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美術館に馴染みのない私が、国立新美術館ですごくリフレッシュできた話。忙しい日常を回す母に必要な息抜きとは?

きっかけは、国立新美術館の『メトロポリタン美術館展』に行った、母からのこのLINEでした。

美術館には、全く馴染みがない私。でも、送られてきたゴッホのカードを見て、ふと実物を観てみたいなと思ったのです。

さらに、以前ニューヨークへの一人旅で訪れた、メトロポリタン美術館が印象的だったのを思い出し、行きたい欲が高まり…。

調べてみると、この企画展は今月30日(月)までの開催。子どもたちのいる週末と、混むであろう最終日を避けるとなると、今日しかない!

ということで、即チケットを取り、行って来ました。初めての国立新美術館。

「森の中の美術館」をコンセプトに設計されたそう。
建物そのものの美しさも魅力です。

今回の企画展は、『メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年』。

1870年に創立されたアメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館は、先史時代から現代まで、5000年以上にわたる世界各地の文化遺産を包括的に所蔵しています。
 本展では、同館を構成する17部門のうち、ヨーロッパ絵画部門に属する約2500点の所蔵品から、選りすