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「人の話を聴く」をする

ここのところ、「人の話を聴く」ということをしている。

この1月、2月はなんだかモワモワと過ごしていた。
モワモワの対象さえイマイチわからないのに、不安で心配で何にもしたくなかったのだ。

話す人=自分、ときどき家族

あとは、

ごみ捨てに行った際にすれ違う近所の小学生。
そして同じアパートの住人さん。
これはもう話すというか、挨拶だね。


活動的なことを、なーんもしたくなかった。

でも3月1日の朝、目覚めた瞬間感じた。
「あ、なんか抜けた…」って。

それまで感じていた起き抜けの不安感はなく、ぱかーんと明るい空が目の前に拡がっているようだった。

あんなに感じていた不安や心配はくしゃくしゃに丸められ、ゴミ箱に入れられ、ゴミ捨ての日を待っている。


そして唐突に思った。
「人の話を聴く」というシンプルなことをしてみよう!と。

いや、実は2月の中頃からぼんやりとは思っていた。正直に言うと…
でも頭の中でほこほこあっためられているだけで、外に出てこようとはしてこなかった。

でも3月1日の朝に、ぽろりと出てきたのだ。
「わたし」の外に。

それで翌日、Facebookにて募集してみた。
「わたしが聴くから「話すというアウトプット」をしてみない?」と。

そうしたら、いろんな人が
「聴いてほしい」とか「話したい」と言ってきてくれた。
Facebookだから、基本的には知っている人ばかりだ。なんとなくホッとする。
けれど何年も会っていない人からもメッセージをもらった。

さらには、Facebookをやっていない友だちが、数年ぶりに電話してきてくれた。
「なんか話聴いてほしいと思って」って。
エスパーか!と思った。


そうしてわたしは日々、いろんな人のお話を聴いている。

頭の中だけで考えていたことも、人に話すことで一旦自分の外に出る。
自分の声で自分のことを話すのを、自分の耳で聞く。
それだけで、ちょっと「自分そのもの」から距離が生まれる。
客観的に考えられることもあれば、新たな発見があることも。

感じ方は人それぞれだけど、きっとスッキリしているんだと思う。
電話が終わる頃(今回は声だけが良かったから電話なのだ)には、元氣になっているのを感じる。

わたしの中にもたくさんの学びがある。
聴き方、訊き方。そして伝え方。
自分を客観的に見ながら話すという意識。


と、小難しく書いたけれど、やっぱりわたしは「その人がその人の言葉で語る」のを聴くのが好きなんだと思った。

なにか事柄を説明しているよりも、何を感じてどう思ったのか?を聴くのが好き。

今月は誕生日月だから、わたしにできることをやってみようと思って募集したので、もう少しこの時間は続く。

いろんな人と1対1でこんなに話す機会もなかなかないので、満喫しようと思う。

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