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収入を増やす前にやるべきこと/読書記録③
今日はコチラの本をご紹介したいと思います。
最近、結構読書が出来ていて、嬉しい。笑
31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。
少ないお金でも楽しく暮らせるように努力する
この本は「少ないお金でも楽しく暮らせるように努力すること」を最大限のテーマで書いてある本でした。
やりたくないことをやらずに生きる。
そのために、まずは少ないお金でも生活できるようにする。
ですが、節約!と意気込むのではなく、少ないお金でも楽しく暮らせるように考えることが根本的なテーマ。
自己啓発本の多くは、お金をいかに稼げるようになるか。
どうやったら好きな仕事で稼げるか。
こういうテーマが多いと思います。
しかしこの本は、そもそも根本的なところに戻り、なぜお金を稼がないといけないのか、から考えさせられます。
それはこういう理由からでした。
お金を使えば使うほど、苦しくなってしまう
お金をたくさん稼ぐために労働する。
生活のための労働。
ですが、お金を稼ぐためにやっている仕事が苦痛で仕方ない仕事だったら、結局はストレス発散や気晴らしのためにお金を使ってしまうことになる。
そのため、生活水準は下がらず、無駄な出費が多い。
このからくりに気付くところから始まります。
仕事を辞めると、今の生活が維持できなくなる。
普通の生活ができなくなる。
そういう漠然とした不安が、多くの人が抱える「お金の不安」の正体だと著者のなにおれさんは書いています。
なにおれさんはそのことに気付き、最低限いくらあれば生活できるのかを可視化したそうです。
可視化したことで、自分がいくらで暮らせるかが理解できる。
このとき、とにかく徹底して最低限を出すそうです。
いくらあれば暮らせるかということが理解できると、いくら稼げばよいのかがおのずと出てきます。
そうやってまずは、少ない金額でも暮らせるようにしていく。
まずはここに着手したそうです。
今まで読んだ本とは違う観点だなと思う内容でした。
質素と粗末は違う
生活水準を下げようとすると、どうしても粗末な暮らしになるんじゃないか。
寂しい暮らしになるんじゃないか。
そう思うと思います。
その違いをなにおれさんはこう書いています。
粗末とは物事を雑に扱うことです。一方、質素とは贅沢しないがゆえに、あるものを大切にすることです。つまり、真逆なのです。
なかなか粗末と質素の違いって分からないですし、そもそも考えることもないんじゃないかと思います。
少なくともわたしは考えたことなかったです。
ですが、この区別の仕方に納得しました。
あるものを大切にし、質素に暮らす。
自分が大切にしたいものだけを大切に扱うことで、豊かさを感じることができる。
そうやって大切なものだけを集めて暮らすことで、粗末な暮らしにならないようにする。
なにおれさん流の「自分らしく暮らす」がまさに現れている部分だなと思います。
やりたくない仕事をしないことで、お金を使わなくなる
最初に少し触れましたが、お金を稼ぐためにやりたくない仕事を頑張る。
これももちろん悪くはないのですが、そのためにストレスが溜まってしまいます。
そのストレス発散のために、どうしてもお金を使う場面が出てきてしまう。
例えばショッピングに出かけて爆買いしてしまったり、お酒を飲みに夜な夜な出かけてしまったり。
心が満たされていたら起こらない行動が多々出てきてしまう。
この負のループをどこかで絶たないといけない。
そこでなにおれさんが起こした行動は、やりたくない仕事をやる期限を決め、並行してやりたくない仕事以外を自分で作るために副業をする、ということでした。
ポイントは「期限を決める」ということ。
なにおれさんは3年と決めて行動を起こしたそうです。
そしてさらに、その3年の間に「お金を使わずに暮らせるように生活スキルを磨く」こともやっていったそうです。
・お金を使わず暮らすスキルを身につける。
・3年の間にやりたくない仕事以外で副業をして、収入を得られるようにする。
やりたくない仕事を辞めるために副業をして、スキルを身につけていくというような内容はよく聞きますが、お金を使わずに生活できるようなスキルを身につける。
