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2019年 1泊3日オーストラリアの旅

もうそろそろ5年が経過するネタを、今更ですがまとめたいと思います。「サッカーの海外アウェイ行ってみたいけど、行動起こすのに勇気がいるなあ」なんて方の励みになればと思います。


行くまでの経緯とか準備とか

2019年当時、僕は大学の4年生。そして、僕が応援するサンフレッチェ広島は3年ぶりにACLに出場。
その前に出場した2016年は大学受験浪人生活を明けた直後ということもあり、海外アウェイに行くことが叶わず。

そして2019年は就活真っ只中&研究室への配属と、アウェイへの参戦も半ば諦め。
「まあ決勝トーナメントに勝ち上がって、日程的に行けたらいいな」と思ってました。

研究室配属初日

とりあえず就活は、開幕直後のサンフレ現地観戦を犠牲にしたおかげか、首尾よく進み、3月末頃に終了。
そして、2019年4月1日に初めての研究室登校。

僕の所属していた研究室では初日にオリエンテーション。担当教授が色々と説明。ゼミの日程、授業の日程、コアタイムなど…

そこで、「あーやっぱりACL無理そうだな…授業もゼミもあったら流石にサボれない…」
と意気消沈。

するとその後、「なあ、先生が5/22,23の水曜日木曜日出張でいないってよ!!」
と同級生からのタレコミが入る。

へー。そうなんだ、ふーん。ん?5/22、ACLアウェイメルボルンあるじゃん!!!!行けるじゃん!!!!!!!!!

というわけで、パスポートも持ってないのにその場で飛行機を即予約。こんな千載一遇のチャンス、行きたいかと聞かれたらハイかYESとしか答えられないわけで、考えるだけ時間とお金の無駄。考えてる間に運賃は値上がっちゃいますからね。

旅程

と言うわけで、急いで旅程を組む。予約の詳細、スケジュールは下記の通り。
5/21日中:学校
5/21夜 :成田空港発
5/22朝 :ゴールドコースト空港着&トランジット
5/22昼 :メルボルン=タラマリン空港着
5/22夜 :メルボルンビクトリーvsサンフレッチェ広島
5/23朝 :メルボルン=タラマリン空港発
5/23夜 :成田空港着
5/24日中:学校
5/24夜 :讀賣vsカープ
5/25  :アルバイト
5/26  :浦和レッズvsサンフレッチェ広島

余計な情報もかなり書きましたがこんなスケジュール。大前提として、5/21に研究室に行くということと、5/24日中の授業には絶対に出席しなきゃいけないということがありました。言わばここはデッドラインです。
僕の大学4年間のポリシーは「単位もJリーグも」。それなら22,23も学校行け、と言う意見も有ろうかと思いますが、そこは研究室だけであり、授業やゼミがなかったのでセーフです。アウトなんてことは全くありません。

ちなみに運賃は往路で4万円、復路で6万円。2024年と比較すると、嘘みたいに安いですね…
ちなみにこの予約完了時点でまだパスポートは持っていません。

勢いで予約した往路便。
4万円でメルボルンに飛べた時代でした…
帰りはリッチにカンタスにしました。

事前準備

さてさて、飛行機を予約したら諸々の準備。まずはパスポートの準備。
かつてはパスポートセンターまで足を運ばないと作れませんでしたが、最近は市役所とかでも発行できるようになりました。この時も、家からチャリですぐの市役所にて発行。

当時の記録を見ると、4/8に発行手続き→4/24には窓口で受け取りが出来ていたようです。2週間ちょいあれば発行出来るようですね。

念願の10年パスポートを作成。
5年パスポートは高校時代に作成。

続いて、オーストラリアの入国にはビザが必要なので、こちらの申請。
といっても、ETAという電子申請ビザですので、僕は成田に向かう電車の中で申請しました。それくらいすぐおります。無論、もっと余裕を持つに越したことは無いと思いますが…笑

