和歌・夏に焦がれる激しい恋心

「この頃の恋の繁けく
夏草の刈り掃(はら)へども生ひしく如し」
万葉集 巻10・1984 よみ人知らず

(この頃の恋患いの激しさは、夏草をいくら刈りはらっても次々と生えてくるようなものだ)

灼熱の太陽が
激しく照り付ける
暑い夏。

熱い恋に
胸焦がれる季節。 

夏は
本能を呼び起こす。

いくら夏草を刈ろうとも
次から次へと生えてくるように、
わたしの恋心は抑えきれない。

次から次へと溢れ出す。

どうにもならないくらい
わたしはあなたが好き。

もう誰にも止められない。

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