2021明治安田生命J2リーグ第14節レノファ山口FC対SC相模原の個人的な見どころを紹介
2021年5月15日はJリーグ公式映像DAZNにてJ2リーグの実況を担当します
対戦カードはレノファ山口FC対SC相模原の一戦です
レノファ山口FCとSC相模原がJ2の舞台で激突(会場:維新みらいふスタジアム)
過去2015年に対戦(当時はH&Aの2試合ではなく、3試合実施)していたので、実に6年ぶり。J2カテゴリーでは初の対戦
6年前は山口が3勝した対戦カードですが、どのような結果になるでしょうか?
前節アウェイの地で貴重な勝ち点を得た山口と、外国籍選手が合流し守備の安定化を図り連敗を止めた相模原との一戦。上昇のきっかけを掴むために、勝ち点3が欲しい一戦です
(J2リーグ 解説:中島浩司さん リポーター:トクダトモヨさん 実況:能政夕介)※追記の可能性あります
順位と前節の振り返り(5月9日の13節終了時点)
★レノファ山口FC 4勝3分6敗で勝ち点15 9得点13失点(14位)
前節はアウェイで金沢と対戦、前半の立ち上がりにサイドからの攻撃で繋ぎ、最後は梅木のJ初ゴールで先制。その1点を守り切り勝利。メンバーを入れ替えた中、無失点での勝利で貴重な勝ち点3を得ました
★SC相模原:2勝5分6敗で勝ち点11 10得点19失点(20位)
前節ホームで町田と対戦し1-1の引き分け。CKからオウンゴールとなり失点するも、平松の突破から清原が冷静にゴールを決めて同点に追いつきました
新加入のアジェノール、クンデも出場し守備の安定化を図った一戦。結果は、引き分けでしたが連敗ストップ。4試合ぶりの勝利を目指します
過去の対戦戦績
冒頭にも述べましたが、リーグでの対戦成績は山口の3勝
2015年5月6日 山口 2-0 相模原(島屋2点)
2015年7月26日 相模原 0-3 山口(鳥養1点・岸田和2点)
2015年10月4日 山口 5-0 相模原(福満3点、小塚1点、岸田和1点)
2015年の山口は圧倒的な攻撃力でJ3参入初年度にして優勝しJ2昇格を決めました。
得点ランキング上位に岸田和、福満、島屋が並び36試合で96得点という結果を残しました。印象的なシーズンだっただけに記憶に残っているサポーターの方も多いかもしれません
6年ぶりの対戦は舞台をJ2に移しての一戦。山口にとってはホームで約1か月ぶりの勝利と今季初の連勝を。相模原は4試合ぶりの勝利を目指します。
過去の対戦成績では山口が3勝していますが、当時から比較すると率いる指揮官も、プレーするメンバーも大きく変わっています。その中でどんな戦いを見せてくれるか非常に楽しみですね
今シーズンは4チームがJ3へ降格になる厳しいシーズン。リーグも中盤戦。しっかりと勝ち点を積み重ねて、上昇のきっかけを掴みたいところです
今シーズン(2021年シーズン13節まで)の成績
★レノファ山口FC 4勝3分6敗で勝ち点15 9得点12失点
先制試合:5試合(4勝1敗) 完封勝利3試合(群馬、町田、金沢戦) 7節の東京V戦は3-1の逆転負け
先制された試合:5試合(5敗)完封負け3試合(栃木、京都、千葉戦)
スコアレスドロー:3試合 (松本・岡山・北九州戦)
ホーム:1勝2分4敗 勝ち点5 2得点 6失点 得失点-4 (浮田の2点のみ)
アウェイ:3勝1分2敗 勝ち点10 7得点 6失点 得失点+1
ホームでは今季2得点。昨季は9勝の内ホームで7勝。連勝は昨年の9月23日以来(東京Vと千葉に勝利しての2連勝)
複数得点:2試合
複数失点:4試合
無失点:6試合
無得点:6試合
<得点>前半に5得点 後半に4得点
<失点>前半に10失点 後半に2失点
山口は明らかに前半の失点が多い部分は1つポイントかもしれません。
セットプレーからの失点は今季ここまで1失点と組織的な守備は光る一方で、立ち上がりや飲水タイム直後など切り替わりの部分での集中力は問われそうです。
セットプレーからの得点も今季はここまで1得点のみ。流れの中での得点に加えてセットプレーからの得点も加わればさらに上位を伺えるかもしれませんね。そしてホームでの得点という部分にも期待が集まります。
★SC相模原2勝5分6敗で勝ち点11 10得点19失点
先制試合:1試合(1勝) 先制した試合は10節の千葉戦のみ
先制された試合:9試合(1勝6敗2分)4節の大宮戦は終盤に2得点で逆転勝利
スコアレスドロー:3試合 群馬、岡山、栃木
ホーム: 1勝3分3敗 勝ち点6 7得点 13失点 得失点-6
アウェイ:1勝2分3敗 勝ち点5 3得点 6失点 得失点-3
複数得点:2試合
複数失点:7試合
無失点:4試合
無得点:5試合
<得点>前半に4得点 後半に6得点
<失点>前半に10失点 後半に9失点
一方の相模原は先制点の少なさが気になるポイント。個々の能力が高い選手がいるだけに、先制点を早い時間帯で奪えるかは注目になりそうです。
CKなどセットプレーからの得点が多い一方で、セットプレーからの失点も3割近くある。当日の天気もありますが、攻守においてセットプレーは1つの鍵になりそうです。
個人的な見どころ
今季もタフな日程のJ2リーグ。連戦を終えて日曜日の試合から中5日で戦います。選手の入れ替えを含めてまずはメンバー編成も楽しみなポイントですね
