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世界一と言われた映画館

今日は、『世界一と言われた映画館』というドキュメンタリー映画を観てきました。

私がnoteで連載している小説『すずシネマパラダイス』を読んでくださっている坂上なつめさんが、「すずパラとシンクロする部分のある作品です」と紹介してくださいました。

四十年前、映画評論家・淀川長治氏に「世界一の映画館」と評された劇場が山形県酒田市にあった。
その名は「グリーン・ハウス」。
回転扉を通って中に入ると、喫茶スペースからコーヒーの香りが漂い、スクリーンの前には生花が飾られ、上映開始時にはベルの代わりに「ムーンライト・セレナーデ」が流れたという、オシャレで贅沢な映画館だったそうです。

1976年、酒田大火と呼ばれる大火事の火元となって焼失するという悲しい最期を迎えたにも関わらず、「かつて、ここに通い詰めた」という人々が、グリーン・ハウスで過ごした時間のことを、美しい夢の話のように語る姿が印象的でした。

語りは、昨年亡くなった大杉蓮さんです。
グリーン・ハウスの世界に誘いこんでくれるような、やさしい語りが素敵でした。

観ているうちに「ここを舞台にした物語を書いてみたいな……」という気持ちになっちゃいました。

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