和歌・わたしはただ、あなたのことが好きです
「郭公(ほととぎす)鳴くや五月のあやめ草
あやめも知らぬ恋もするかな」
古今和歌集・よみ人しらず
(ほとどきすが鳴く五月のあやめ草ではないけれど、あやめ(道理)も知らない恋をすることだよ)
青春の歌。
鮮やかな緑が萌え、
すべての命がキラキラと輝く
眩しい初夏の季節。
その季節に咲くアヤメのように、
道理も知らず
ひたすらまっすぐに
恋の情熱を燃やす若者の姿が目に浮かぶ。
わたしはただ、
あなたのことが好きです。
それだけで、
わたしはこの恋に突き進んでいます。
そのほかのことなど構いはしないよ。
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