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和歌・みどりの季節に恋した

「青柳の張らろ川門(かはと)に汝を待つと清水(せみど)は汲まず立ち処(たちど)ならすも」

万葉集巻14・3546 よみ人しらず


緑がしたたる美しい季節
青々とした柳が爽やかな川の水汲み場で
あなたを一人待つ

あなたがいつ来るかと待ち遠しくて…
川の水を汲むこともせず、
立ち尽くしたまま
地面の土を踏み均(なら)しているわ

早く会いたい

*

日に日に緑が濃くなっていきますね。
今の季節にピッタリの歌を紹介しました。

新緑の柳に清らかな水の青…
あおみどりが美しい情景が広がる中、
ひとり恋しい人を待つ女性。

なんとも爽やかな青春の歌です。


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