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わたしの社労士受験記録 #2

この投稿では、私がなぜ社労士資格を取ろうと思ったか、第55回受験までの道のり、今後の目標などを書いていきたいと思います。(長いので2回+おまけに分けてお送りします。)

この記事は前回の続きです。ぜひ前回からお読みください。


受験直前〜当日〜その後

受験日の4日前に日本に到着し、ホテルで過ごしました。時差ぼけなどもあり、体調優先でほとんど復習はしませんでした。気分転換のためにネイルに行ったりもしましたw

当日の服装問題

当日はめちゃくちゃ暑かったのですが、受験会場の温度設定がわからなかったので愛用しているユニクロのドライスエットパーカーの下にモンベルのTシャツを着て、汗をかいても不快にならない&脱ぎ着できる服にしました。
結論、会場は寒かったのでずっとパーカーを着ていました。

トイレに行くか問題

選択式は80分なので行かなくても我慢できるレベルで、一度も手を上げることはありませんでした。

一方、午後の択一式は3時間半もあり、労働科目を解き終わった後にリフレッシュも兼ねて、トイレに行かせていただきました。これが、めちゃくちゃ良かった!!トイレまでの道を歩くだけでも筋肉が多少ほぐれるし、頭を空っぽにできる時間が数分でもあったことで、社会保険科目にフレッシュな気持ちで挑めました。

午前中の出来で午後のモチベが変わる

社労士試験は、どの科目も満遍なく得点し、選択式も択一式も合格しないといけないものです。選択式試験は午前中に行われるのですが、万が一そこでボロボロだった場合はどれだけ午後の択一式で得点しても不合格なのです。

選択式は、運よくどの科目も自信を持って答えることができ、少なくとも3/5は得点していると確信しました。
ただ、雇用保険の2か所と労一の判例の部分がわからず、もしかしたら両科目2/5かもしれない・・・という状況でした。

お昼休み中に答えを見てしまって、もし間違えていたら午後のモチベが急激に下がる可能性がある。でも、逆に合っていたらモチベアップする・・・。どうしよう、と悩んだ結果、お昼休みに気になる箇所の答えを見て、合っていたことに歓喜!!!!!
ノリノリで午後の試験を受けることができました。

試験後の自己採点

受験会場を出たら、予備校(?)が解答・解説速報をやるとのことでビラを配っていました。私は学生時代から、もう提出したものは終わったこと、当日に振り返ることは絶対しない主義でした。(カエサルのAlea iacta est (賽は投げられた)という言葉をモットーにしていましたw)
なので、今回も絶対、せめて日本に滞在している間は自己採点しないし、解答速報も見ない!と決めていました。

しかしやっぱりこんだけ勉強したのは大学時代から4年ぶりくらいなのでw 気になるのは気になる。アメリカに帰ってきたその日に、採点しましたw

自己採点の結果、選択式32点、択一式44点でした。
(合格基準は、45点!く、悔しすぎる・・・!)

試験全体の感想、今後の目標

まずは、6ヶ月の勉強で、合格まであと一歩というところまで持って来れた自分を褒めてあげたいと思います。ただ、やっぱりここで安心・慢心することなく、実力を確実につけていかなければいけないと痛感しました。
冒頭でも書きましたが、やっぱり基礎ができていたらもっと得点できたところはあったので、実力不足のほかなんでもありません。

来年受験することに迷いはないのですが、怖いのが今回私は選択式でかなり運が良かったのではないかと思っていることです。前述の労一の判例も曖昧な知識でしたが正答を選ぶことができましたし、厚生年金の地方厚生局長などもテキスト音読のおかげでなんか知らんけど知っていましたw

来年もこううまく行くとは限らないので。とはいえ、ぶつぶつ言っても仕方ない。怖さはあるけど、頑張るしかないですね。

受験して良かったこと

まず、「日本の勉強」「日本の試験」というものを少し知ることができました。育ってきたイタリアでは筆記でも記述式、学年が進むにつれて口頭試験が多かったので、そもそも穴埋めとか択一式とか、そういう正解が1個しかないような試験をするのはほぼ初めてでした。また、時間に追われるようなテストもあまりなかったので、早く解くということ自体に慣れていませんでした。
「なんだかよくわからないけどとりあえず暗記する」ということをしたことがなかったので、原理から理解するこだわりも6ヶ月間では合格できなかった要因の一つかもしれません。

受験して、自分が受けてきた教育・置かれていた環境は、日本で育った日本人とは全く違うんだな、と改めて認識しました。仕事で関わってきた人たち(同僚、学生など)は、大半が日本で育った日本人で、なぜそういう思考になるのか?とたびたび不思議に感じてきたことに対し、少し合点が行きました。

受験して良かったこととして、もう1点。現時点で資格はないものの、労働関係法令・各種社会保険についてかなり知識がつきました。知り合いの在日外国人が、メンタル不調で会社を休職しようとしていたり、転職しようとしていたり。そういう、日本で働く上での制度・ルールを知っていると、「健康保険で〇〇という制度があるから、会社に聞いてみたら?」など、勉強中からもサポートすることができました。

社労士資格を取れたあかつきには、こういった日本で働く外国籍の方に向けてのコンサルティングなども業としてやっていきたいなあと。

今後の目標

もちろん2024年の第56回試験に合格することを目標に、これからも勉強を頑張っていきたいと思います。

ただ、試験合格は大切なのですが、それだけに捉われないようにしたいですね。「価値のある人事パーソン」でありたいと思って勉強を始めた当初の目的を見失わないようにしたいと思います。

次回はおまけです。

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