あなたのままで良い
久方ぶりでございます。
育休中なのに、なぜこんなに投稿できなかったかって?それは、かなり出遅れて鬼滅の刃にハマっているからです。そして、録り溜めたドラマを見るのに忙しいからです。←
そんなふざけた私でも、悩みに悩んだこの2年だった。と、年末に振り返る。
長い長い2年だった。
人知れず悩み続けた。スマホ片手に、検索しすぎて頭がおかしくなりそうな日もあった。同年代の子を持つ親のSNSを見るのも辛い時があった。
私の娘は2歳になるのだが、未だに手を離して歩けなかった。1歳でつかまり立ち、1歳2ヶ月でようやくハイハイを始めた。スーパーのんびり成長モードな娘。極度の怖がりで、自信がつくまで、何事にも絶対冒険しない性格。小さい子どもなら、多少転んでしまおうが、何しようが興味のあるものに猪突猛進していくイメージだが、娘はその真逆をいくタイプだ。安全と分かるもの以外にはチャレンジしない。親としては、ありがたい面もありつつ、やはり運動発達の遅れは、悩みの種だった。
2歳1ヶ月になろうかという日の前日のこと。そんな彼女が、絶対に死んでも離さなかった手を離し、初めて一歩を踏み出したのだ。パジャマを着たくて立ち上がり、半分オムツが出た状態で、私に向かって歩いてきた。
涙が、止まらなかった。
市区町村がやっている発達の健診では、初回から引っかかっていたので、実は3ヶ月に1回ほど病院に通っている。9割の子が歩くとされる1歳半頃から、病院内にあるリハビリにも通い始めた。やっと片手繋ぎで歩き始めたものの、それでもやっぱり1人では歩かなかった。
リハビリの中で、とにかく手を繋いででも、歩いて足の筋肉をつけ、体幹を鍛えると体が安定してくると教えてもらった。そうやって「歩ける」という自信をつけてあげたい。私は、新生児の息子を両親に預け、真夏の炎天下の中、毎日娘と公園に通い、歩行訓練をした。家の中でも、基本的には手を繋いで歩いて移動する癖をつけた。
里帰りが終わり、保育園を再開した。園では、1人だけ座っていたり、抱っこされたり、膝立ち歩きしている娘に、お友達が集まって遊んでくれた。そんな純粋な子ども達の接し方が、とてもありがたかった。
1歳10ヶ月頃に受けた検査で異常がなかったことに安堵した。いつか必ず歩くと信じる気持ちと裏腹に、私の焦りから、嫌がる娘を無理やり歩かせようとしたこともあった。その度に自分を責めた。そして、毎回リハビリの理学療法士さんの言葉に勇気づけられ、きっと大丈夫、周りと比べることはやめて、子どもを信じて待とう。
迫り来る感情の波を乗り越えて、やっとそう思えるようになった最近だった。
この2年は娘が、大きく成長した2年だったけれど、どちらかと言うと、私が娘に育てられた気がする。周りと比べてしまう心と、子どもを信じようとする心の迫り合いで日々を過ごした。だから、子どもを信じる気持ちが、私の中でとても強くなった。娘よ、私を強くしてくれてありがとう。
そんな娘は、昨日保育園で初めて、自分で立ち上がり、三輪車に跨ったらしい。先生はびっくりして、すごーーーい!と叫び喜んでくれた。
帰宅後、娘に「今日は三輪車に乗れたんだってね、すごいね!!」と褒めると、「しぇんしぇ、びっくした」(先生、びっくりした)と、私の爆笑をかっさらう2語文が出てきた。どうやら、言葉の発達は順調らしい。
子どもの成長は千差万別。本当に子どもによって全然違うと頭の中で分かっていても、我が子のことになると気が気でなくなる。どこか周りと同じでいなければならないと思い込む、自分の弱さに気づけた。
あなたはあなたのままで良い。
娘に言っているようで、毎日自分に言い聞かせている。笑
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