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【キャリコン資格取得】一発合格に向けて実践したこと(学科対策)

<前回までの記事はこちら>
資格取得のきっかけ編
資格の基礎知識編
養成講座の比較編
専門実践給付金の申請方法編
資格取得までのスケジュール

第20回 国家資格キャリアコンサルタント試験に合格した。
この記事では試験合格に向けて私が実践した学習方法について紹介したい。今回は学科対策編として記載する。

1. 学科対策 反復学習が命
2. 論述対策 まずは型を覚える
3. 実技対策 論述と一緒に学習する

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学科試験はマークシートで4肢択一式。問題数は50問で35問以上の正答で合格となる。学科試験はキャリコンになるためのスキルが云々というよりは、本番までにどれだけ問題を解いたか、苦手な部分を暗記できたかが鍵となる。まずは私が実際にやってしまった失敗例から紹介する。

■失敗①手書きでまとめノートを作ろうとした
リカレントの講座が開始した当初、私は学んだ範囲を全てノートに転記しようとした。書くことで記憶が定着するタイプだったので、リカレントのテキスト(サブノート)に乗っている文章や、授業で講師がまとめたポイント等をひとつのノートに集約させたかったのだが、この方法だと永遠にノート作成が終わらないし全く覚えられない!学科試験の範囲は広すぎるのでこの方法はオススメしない。

■失敗②手書きで単語カードを作ろうとした
机に向かって勉強をする時間がなかなか取れず、隙間時間に少しでも勉強できるようにと思い単語カードを買った。表に理論家の名前、裏に提唱した理論。表に理論家、裏に理論…。10枚くらい作り終わったところで「あ、これ意味ないわ。」と気付いた。手書きの単語カードは、失敗談①のまとめノートと同じくらい時間がかかる上に、本番の学科試験は4択であり、どの理論家が何を提唱したか以上のことが求められる問題も多い。もし単語カードを作りたいのであれば、手書きよりもスマホのアプリがオススメ。

というように、資格勉強の方法がそもそもよく分からないところからスタートした私が、ラスト3ヶ月間で見つけた効果的な方法は下記の通りだった。(あくまでも私の場合なので参考まで。)

■その1:とにかく過去問に触れる!
正直、学科の対策はこれに尽きる!と思っている。私は過去6回分の過去問と3回分の模擬試験を解き、回を重ねるごとに少しずつ点数が上がっていくのがモチベーションになっていた。初めて解いた第19回の過去問はなんと62点、そこから少しずつ点数がUPして第11回の過去問の最高得点は82点、本番の第20回では88点を獲得できた。実際の問題に触れ自分の現時点での実力を見える化することは大事だと感じた。また、過去問を沢山解くことで出題傾向がなんとなく見えてくる。例えば、学科試験の最初の1ページ目(問1と問2)はわざと難題と呼ばれる難しい問題が出る傾向がある。落ち着いて解きたい場合は、自分の分かる問題から先に解いても全く問題がない。過去問での実践練習を重ねていくと、自分の苦手な分野(暗記できていない部分)が明確になるため、間違ったポイントを集中的に復習し記憶を定着させていくこともできる。

■その2:過去問を解きっぱなしにしない!
過去問は解いて終わりではなく、解いた後のおさらい(復習)が100倍重要となる。なぜなら、過去問で解いた50問の中には全く分からないからこれでいいや!で選んで正解した問題や、2択でギリギリまで悩んで自信がないままマークシートを塗った問題も必ず含まれているから。本番ではこうした問題を落としてしまうと非常にもったいない。そのため、「適切」だった選択肢はなぜ○なのか、「不適切」だった選択肢はどこが×なのかまで、全ての選択肢を必ず確認する。私は各選択肢のポイントとなる単語(文章)にハイライトを入れ、関連するテキストのページ番号を入れたりメモ書きを加えたり等しておき、後でもう一度見返した時にも分かりやすいようにしておいた。

■その3:理論家はとにかく暗記!
「理論を制するものは学科試験を制する」と言われる通り、ここをしっかり暗記しておけば確実に点数を稼ぐことができる。逆に、ここを曖昧にしてしまうと学科試験50問のうちの7割を死守することが極めて難しくなる。私は、理論家ごとのキーワードやテストで出やすいポイント等をノートに簡潔に(1〜2ページ程度)にまとめた。先ほどまとめノートを作ることは時間の無駄だと書いたが、理論家だけは時間をかけて良いポイントだと思った。ノートに書いただけでは覚えられない最も苦手だった分野(発達理論の理論家とその内容、発達段階の順番)については、テキストのコピーをトイレの壁に貼っておき1日の中で何度も目にするようにした。(笑)また、理論家を整理する上では、下記のようなテキストも参考にした。模擬問題も付いているので覚えながら試験対策もできるのでオススメ。

■その4(リカレント教材):一問一答を2周解く!
リカレントでは、オンライン上で一問一答(1,000問)をいつでもどこでも解くことができる。正誤だけでなく解説も添えてあるのでとても役に立った。時間があれば何周でも解いて良いのかもしれないが、問題数が多いため私は2周が限界だった。(笑)一問一答は失敗②の単語カードの代用のようなイメージかなと思う。記憶の定着を測るためのツールとしては便利だが、実際の学科試験の問題は4択なので、テスト対策としてはやはり過去問の方が圧倒的に意味がある。また、これはリカレントオンラインの機能上のデメリットなのだが、1000問の中で間違った問題にチェックを入れその問題だけを解くというような機能が無いため、苦手な問題はスクショをしておき見返す、ノートに書き出す等工夫をする必要がある。

■その5(リカレント教材):解説動画を視聴する!
学科試験では、職業能力開発基本計画労働経済の分析能力開発基本調査など、厚生労働省が実施している調査や分析に関する問題が複数問出題される。オリジナルの文書を最初から最後まで読むこともできるが、こうした文書は情報量が非常に多く内容が複雑で分かりづらい。リカレントでは、試験で頻繁に出題される文書の要点やポイントを解説する動画をオンラインで視聴することができる。単なる文書の解説に留まらず、過去に出た問題の傾向から本番ではこんな文章で出題されることがあるので注意といった試験対策ポイントも教えてもらえるので、試験の直前に視聴すると非常に効果的だと感じた。

■その6:リカレント教材・書籍以外で利用したお役立ちサイト
リカレントの教材を利用したり書籍を購入したりしなくても、オンライン上には有益な情報をまとめているサイトが沢山存在する。私が参考にしたのは下記のようなサイトで、有料会員にならなくても十分に役に立つ情報を得ることができ何度も利用した。

学科試験はとにかく反復学習が命で、やればやるだけ点数として出るし自信にも繋がる。私は自分に合った学習方法を見つけるまでに時間がかかってしまい、結局試験まであと3ヶ月というところで大急ぎで勉強を開始したので、本音を言えばもっと時間をかけてじっくりやりたかった(やるべきだった)と思っている。

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私の失敗談&体験談が、何か少しでもこれから受験をする皆さんの参考になればと思い記載しました。次回は論述対策についてお届けします。

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