枯らしてしまう植物いろいろ
植物というものは、なかなか難しい存在です。こちらが愛情を注げばうまくいくというわけにはいきません。
サボテン、多肉植物、アジアンタム、ミント、胡蝶蘭以外の蘭、オーストラリアの砂漠っぽい植物——これらの植物たちは、それぞれに個性があります。世話がいらなさそうに見えても、実はそうでもありません。サボテンや多肉植物は、水をやらなきゃいいと思いがちですが、乾燥しすぎても、水をやりすぎてもダメなんです。意外と気難しいところがあります。
アジアンタムは、ふわふわとした柔らかい雰囲気に惹かれて何度も挑戦するのですが、その度に枯れてしまいます。そして、家の裏では勝手に生えてくる。おちょくられているような気がします。
ミントは、繁殖力が強いと言われていますが、うちでは一向にその気配がありません。「増える増える」と言われているのは別の惑星の話なのか? という気分になります。
自家栽培のミントで夕暮れ時にモヒートを……というのに憧れますが一向に叶いません。
多肉植物たちは、しょんぼりした様子を見せることなく、一気に枯れていきます。お互いに気持ちを全く伝え合えていないように感じます。
いまでは多肉植物は、アジアンタムと同様、自分自身に「購入禁止リスト」としています。
一方で、胡蝶蘭というのはなかなか世話が難しいと聞きますが、なぜか元気に育ってくれています。去年なんて、咲き始めてから半年以上も咲き続けました。その立派な姿を見ていると、自分が園芸上手になったような気分になって密かにうれしくなりました。意外と蘭との相性は悪くないのかもしれないななんて。(でも残念ながらそれは違って、胡蝶蘭以外はうまく育てられるませんでした。)
愛情を注いでも枯れてしまうものもあれば、ほったらかしでも元気に育つものもあります。うまくやっていける植物を見つけて、その仲間を育てるのが、お互いにとって一番いいのかもしれません。
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