ワンコのおかげで
他にも書きたいことはたくさんあるのに、
なんでワンコの話かというと、ワンコとの暮らしが
間違いなくその後の私の人生を、
私の内側を変えてきたから。
まずここかなーとふと思って。
6月24日で9歳(推定)の我が家の次男Well。
なぜ「推定」なのか。
保健所から保護してきたワンコで、
動物病院に連れていった際
獣医さんから
「推定1歳ではないかと・・・」ということだったので、
連れてきた日を1歳の誕生日としました。
Wellの名前はウェルカムのウェルでもあるし、
(スペルは違うけど)
いいことやうれしいこと、
という意味のウェルでもあります。
もともとの環境もあまりいい状態ではなく、
保健所でもすみっこで
お姉ちゃん犬の後ろに隠れてガクガク震えてた
怖がりワンコ。
すみっこで震えながら、
私と、ドッグトレーナーの子の顔を交互に
すんごい凝視していたのが今でも忘れられない(笑)
そして、ウェルは左前脚がもともと奇形で、
外に曲がっているため、
走るときは、ぴょこんぴょこんという感じで
走る走る走る・・・。
生まれつきらしいから、そこに違和感はなく、
痛みもないらしくいたって元気。
(とはいえ、年齢を重ねると、
首や腰に負担がかかるから
ケアは必要です)
先代のモモを亡くして1年、
一緒に飼っていたもう一頭のCamus(カミュ)の
落ち込みが激しく、
自傷行為までするようになったこと。
奇形で超ビビりのこの子に
もらい手がなさそうだったこと。
そんな経緯で我が家の次男としてお迎えしました。
引き取って、病院へ連れて行ったり、
栄養をしっかり与えると
みるみる大きくなってくれて安心したと思いきや、
過去に飼われていた環境のせいで歯が1歳なのに
ボロボロだったり、
ストレスですぐ胃腸や肝臓を悪くしたり・・・。
一番手がかかる次男。
たくさんの経験をしてもらいたいし、
たくさん愛されたっていう
思い出を増やしてもらいたいと心底思って迎えたなぁ。
今じゃすっかり、のびのびして
自己主張もできるようになり、
私に文句を言うことも覚えたり。
でも、ビビりだから、
雷の音が怖くて私の服の中に逃げてくることも(笑)
犬を飼ったのは、これで4頭め。
昨年は夫が亡くなる1ヶ月前に、
カミュ(17歳)が空へ帰ってしまいました。
そして、12月にはビビ(14歳)が
相次いで空へ帰ってしまったので、
今はウェルと私の、母子家庭(風)。
どっちも見事というか、感動すらする最期。
看取らせてくれたこと、本当に感謝しています。
いつも思うのは、ワンコがいてくれたおかげで、
少しはマシな人間になれたなぁってこと。
モモはもともと体が弱くて長く生きられなかったけど、
生命力にあふれていて、どこまでも強かった。
カミュはいつだって天真爛漫で、
みんなをおもてなししてくれる「おかまい大臣」。
私のことを騎士のように守ってくれて
彼氏ヅラをする一面もあって、とにかくイケメン。
ビビは夫が連れてきたお嬢様のようなワンコで
基本わがままだったけれど、実はすごくかしこい子。
どの子も、全身全霊で私のことを信頼してくれて、
大好きを伝えてくれているのが伝わります。
キラキラした目で見つめられて、
めいっぱい嬉しそうな顔で喜んで、
どうしようもなくリラックスした寝相で寝ていて、
すぐそこの距離を全力で走って
「おかえり!」とお迎えしてくれるなんて。
ただただ、愛のかたまりでしかないよなぁと思います。
ワンコたちのおかげで、守りたい対象ができたことで、
ずいぶん私という人間が変化したなぁ
と感謝しています。
飽きっぽい選手権があるとしたら、
間違いなく日本ベスト10に
入りそうなくらい飽きっぽくて、
サボテンすら枯らすような私が、
ワンコたちに出会ったことで変わったことは・・・
・毎日が刺激的
・生き物へのリスペクト
・食べること、生きることの大切さ
・そのままで愛されていいという自己肯定感
・犬たちの顔を見ているだけで幸せな気持ちになる
・友達が増えた
・結婚した(亡き夫は犬友達からスタートだった)
・健康的な食事に興味を持った
・散歩が好きになった
などなど・・・
サクッとあげてもこのくらいは軽く出てきます。
モモから数えると、常に20年近くは
ワンコが私の家族の一員でした。
これからも自分の足で歩けるうちは、
ワンコは私の家族だろうと思います。
ワンコたちの生きざま、最期の迎えかた、
どれも本当にいとおしくて、素晴らしくて、
いなくなってしまうのはさみしいけれど、
悲しいけれど、
そばで見せてくれてありがとう、
と感謝の気持ちの方が大きいのです。
ビッグラブすぎる。
昨年までは、本当に本当にいろんなことがあって、
たくさんの人やワンコたちの支えがあって
なんとか生きてきた感じ。
振り返ると、ところどころ記憶も飛び飛び。
今年も残り半年。
やっと今までの環境を変えて、
アンパンマンみたいないい人になるのを
あきらめられそうです。(笑)
自分を整える、自分を大切にする、
何物にもなろうとしなくていいし、
普通の人になろうとしなくていいし、
楽しんでいいってやっとやっと
言えるような気がします。
空に帰った夫と、モモ、カミュ、ビビが、
「ママとウェル、
好き勝手にめちゃくちゃ楽しんでるねー。
幸せそうでよかったねー♪」って
思ってもらえるといいな。
POPにLIGHTに幸せを選んでいこう♪
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