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和歌・わたしの想いは真剣です

「さ百合花ゆりも逢はむと思へこそ
今のまさかもうるはしみすれ」
万葉集巻18・4088

(百合の花ではないが、
ゆりも(=のちも)逢おうと思うからこそ
今この時も仲睦まじくするのですよ)

百合と「ゆり」は掛詞。


「逢う」という表記は
ただの「会う」ではなく、
男女が逢瀬をして契りを結ぶことを表す。

*


あなたとわたしの関係は
この一夜限りではない。

また逢いたいと考えるからこそ、
今この瞬間もあなたを愛おしむのですよ。

わたしの想いは真剣です。

どうか信じてください、
さ百合の花のように美しいあなた。

わたしはあなたを離さない。


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