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2019明治安田生命J3リーグ第8節ロアッソ熊本対ヴァンラーレ八戸の個人的展望

2019年5月5日はDAZNにてJ3リーグの実況を担当させていただきます。今回のロアッソ熊本対ヴァンラーレ八戸の試合について、個人的な見解ですが試合の展望をお伝えをしていきます。

※追記の可能性あります

■順位の振り返り(8節終了時点)

ロアッソ熊本     3勝2分2敗の勝ち点11で5位
ヴァンラーレ八戸   2勝2分3敗の勝ち点8で12位

※今年も上位2チームがJ2へ自動昇格。ただしJ2ライセンスを持っていることが条件。

2018年シーズンはFC琉球が優勝。2位の鹿児島ユナイテッドFCもJ2へ昇格。

■過去の対戦成績

ヴァンラーレ八戸はJFLから昇格し今シーズン初めてJ3リーグで戦う。
一方の熊本も昨年J2より降格し初のJ3リーグを戦うため初対戦。

■今シーズンの成績

★ロアッソ熊本 3勝2分2敗 勝ち点11   9得点7失点
先制試合:   3試合 2勝1敗(5節のSC相模原戦は逆転負け)
先制された試合:3試合 1勝1分1敗 (6節ガンバ大阪U23戦は逆転勝利)
スコアレスドロー:1試合 3節のカマタマーレ讃岐戦
ホーム: 0勝2分1敗 勝ち点2  4得点  5失点 得失点-1
アウェイ:3勝0分1敗 勝ち点9  5得点  2失点 得失点+3

★ヴァンラーレ八戸  2勝2分3敗  勝ち点8   12得点 12失点
先制試合:   3試合 2勝1敗  7節の福島ユナイテッドFC戦は逆転負け
先制された試合:4試合 0勝2分2敗
スコアレスドロー:なし
ホーム: 0勝1分2敗  勝ち点1  7得点  9失点 得失点-2
アウェイ:2勝1分1敗  勝ち点7  5得点  3失点 得失点+2

・連勝中の熊本と連敗中の八戸

アウェイ2連戦を連勝で飾りホームへ戻ってきた熊本。前節はアスルクラロ沼津に2-0の勝利。
開始直後、北村選手へのファウルで得たFKを、レフティの高瀬選手が直接FKを蹴り先制ゴール。後半も高瀬選手のクロスを佐野選手が頭で合わせて追加点。

佐野選手の3試合連続ゴールもあり、熊本が今シーズン初の連勝を飾った。
ホームでは前回4月7日の相模原戦で2点を先制するも3-2の逆転負け。
サポーターにホームでの今シーズン初勝利を飾りたい一戦。

一方の八戸は前節、ホームで福島ユナイテッドFCと対戦。
前半に中村選手のゴールで先制も、その2分後にPA内にドリブルで侵入され角度のないところからのシュートを打たれ失点。
しかし前半43分にエース上形選手の勝ち越しゴールで1点リードのまま前半を折り返しました。
このまま今シーズンホームでの初勝利を手にしたかった八戸ですが、後半開始直後にサイドのスペースを突破され、そこから失点。さらには後半36分に勝ち越しゴールを許し3-2の逆転負け。
前半で今シーズン初めて複数得点を挙げましたが、悔しい敗戦。得意なアウェイ戦で勝利し連敗ストップを狙います。

試合の注目ポイント

・両サイドの攻防
熊本のシステムは4-4-2のフォーメーションを予想。
そして八戸は前節佐藤選手の退場もあり、メンバー交代があるも、恐らく変わらず3バックを採用(3-4-3か、3-5-2)

熊本は前節とメンバーが代らなければ中山選手と田村選手がサイドでプレー。特に左サイドは攻撃参加もする高瀬選手がいる(ここ2試合は1ゴール2アシストの活躍)
八戸もレフティの宮崎選手がクロスでチャンスをつくり、小牧選手も中に絞ってドリブルでチャンスをつくれる。

3バックを採用する八戸は下がって5バックよりは、ボランチが下りてきて守備を形成する事が前節は目立った。
サイドのスペースをどのように有効に使い攻撃へ結びつけるか注目したい。

・セカンドボールの対応、カウンターでチャンスも?
熊本は前節沼津戦でシュートの数では下回っていた。沼津は積極的にセカンドボールを拾い、シュートを放つも我慢の守備と相手の精度にも助けられた。クリアボールを味方か、誰もいないスペースに送り攻撃の流れを止めれるかも見ていきたい。
特に八戸は2列目の選手(三田選手や中村選手)が前節は積極的にボールを奪いにプレスをかけていた。
逆に熊本は相手のプレスをパスでかいくぐってDFの裏のスペースを狙えるとチャンスが生まれそうだ。
八戸はサイドのスペースやDFの間にボールを入れられて打開されていたシーンが失点の中であったので、カウンターの際に相手の動きだしやスペースを味方同士でどのように対応するかが必要になるかもしれない。

個人的な注目選手とその理由

ロアッソ熊本 #24高瀬優孝選手 #17佐野翼選手

高瀬選手は、ここ2試合で1ゴール2アシストの活躍。左サイドから自ら仕掛けチャンスをつくることができる選手。
クロスの数はチームトップ。敵陣のエリアへパスを供給し3試合連続のアシストを記録できるかにも期待が集まります。
そして、佐野選手、北村選手といった若手のFW陣に経験のある原選手、伊東選手、三島選手といるのでどのタイミングで選手を起用するかの采配も楽しみです。特に佐野選手は3試合連続ゴール中と好調をキープ。チームを勝たせるゴールを挙げれるかにも注目です。

ヴァンラーレ八戸 #9上形洋介選手 #16小牧成亘選手

上形選手は今シーズンここまでチームトップの4ゴール(谷尾選手3ゴール、三田、小牧選手が2ゴール)
PA内で受けたボールは高い決定率でゴールに繋げている。
八戸は1タッチプレーも多く、パスで相手をはがし決定機をつくることができるか楽しみなポイントです。
特にここまで2アシストの中村選手と新井山選手のパスの出しどころも見ていきたいですね。

そして小牧選手はサイドからのクロスだけではなくドリブルで打開する選択もある選手。
サイドの攻防でも高瀬選手や中山選手とのマッチアップも見ごたえがありそうです。小牧選手にとっては古巣対戦にもなる一戦です。(2015年から17年ロアッソ熊本に在籍。当時リーグ出場機会なし)

J2昇格を狙う熊本にとってはシーズン序盤の連勝で大きく勝ち点を積み上げたい一戦。
そして八戸にとっては連敗という流れを断ち切りたい大切な一戦。連休最後の試合。J3リーグのカテゴリーでは最北端と最南端に位置するチームの対戦!白熱の一戦に期待しましょう。

2019年5月5日こどもの日にDAZNで15時~KOです!

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