旅行当日

さてさて、本題に入っていきましょう。とは言っても、事前準備が終わっていますので、あとは飛行機に乗ってサッカーを見に行くだけ。

5/21成田〜5/22ゴールドコースト

5/21はコアタイム終了後、すっ飛んで帰宅。準備を済ませて電車で成田空港へ。上記の通り、この時間でETAの申請をしました。
ちなみにこの時、2017年以来およそ2年ぶりの海外。2017年に行ったのもオーストラリア。
その時は2週間で、メルボルンを含む5都市に滞在。それもあって「今回は1泊でいいや!」となっていました。

2年ぶりの海外にワクワクです。

飛行機の中では、当時大ヒットしていたボヘミアンラプソディを鑑賞。ゴールドコーストに着く頃には「エーーーオ!!!」が頭から離れない。

ゴールドコーストに到着すると、入国審査と税関。なんとここで引っ掛かる。
「おいお前、荷物開けろ。何だこれは。酒か!?」
え、なんかヤバいもん持ってきてたっけ?あれ?
キャリーケースを開けるとそこには大量の水。そう、僕は海外に行く時、まず大量の水を持ち込みます。もちろん、先日のカタールも。

理由は、海外で水道水を飲むとお腹壊す可能性が高く、かつオーストラリアは物価がかなり高いから。お店によってはコーラより水が高かったり…笑
というわけで、「すまん、これただのミネラルウォーター」と言って事なきを得る。

ちなみに往路に水を入れていた分のバッグの容積はお土産を入れるとちょうど良いサイズになります。おすすめ!

海外旅行恒例の「密輸」。
本当に税関で止められるとは。

と言うわけで、無事オーストラリアに入国。ゴールドコースト空港でメルボルン行きの飛行機を待ちます。

ゴールドコースト空港。
常夏の国ですね。

メルボルン観光

無事にトランジットでメルボルン=タラマリン空港へ到着。

タラマリン空港からメルボルン市内へは、シャトルバスで移動。

シャトルバスの車窓から。5車線道路すごい。
スタイリッシュなコストコ

まあ観光といっても、2年前に来てるし、試合もあって時間もないし、とりあえずHosier Lane(ホージャーレーン)へ。

ここはグラフィティアート(≒落書き)で有名な通り。「来るたび、描かれている絵が変わる」
なんて言いますが、2017年に来た時とはかなり変わっていました。古い絵の上にどんどん重ね描きされています。

コービーブライアントの絵とツーショット
何の絵かは知りません
こんな感じで、通り全体に落書き。
こちらは2019年5月24日公開の実写版アラジンのジーニー。

続いてはFlinders Street (フリンダースストリート)駅に。
こちらの駅は魔女の宅急便の時計塔のモデルとなった駅。というより、メルボルン全体が魔女の宅急便のコリコの街のモデル。
メルボルンって特に目立った観光地があるってわけではないんですけど、街全体が歩いてて楽しいです。

フリンダースストリート駅舎。ドームがとてもオシャレです。
駅舎にある時計塔。この時計塔に飛行船が突っ込むんですね。
駅のすぐ横には路面電車も走ってました。

メルボルンビクトリーvsサンフレッチェ広島

前置き

いよいよメインテーマであるACLアウェイ観戦。の前に、またちょっと試合についての前置きを。
この試合、広島は既にリーグ突破を決めていたため、言わば消化試合。
しかし僕個人としてはとても重要な一戦。

と言いますのも、前2018年シーズン、広島は前半戦で圧倒的に首位に立ちながら、後半戦にまさかの大失速を喫し、最後ギリギリのところで2位の座を死守するという、目も当てられないジェットコースターシーズン。

僕は当時、「どの試合で優勝しても良いように終盤戦全部行ったろ!」と現地観戦しまくったところ、怒涛の現地7連敗。その調子の悪さは2019年シーズンにも個人的に引き継いでしまい、チームは調子が良かったのにもかかわらず、何と7連敗を含む10戦勝ち無しでメルボルン入り。
そのため、消化試合だろうがなんだろうが、何が何でも勝ち試合が見たい状況。

