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デジタル化

先日、外注関連の源泉税を払った。銀行に行くと最近はペイジーでの支払いを勧められる。私も慣れてきたので最近は躊躇なくペイジーを使っている。1ヶ月ほどたって税務署から連絡があり、税金が納められていないという衝撃の連絡があった。そんなはずはない。手元に立派な領収書もある。

「そうですか。ではお手数ですが、その領収書をファックスで送っていただけますか?」
ファックス?」

いまどき?っていう言葉が即座に浮かんだ。まあ、家にファックスがないことはないけど古いし調子悪いし。だいたい、なんでファックスなの?

 「いやあ、偽造防止のせいかバックに模様が入ってるし、ファックスで送ったら真っ黒になっちゃうんじゃないかと。」
(これは事実である。)
「そうですか・・・」
「写メでよければメールで送りますけど」
「ああ、そういうシステムがなくて・・・」
「え?」

メールでのやりとりはできないのだそうだ。その場は、番号を読み上げたりいろいろやってアナログで処理し電話を切った。ところがまた電話がかかってきて、どうしてもお金が見つからないと。もう一度メールでの送付を申し出たが無理だという返答。結局コピーを郵送し、いろいろ紆余曲折あったけど支払った証明をし事なきを得た。

お役所のデジタル化が進んでいないことは聞いていたが、ここまでとはと正直驚いた。だいたい、担当の人はペイジーの存在すら知らなかった。

ここで思い出したのがあのニュース。コロナでの特別給付金申請手続きで、マイナンバーを使用したときの顛末である。ネットで申請しているのに、そのすべてをプリントアウトし、人海戦術で一つ一つデータの照合をしているという、あの驚愕の事実である。

菅さんが総理になった。安倍さんの政策を踏襲するということで別に期待はしていないが、一つだけ「デジタル化推進」という旗を掲げていることは注目してはいる。中央省庁はもちろんのこと、地方自治体のこの有様をどうにかできるのかお手並み拝見である。

とりあえず、ファックスからなんとかしてほしい(^^ゞ

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