ふたこぶ山の園芸係

育てている植物や見つけた植物のことを中心に、植物にまつわることを書いています。 植物が…

ふたこぶ山の園芸係

育てている植物や見つけた植物のことを中心に、植物にまつわることを書いています。 植物が印象的な本や映画、横浜近辺のお気に入りの場所なども紹介していきたいと思います。 横浜のデザインとイラストレーションの会社の園芸係が更新しています。 https://kotomomo.com

最近の記事

(勝手に)今年のバラの一番は。

ここ数年、ひそかな楽しみとして、「今年自分のなかで一番良かったバラ」を決めています。 去年は港の見える丘公園の「クイーン・オブ・スウェーデン」でしたが、今年は黄色いバラばかりが気になって、これだなと決めて札を見ると「グラハム・トーマス」でした。 意外性ゼロ!(笑) ですが、傑作はやはりすごいなとしみじみ思いました。 黄色いバラは病気に弱いと聞きますが、いつかバラ栽培がじょうずになったら一株買って、自分の庭でもきれいに咲かせられたらいいなと思います。 では、いろいろきれいだっ

    • 植物の3秒ルール

      植物の枝がポキリといったとき、セロテープかマスキングテープで急いでくっつけます。 これが意外と治るもので、まるで「3秒ルール」みたいです。 人間の骨もこんな感じだったらいいのに。 数日前にうっかり切ってしまったマダガスカルジャスミンもまだ枯れていません。 ドアの上に茂らせたくて何年も少しずつ育ててきたのに、うっかり切ってしまって落ち込んでたのですが、このまま復活してくれることを願うばかりです。

      • 芽のがっこう

        このあたりに種を蒔いたのですが、雑草の芽も多く、何が何だかわかりません。 当分は全員まとめて育てるしかなさそうです。 それはそれでちょっと楽しいです。 観察をつづけます。

        • ムスカリの種

          春の定番のムスカリを今年は初めて植えてみました。寄せ植えもほぼ初めての試みです。 なんとか花が咲いてくれたものの、花柄を切るべきかそのままにするべきか迷っている間に、いつの間にか種ができてしまいました。 その種がまた、なんともかわいいんです。 調べてみると、種から育てるのはなかなか大変そう。 このまま飾っておこうかなと思います。

        (勝手に)今年のバラの一番は。

          枯らしてしまう植物いろいろ

          植物というものは、なかなか難しい存在です。こちらが愛情を注げばうまくいくというわけにはいきません。 サボテン、多肉植物、アジアンタム、ミント、胡蝶蘭以外の蘭、オーストラリアの砂漠っぽい植物——これらの植物たちは、それぞれに個性があります。世話がいらなさそうに見えても、実はそうでもありません。サボテンや多肉植物は、水をやらなきゃいいと思いがちですが、乾燥しすぎても、水をやりすぎてもダメなんです。意外と気難しいところがあります。 アジアンタムは、ふわふわとした柔らかい雰囲気に

          枯らしてしまう植物いろいろ

          noteして1ヶ月。

          普段、何かを書く習慣もないのに、ふと思い立って始めたnote。とりあえず3日、次に7日と更新を重ねていくうちに、気がつけばひと月が経っていました。記録することも楽しく感じられてきたので、これからは無理せず続けていこうと思っています。 ここに何か書くとおすすめの記事が紹介されて、それで知らない人の庭や生活を見せてもらえるのも楽しみになりました。 バラの栽培には昔からなんとなく憧れがあったけれど、難しそうだし、華やかすぎて避けていました。もともと花よりも観葉植物が好きで、そこに

          ライバル待ち、ジューンベリー

          ジューンベリーの木を植えてから、もう三年が経ちました。 今年はなんだか地面の硬い部分を突破したらしく、成長がすごいです。 実もこれまでにないほどたくさんついて、日々赤くなっていくのが楽しいです。 少しずつ摘んでは冷凍して、全部摘み終わったら食べようと楽しみにため込んでいます。 すごくおいしいかというと、そこまでではない? でもいいんです。採るのがたのしいんですよね。 ジャムかなあ。 このくらいの量だとジャムにしてもほんの少しにしかならないでしょう。ほかにはどういう食べ方がある

          ライバル待ち、ジューンベリー

          早朝だけのたのしみ

          いつものように猫に朝5時に起こされたあと、植物観察を始めました。 早朝の植物観察で楽しめるのは、なんと言っても葉っぱの先の朝露です。 葉によって、小さい球や大きい球など、まるでそれぞれの個性を主張しているかのようです。 バラの葉は、新しいものには朝露がたくさん現れますが、古く固くなった葉ではあまり見られません。バラの種類によっても、球が現れる品種とそうでない品種があります。 朝日を浴びると、まるで宝石のように光ります。 今日は、その朝露を指先に移し取るという遊びを発見しまし