当時の観戦成績。改めて見ても酷さが伺えます。

一方メルボルンビクトリーは確か敗退は決まってたけど、後に横浜F・マリノスで指揮をとりJ1優勝監督となるケヴィン・マスカットの勇退試合。そして何より、本田圭佑の退団試合。基本的に日本人として本田圭佑を現地で見るには日本代表戦しか無かったわけですが、この時は相手チームの一員。そのため、日本人として本田圭佑にリスペクトを込めたブーイングを飛ばすことが出来るのです。
こんな試合、消化試合だろうと気持ちが昂らないわけがないのです。

スタジアム到着〜試合観戦

かなり前置きが長くなりましたが、いざスタジアム入り。メルボルンビクトリーがホームとするレクタンギュラースタジアム、めちゃくちゃかっこいい。
日本だと耐震強度の問題とかでできないような意匠なんでしょうかね。

奥に見えるのがレクタンギュラースタジアム。

そしてチケットを購入。そういえばスタジアムの周りを歩いているとめちゃくちゃ日本人がいたのですが、その人たちはみんな本田圭佑目当て。そのため広島は完全なアウェイでありヒール。

チケットは現地調達。

入場すると、球技専用なのでやはり臨場感がありました。

球技専用スタジアムということもあり、ピッチも近い。

試合としては、前半5分に広島が松本泰志の得点で先制するも、後半25分に直接フリーキックを叩き込まれて同点。

あーーまた勝てないか、、なんて思ってたところ、皆川佑介、森島司の2人が立て続けにスーパーゴール。終わってみれば3-1で広島の勝利。
広島は5勝1分でグループリーグ首位突破を決め、そして僕も実に9ヶ月半ぶりに勝利。

この時から日の丸をちょいちょい現地に持って行くようになりました。
勝ち越しゴールの瞬間。

試合後

試合後「本田に会えるかもしれない」と、出待ちをしてみることに。あまり褒められた行動ではありませんが…

1時間くらい待ったかな。会えました。

カメラ目線はくれんかったけど、ちゃんと会えました!!

試合にも勝ったし、本田に会えたし、最高の締めとなりました。

試合後は徒歩でメルボルン市内まで。
夜のフリンダースストリート駅も綺麗。
路面電車と時計塔の組み合わせがとても良かったです。

5/23 帰国

試合後に宿に着いたのが25時頃。しかし翌朝の飛行機が早いこと、それからタラマリン空港がメルボルン市街地から結構時間がかかることから、翌23日は4:30起き。寝過ごしたら一大事ですので、とにかく気合いで起きました。

その後、何事もなく無事に空港着。成田行きの飛行機にも搭乗し、帰国できました。

帰国便。
最後のオーストラリアでのごはんはバーガーキング。

弾丸遠征の感想

この遠征、メルボルン滞在は脅威の22時間で、オーストラリアに入国してから出国してからもわずか26時間という、中々に狂った旅程となっていました。
しかも帰国した次の日はちゃんと授業に行き、夜は讀賣をボコボコにし、その次の日曜日は浦和をボコボコに。
間違いなく僕の人生の中でも指折りに激動だった数日間。

こんだけ詰め詰めの日程でしたが、行ってしんどかったな、とかお金もったいなかったな、とか思うことは一切ありません。

なによりこの遠征の数ヶ月後から長年に渡り、コロナが猛威を奮い、自由に海外に行けなかった期間があることを考えると「行きたいと思った時に行く」ということは鉄板だと思いました。
ちなみに僕は、「社会人になってもいつでも行けるだろ」と思っていた韓国、中国や東南アジアは未だに行けていません…

ですので、今後ACLや日本代表の海外アウェイ観戦を迷ってる人には「迷うくらいなら行け!!」という、ウザったらしいメッセージを贈りたいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
また思い立った時に、他のネタを書きたいと思います。

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