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【イベントレポ】みんなの“働き方”を持ち寄る会|前編

こんにちは!

富山のインキュベーション施設 HATCH(ハッチ)の企画スタッフ德田です。


先日、HATCHにてトークセッションイベントを開催しました。


テーマは『みんなの“働き方”を持ち寄る会』です!

6・19イベント

複業・リモートワーク・フレックスなど、近年話題になっている“働き方”

今回はさまざまな立場にあるHATCHメンバーズのみなさんに、3つのお題についてお話ししていただきました。


登壇者のご紹介

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■ 島田勝彰(しまだかつあき)さん:複業起業家
エイションワン合同会社 代表
富山県富山市出身。33歳。
富山大学卒業後、同大学職員を経て24歳で起業。
複業を活用した事業PRメディア「スタヒロ」の運営などを中心に、企業のビジネスブランディングを支援。
複業人材を活用した有機的組織を地方で実現し、自身も現職の他に2社の役員を務める「複業起業家」としても活動中。

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■ 舎川智也(しゃがわともや)さん:市議会議員
富山市議会議員3期目。
富山市出身。47歳。富山第一高校卒業後、富山信用金庫に入庫。
平成28年に市議会議員に立候補し初当選。平成30年には富山市最年少で議長就任。3期目となる現在は議長を退任し議会運営委員長。
自民党富山市連 政務調査会会長として市民要望を広く取りまとめ、富山市への予算要望へ繋げる活動を日々実施している。
また、議員活動の傍ら 中央大学法学部の学生として法学を学ぶ。

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■ 高岡慧(たかおかけい)さん:学生インターン
富山県高岡市出身。国立富山高等専門学校、国際ビジネス学専攻2年生。
地元富山への愛から、地域活性化や地方創生に興味をもちはじめる。
複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を提供する(株)Another worksにて、2020年12月より長期インターンを開始。
地方創生と複業の親和性に可能性を感じ、広報として参画している。

今泉さん

■ 今泉大哲(いまいずみだいてつ)さん:会社員 (今回のモデレーター)
富山県富山市出身。39歳。大学を卒業後、日本海ガス株式会社に入社。
日本海ガスでは管理部門、ガス供給部門を経て営業部門にて新規サービスの運営、広告関連業務に携わる。
また、第1回北陸ビジネスプランコンテストではメンターを経験。
2021年1月より日本海ラボにてHATCHの運営、新規事業の創出に従事する。


テーマ①今の働き方を選んだきっかけ

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[回答]
今泉:会社に入ったらそうだった
島田:はい か イエス
舎川:“自分自身” リスクをとってチャレンジ
高岡:そうするしかなかった

島田:最初にテーマをいただいたときに、「なりゆき」って回答しようかと思ったのですが、味気ないなと!

20代を振り返ってみて、どういうテーマで走ってきたかなと考え、この回答になりました。

20代の頃は「はい」か「イエス」でなんでもやってみていました。

僕が今やっている仕事は全て20代の頃から辞めずに残っています。

今の仕事を辞めずに、次の仕事をどういうふうに取り組んでいけるかと考えてきた結果が現在ですね。


―島田さんはいろんなお仕事を掛け持ちしていますが、バランスは?(今泉)

島田:契約内容は会社によってバラバラです。裁量労務制のところもあります。会社の柔軟な理解があってこそですね。


高岡:インターン先を東京の会社に入ってみたいなと思ったのですが、コロナ禍でも学校の授業がオンラインではなく対面の授業が多くて。

どうすれば学校とインターンを両立できるのかなって考えたときに、フルリモートで参加するしかなかったのです。できれば出社したいですけどね!


舎川:私の場合は、「選んだ」というよりも「選んでもらった」ですね。

議員になりたいと思ってもすぐになれるわけではなく、みなさんに選んでいただいてからできることなので。

議員としては自分自身で道を切り拓いて活動していく日々です。自由度は高いが、責任も伴います。

また、4年間みなさんに活動を見ていただき、選挙という形で評価していただければ、また議員として4年間チャレンジできる。ある意味、リスクのある職種でもあります。

リスクを取ってでもチャレンジする人生を選びました。

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テーマ②感じているメリット

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[回答]
今泉:会社に守られている
島田:経験
舎川:労働契約なし
高岡:どこでもできる

今泉:僕は17年間ずっと一般的なサラリーマンです。

決められたことをきちっとやれば守られているという安心感があるのかなと思います。

HATCHに来てから経営者さんとお話しすることも増えましたが、すべて自分の責任で守られていない中でやっているのはすごいなと感じています。


高岡:東京のベンチャー企業のインターンを富山でもできる。どこに居てもできます!パソコンさえ持っていれば。

普段はHATCHやカフェで作業をしていますが、行き詰ったときは県外のワーケーション施設で自然を楽しみながら作業をすることもありました。


―他のインターン生や会社の人と会うことはありますか?(今泉)

高岡:一度東京に行ったときに会いました!

インターンを始めたのは昨年の12月なのですが、いきなり知らない人たちがいっぱいいる中でzoomでしかコミュニケーションがとれなくて、しばらくは寂しかったです。

実際に出社できているインターン生は、みんなすぐに友達みたいに仲良くなっていて。

私は最初からそんなふうにはなれず、仲良くなるまでに時間がかかりました。もちろん今では仲良しです!


舎川:365日24時間の中でどうやっていくかは自分次第。

労働契約はありませんが、ある意味では自分に票を投じてくださったみなさんとの契約はあるかもしれませんね。

みなさんが幸せな暮らしを送ることが出来るように、課題に対してアプローチしていかないといけません。

また、いろんな業界の方とお話しができることもメリットだと感じています。世の中のことが学べますね。


―議員さんって、まちなかを歩いているときも有権者にいつも見られているイメージがあるのですが、実際はいかがですか?(島田)

舎川:例を挙げると、ラーメン屋で大盛を注文したときに、SNSで「舎川が大盛にしとったぞ!」と書かれていたことがありましたよ!

常に見られている意識はありますね。


島田:今泉さんと舎川さんのお話しを聞いて思ったのですが、僕の『複業』は、“守られる”と“労働契約なし”のどちらもありますね!

会社とは雇用契約を結んでいますし、自分で起こした会社では守られていない部分もあります。

僕は「雇用される安心と雇用されない自由を両立しよう」とSNSで発信しているのですが、これは複業ならではのメリットではないかなと思いますね。


また、『経験』と書いたことについてですが、僕が現在所属している会社は企業規模がバラバラです。やっている仕事もポジションもバラバラ。

ひとつのキャリアで得られる経験の3-4倍はいろんな経験ができています。

いろんな経験ができるということも複業のメリットだと感じています。


―デメリットを感じることはありますか?(今泉)

島田:スキルの一貫性を求められる部分は難しいところでもあります。

いろんな仕事をしている中で、スキルの一貫性がないと自分自身をマネジメントできなくなってしまうと思いますし。

どう自分の一貫性をキャリアの中で創るのかは工夫しないといけませんね。


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お読みいただきありがとうございます。

後編へ続きます!


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