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通常更新通知ギガスパーク!

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脳髄に直接響くギガスパークで更新告知もお手のもの。シビれる通知で七色の物語をアナタにオトドケ。
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2019年4月の記事一覧

未払い残業代を骨が笑う 煙編

→最初から読む← 理不尽の欠片に触れた時を知る。 静電気はまるで稲妻の子供、 バチっと光…

この身体のままで

是非父の話からさせて頂きたい。 父は私が物心ついた時からボウズ頭だった、髪を伸ばした事が…

未払い残業代を骨が笑う 蛇編

→最初から読む← 厄介者だ、 そう教えられると単純になる。 そうか、あいつは厄介者なんだな…

未払い残業代を骨が笑う 終編

→最初から読む← 「あのさ、皆……よぉ、元気だったか?」 一人の男がいた。 彼は魔族で兵…

死人が愛した狂い咲き

「えーと、あとは死後の食事についてですが、  死後は空腹になるという事はありません。  で…

僕は魔法使いじゃないから

まだ私が15の時だった 15だなんて 大昔過ぎて笑ってしまう とても昔の事なので 大切に …

僕の林檎は空の色

「ネリ。今日は林檎は何色に見える?」 私の身長がまだ月桂樹の苗程の高さしかなかった頃、 父は毎日この言葉を私に言った。 「赤だよお父さん。」 「空と同じ色かい?」 「そうだよ、お父さん。」 私がそう答えるといつも父は苦い顔をした。 隠しているつもりなのだろうが子供の目は鋭い。 残念ながら私もその例外からは見事に漏れなかったようだ。 父が何度も私に言った言葉だ。 『口を酸っぱくして』という表現になるのだろうか。 「いいかい。林檎の色は『赤い』んだよ。空の色と一緒さ。」

魔剣

死後、 天国よりも異世界に行くのが最近の流行りらしい。 どうやら俺もその流行りに乗れたよう…

知らずや己を 前編

今の世の中、 駅を三つ越えただけで景色が変わる。 『便利』は時間を短くした。 狐尾町は程好…