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          フランスギクに再開

          庭の雑草の中に、ひっそりとフランスギクが咲いているのを見つけました。窓の外を見ていてふと目に入ってきて、なんだか嬉しくなりました。こういう時、何かいいことが起こりそうな予感がしてくるのは不思議です。 フランスギクは、見た目がマーガレットに似ていますが、実は違う花なのだそうです。判別方法を紹介するウェブページを見てみると、マーガレットと違って葉の形がヘラ状で鋸歯、そして中心の黄色い部分(筒状花というらしい)がぷっくりしているのがフランスギクの特徴だそうです。あのぷっくりとした

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          港の見える丘公園

          【2024年春のバラの開花状況】港の見える丘公園 2 港の見える丘公園の「香りの庭」です。この公園には香りの種類別に4つのアーチが作られていて、これはダマスク系のバラを集めたアーチです。満開をすこし過ぎたあたりでしょうか。香りをいっぱい吸い込んできました。(動画投稿を初めて試してみますね。)

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          金属の名前を持つバラ、ステンレススチール

          今年新たに仲間入りしたバラ「ステンレススチール」は、ほかのバラたちが次々と咲き誇る中、一番最後に咲きました。 多くのバラが持つ華やかで情熱的な名前とは対照的に、「ステンレススチール」という無骨な名前はかえって異彩を放っていました。 「強香」「大輪」「ブルー香」という説明に惹かれた通りの魅力があります。 風に煽られて蕾が折れてしまうこともありましたが、ついにその花を咲かせました。 曇り空に溶け込むような灰色がかった色合いが印象的で、花びらの端にほんのりと暖色系の紫がかかってい

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          家庭菜園の防虫篭をつくる

          ベビーリーフや二十日大根を植えて少しずつ収穫して食べようかなと思いつき、準備を始めました。 葉物は特に青虫がつきやすいので、対策が必要です。そこで、家にある物を使って防虫籠を手作りすることにしました。 プラスチック製の市販品もたくさんありますが、あえて手作りに挑戦してみました。木工工作は私の大好きな趣味で、手作りの物は見るたびにちょっとうれしいし愛着が湧きます。 それに、植物には木の素材がよく似合います。 プラスチックは年月が経つと脆く汚くなるだけですが、手作りの物は古くな

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          もう次の春の予定

          12月に買って植えたアネモネの苗は、真冬の寒さの中でも元気に花を咲かせていましたが、そろそろ終わりのようです。 冬の寂しい部屋に鮮やかな彩りを添えてくれました。一輪でも存在感があってかっこいいです。 昔からアネモネが好きで花屋でよく買っていましたが、今年は苗を植えたところ何本も次々に咲いたので、来年からは定番で植えたいなと思っています。 球根を掘り上げて、来年も植えることができるでしょうか? 忘れないように、カレンダーに記しておいたほうがよさそうです。かなり早いというかま

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          さいごに残った君

          ビオラのこぼれ種がバラの鉢に飛び込み、そこでひっそりと育ち始めました。 何だか可愛らしく思えて、そのまま大切に見守っていましたが、真冬のバラの土替えの際に、ビオラを取り除くことにしました。 苔ごと小さな鉢にそっと引越しです。 そのビオラは半年以上経った今でも変わらず元気で、買った他のパンジーが先に枯れてしまっても、変わらず咲き続けています。 淡々と生き延びています。

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          葉っぱの陰の新しい仲間

          葉に網のような粘り気がついていたので、「ハダニが出たな」と思い、観葉植物をそっと屋外に運び出し、シャワーで丁寧に洗いました。 数日後、室内に戻しましたが、しばらくすると再び同じ状態になりました。けれどもよく見てみると、その網の部分がキラキラと七色に光っているのです。 これはもしかして、ハダニではなく蜘蛛の糸かもしれない。最初からうっすらとそう感じていましたが、やはりそうでした。今朝、葉の裏からひっそりと顔を出した小さな蜘蛛を見つけました。シャワーを浴びせたときには、きっと隠

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          世界一うつくしいゴミ

          毎朝5時前に猫に起こされると、餌をあげたり薬をあげたりといった猫のお世話をした後にまだぼんやりしたまま屋上に上がります。 バラの花がらを切ったり落ちた花びらなどを片付けて、バラの強い香りをかいだりしている間に目が覚めてきます。 この時期はゴミ袋がとてもきれいになるので、つい写真に撮ってしまいます。

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