この観点はおもしろいなと思いました。
生活スタイルを変えないと、どんどんお金を稼がないといけない。
なので、自分の生活スタイルをかえ、いくら必要なのか可視化し、苦にならないように意識しながらお金を使わず生活できるようにしていく。
まず、自分が何にいくら使っているのか。
把握することは大事ですね。
お金を稼ぐことばかり考えてしまうわたしには盲点でした。
好きなことよりやりたくないことを考える
この本のなかで「なるほど!」と思った内容がありました。
それは「好きなことで生きていく」の呪いというページです。
僕立ちは好きなことで生きていくこともできるけど、「好きなことで生きていかなくてもいい」のです。
今、よく耳にする「好きなことで生きていく」という言葉。
わたし自身もいつも頭にある言葉です。
ですが、この言葉に縛られるのは危険だということを書いてありました。
やりたい仕事のなかにも、自分が苦手な仕事や嫌だなと思う仕事も絶対入ってきます。
例えばSNS投稿だったら、投稿内容を考えるのは好き。
だけど、投稿を作るのは苦手。
全ての作業を好き!と思える人はなかなか少ないと思います。
これはすごく分かる。
好きなことのなかには好きじゃない時間も出てきてしまう。
そこでなにおれさんがとった行動は、やりたくない仕事はなにか、やりたくないことってなにかを書き出すことでした。
例えば、人に指示されずひとりで仕事をしたい。
電話で人と話すのは苦手だ。
など、仕事内容で、自分が嫌だなと思うことを書きだしていく。
書き出したら、そのなかでやりたくないことをやらなくてもいい仕事を考えてみる。
考えるべきは、「絶対にやりたくないことをまずは自覚し、それを避けること」です。
80点の人生を手に入れるには、そんな仕事を見つけることがまずは重要になります。
この考え方を持つだけで、少し気が楽になるような気がしました。
お金があることで選択肢が増える
金は天下の回り物という言葉もありますが、手元にお金があることで自分自身にとって良いことがあります。
それが「選択肢を増やせる」ということです。
このことについても書いてありました。
やりたいと思ったことにいつでも挑戦できる。やりたくないことからいつでも逃げられる。お金持ちはそういった選択肢を持っているから豊かなのです。
少ないお金で暮らす努力をすることの最大限のメリットになる。
いつでも自分らしく生きていけるように。
そのために、少ないお金で暮らせるようにしていき、お金を稼ぐことばかり考えなくても良い暮らしにしていく。
選択肢を増やすためにも、まずは自分の暮らしを見直してみるのも良いですね。
終わりに
少し哲学的な感じの本だなと思いました。
ちょっと難しい感じに書いてある部分も多々あります。
ただ、一貫して言っていることはこれだけでした。
お金を使わずとも楽しく暮らせるように努力する、ということです。
まずは、自分の生活を見直す。
そしていくらあれば最大限の生活ができるか可視化する。
可視化したら、お金を使わず楽しく暮らせるように知恵を絞って生活していく。
同時にやりたくない仕事以外を考え、ストレス発散でお金を使わなくて良いような働き方に変えていく。
なにおれさんはこうやって、自分らしい暮らしを手にいれました。
質素と粗末を間違えないように。
自分がどうやったらお金を使わなくても楽しいか考えて実践していく。
正直なところ、わたしは今すぐの実践は難しいなと思いました。笑
どうしても子ども達にはお金をかけたい。
そういう思いがあるので、なにおれさんのようにはできるような気はしないのが本音です。
ですが、わたしの生活の中には多分、無駄がある。
自分でなんとなーくわかります。笑
まずは自分の暮らしから、ちょっとずつ見直していこうと思いました。
賛否両論あるんじゃないのかな、と思う内容の本でしたが、今までにない観点で、自分の中で新しい考え方をゲットできた1冊になりました。
さて、次に読む本も購入したので、次の本を読んでいきたいと思います。
読みたい本はまだまだたくさん。笑
今日も読んでくださり、ありがとうございました。
今日も1日頑張った自分を褒めたたえて寝ましょう♡
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