山口は前節の金沢戦からメンバーを6名入れ替え。梅木、澤井、神垣、高木、ヘナン、石川を起用
特に梅木は3試合ぶりの先発でチャンスをもらい、決勝点ともなる先制点を決めて良い印象を残した。得点力が求められている中で、FWの人選も楽しみなポイントです
前節メンバー外だった佐藤謙介は心配でしたが、試合後に負傷のリリースが・・(4週間の離脱)
今季はどのチームも筋肉系での離脱が多く、チームとしての総合力も重要に。前節は田中陸、神垣の組み合わせでしたが攻守で安定感も見せてくれました
タブルボランチか、池上との中盤のトライアングルか、攻守の起点ともなる中盤のシステム選択も見どころの1つ(負傷については残念の一言・・)
前回のホーム戦では中2日という部分もあり、ゴールに向かうシーンを多く見せることができませんでした
今季初の連勝に向けて、どのようなメンバーを選出し戦いに向かうのか楽しみです
一方の相模原は前節の町田戦、新加入の外国籍選手アジェノールとクンデの2人を初めて先発で起用
その他にも梅井と夛田を起用するなどメンバーを前節から4名入れ替えて、6年ぶりとなる町田とのダービーに挑みました
強風が吹く中、前半は相模原が風下でプレー。町田がボールをキープしながら相模原ゴールに迫る。相模原は守備時には5人並べる守備的な布陣で攻撃を跳ね返す
セットプレーで失点はしたものの、前半の内に平松の突破を起点に追いつくなどしたたかな戦いを見せました
連敗中だっただけにセーフティーに戦っている場面もありましたが、最終ラインは安定感も見えました。この安定感を軸に、相模原はどのタイミングで得点へと繋げていくスイッチを入れていくのか?その点は楽しみでもありますね
船木のロングスローやキックに加えて、藤本も精度の高いキックを持っている。山口は今季セットプレーでの失点が少ないが、相模原は得意とするセットプレーでチャンスをつくり得点に繋げたいところ
相模原はDeNAも経営参画するなど新たな挑戦を行ってきている。少しづつ新しい風が吹く中、歴史を積み上げるために勝利をサポーターに届けてることができるか注目していきましょう
個人的な注目選手
さて両チームから個人的な注目選手を1名ずつ
レノファ山口FC 背番号18 小松蓮
前節は先発から外れたもののポテンシャルは十分。世代別代表経験もあり、将来有望な選手の一人。松本の育成組織から産業能率大学に進み、松本でプロ入り。期限付きで金沢、山口でプレーした2年間で59試合8得点。恵まれた体格を生かしてゴールを量産したい。そのブレイクに期待
小松は今季ここまで11試合プレー(先発は8試合)フル出場がないという部分からもFW争いは熾烈な状況。
昨季は21試合目で記録した2得点目まで、今季は11節で達成。昨季連勝を決めた千葉戦のように、チームに今季初の連勝を届けることができるでしょうか?
昨年11得点、ハードワークもできる高井。2試合連続ゴールを狙う梅木。
ホームで今季唯一得点を決めている浮田。2015年シーズンは32得点決めている岸田もいる中、誰が勝利に近づく得点を決めるのか楽しみでもあります
SC相模原 背番号23 平松宗
相模原は前節得点の起点となった平松宗に注目。新潟の育成組織出身で過去には新潟、水戸、長崎、富山でもプレー。特に富山在籍の2年間では44試合に16得点と素晴らしい結果を残している
今季もここまで13試合プレー(12試合先発)し3得点3アシスト。決定率は25%とストライカーらしい結果でチームに貢献
184センチの高さを生かしたヘディングも武器(今季はここまで右足でのゴールのみ)セットプレーからのチャンスを生かせるプレーも目立つ。得意のセットプレーから平松の得点で先制点を奪えるかもポイントの1つかもしれませんね
古巣対戦にもなる和田昌士も事前のインタビューではモチベーションの高さが伺えました
石田も2019年シーズンでは山口でプレー。ベテランの藤本や清原など経験豊富な選手が揃う。円熟味を帯びたプレーも楽しみにしたいですね
そして両指揮官の戦い方も楽しみです。前節金沢のマンツーマンに対して上手く対応して勝利に導いた渡邊晋監督(最近発売された著書内でも対談が収録)
三浦文武監督も、前節守備のテコ入れに成功し連敗を止めた。厳しいJ3リーグを昨年勝ち抜き昇格を勝ち取ったその手腕にも注目ですね
5月15日はJリーグの日
5月15日はJリーグの日。リーグ戦がこの5月15日に行われるのは2016年以来実に5年ぶり
■Jリーグの日とは
1993年(平成5年)日本のプロサッカーリーグであるJリーグが開幕した5月15日。その原点の日をいつまでも記憶していて欲しいとの願いが込められて、2013年に一般社団法人・日本記念日協会により記念日として認定・登録されています。2021年は開幕から数えて29回目の5月15日となります。
今回はJリーグも企画を実施。皆さんも是非各SNSで #Jリーグの日 をつけて投稿してみてくださいね
5月15日記念すべき日に行われるレノファ山口FC対SC相模原の一戦。山口のホーム維新みらいふスタジアムで14時KOです!
観戦が難しい昨今ですが、スタジアムまたはJリーグ公式映像DAZNにて一緒に楽しみましょう!
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