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和歌・あなたと見たい、この雪を

「我が背子(せこ)と
 ふたり見ませばいくばくか
 この降る雪の嬉しくあらまし」
 万葉集巻8・1658 光明皇后

(もしもわたしの愛しい人と二人で見たのなら、どれほどこの降る雪が嬉しく感じられたことだろう) 

あぁ、今年も雪が降った。

なんて美しいのだろう…。

真っ白に染まる静かな世界で
愛しいあなたとわたし二人きり、
この雪を見たのなら
どれほど美しく
嬉しく感じられただろうか。

雪が舞い散る寒い中、
あたたかい手をつないで
一緒に見たかった。

「綺麗だね」とわたしに微笑みかける
あなたの笑顔が目に浮かぶ。

たとえ離れていても、
わたしはいつでもあなたと一緒にいるわ。

いつでもあなたをそばに感じて、
二人で同じものを見ているの。

和歌の紹介は久しぶりになりました。

昨日は雪が降りました。

みなさま、安全には気をつけてくださいね(^^)

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