ことばのはかば

大学生。わざわざ話すことでもない、消えていくだけのことがらをここに供養します。

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大学生。わざわざ話すことでもない、消えていくだけのことがらをここに供養します。

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はじめまして

はじめまして。「ことばのはかば」といいます。 現在 21 歳。東京で一人暮らしをしている大学生です。 私はひとりが好きで、あまり人と話すことがありません。 しかし、何かを考えるのは好きで、頭の中では常にいろんなアイデアやつぶやきが生まれています。 それらを誰にも話さないまま墓場まで持って行くのはもったいない。せめてここをそんなことばたちの「墓場」として、いろんな人に訪れてもらえたらうれしいなと思い、note を始めることにしました。 不気味な印象を持たせたくなかったの

    • 誰かが作ったご飯を食べたくなる話

      外食が苦手だ。 食へのこだわりがゼロであるゆえに、何を選ぶべきかわからなくなるからだ。と思っていたが、むしろ逆かもしれないと最近気づいた。 何でもおいしくいただく人間ではあるのだが、おそらく本当に好きなものはかなり少ない。値段やら混み具合やらあれこれ考えた結果、「もう自分で作った方が楽だ」になってしまうことが多い気がする。コンビニでピンとくるものが見つからなかった結果、鮭おにぎりオンリーでお店を出てしまったことが何度あることか。 そんなわけで、普段の食事はほぼ自炊である

      • ちょっとおかしな我が家の調味料事情

        一人暮らし 4 年目。高校時代には料理をすることがなかった私も、すっかり自炊習慣が身についた。 4 年も経つと、作る料理が固定化されてくる。 そうすると必然的に、使う調味料も定番化される。「とりあえず買い揃えたけど要らなかった調味料」はいつしか姿を消し、その穴を「実は便利だった調味料」が埋める。 我が家も例外に漏れずなのだが、この前帰省した際に「この調味料あるの?/ないの?」というツッコミを母親から受け、言われてみればレパートリーが偏っているなあということに気づいた。そこ

        • 良い買い物をした話

          多かれ少なかれ、買い物はギャンブルだ。お値段以上のリターンを得られることもあれば、あの「買う前の商品がやたら魅力的に見える現象」に惑わされて損をすることもある。すぐに役に立つ買い物もあれば、時間が経ってからリターンを実感する買い物もある。大きな買い物ならば、その振れ幅はなおさら大きい。 といいつつ、私はそこまで大きな買い物をしたことはない。「大きな買い物」の一般的な基準は 10 万円だという記事をどこかで見たが、3 万円以上すれば十分大きいと思っている。一度の出費が 1 万

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        はじめまして

          人の心が見えるなら

          「人の心が見える能力」があるとしたら、あなたは欲しいですか? 私の答えは決まっている。欲しくない。「いらない」ではなく「欲しくない」。 1 年前まで、私は自分が所属する学生団体の幹部をしていた。幸運なことに自分を慕ってくれる人は多く、しばしば幹部仲間やメンバーから相談を受けた。 最初は嬉しかったし、それでこそ幹部だと思っていたのだが、相談が増えるにつれて重荷になっていった。 A さん個人が望む選択肢と、学生団体として取るべき選択肢は必ずしも一致しない。全員を幸せにしよ

          人の心が見えるなら

          心に毒針を隠し持って

          私は頑固だ。 「あなたはどんな人ですか?」と問われれば真っ先に「頑固な人です」と答えるくらいには頑固だ。かなり人の意見を聞けるようになったとは思うが、ダメ出しをされることはものすごく苦手だし、自分が納得できない結論が下されたときにしつこく食い下がってしまう癖はまだまだ健在である。 そして、おそらくこだわりも強い方だ。歳を重ねるたび、「これは嫌だ、許せない」という境界線がいたるところに存在しているのを自覚する。仲の良い人の何気ない行動が気にかかって必死で忘れようとしたり、外

          心に毒針を隠し持って

          私の贅沢

          明太子を買うこと。 スパイスカレーを作ること。 お味噌汁になめこを入れること。 レーズン入りのにんじんラペを作ること。 ベビーチーズを買うこと。 お豆腐に塩昆布を乗せること。 いちごを買うこと。 ココアを飲むこと。 冷凍バナナを作ること。 手作りパン売り場でフランスパンを買うこと。 ちょっと高いポン酢を買うこと。 骨つきのお肉を買うこと。 アボカドを買うこと。 卵入りのポテトサラダを作ること。 炊き込みご飯を作ること。 食後にヨーグルトを食べるこ

          自分の好き嫌いを書くノートを作った

          こんばんは。ことばのはかばです。 先月、「好き嫌いノート」というものを作りました。 ノートに縦線を引いて、左側に「好き」や「嫌い」などの感情を、その感情に該当するもの・ことを右側に書いています。 就職活動の自己分析? と思われるかもしれませんが、実はこれ、自分が生きやすくなるために始めたことなんです。 矛盾するようなことを言いますが、私は「嫌い」「苦手」という感情が苦手です。 自分が「嫌い」「苦手」を向けられたら傷つくし、できれば自分自身もそんな感情を持つことなく生き

          自分の好き嫌いを書くノートを作った