友だちに、インタビュー。
友だちだからこそ、知らないこともある。
仲がいいからこそ、恥ずかしくて話さないこと、踏み込みにくいことがある。
今日、ペアインタビューをやった。
カウンセリングでも使われる手法の一つで、二人組を作り、答える役と質問する役を交代で行うものだ。
質問をする人は、質問と相槌以外をしてはいけない。つまり、自分の意見を挟んだり、答えを遮ってはいけないというルールがある。
その代わり、時間内であれば好きなことをいくらでも聞いていい。
今日はほとんど初対面の人とやったけれど、以前よく知る友達とやったときも面白かった。
普段の会話とは、全く違った方向に話が行くからだ。
会話というのは、交互に話すのが基本だ。そしてその基本の形が崩れたとき、つまらない会話が生まれる。
片方が一方的に、自分の話したいことをずっと話している状態だ。
しかし、ペアインタビューでは、基本の形でも、つまらない形でもない会話が生まれる。
片方が一方的に、相手の話してほしいことを話す会話だ。
聞く側としては、普通の会話からは見えない相手の考え方を発見することができる。
なぜ?なぜ?を繰り返すことで、世間話からはわからないその人が表面下で大切にしているものやモットーが見えてくるのだ。
一方で、話す側としては、普段とは違った流れで自分を掘ることになる。
改めて聞かれると、どうしてだろう?と、普段繋げない自分の中の点と点が繋がり、新しい自分を発見することができる。
自分の中ではごく自然なことなのに、相手には面白がられることや、説明なしに理解してもらえないことが出てくる。
友だちの新たな一面を知る、ペアインタビュー。ちょっとした待ち時間なんかにやっていきたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?