もお聞かせください。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が参加している募集

スキしてみて

よろしければサポートお願いします!より、質の高いnoteをかけるよう、日々精進します!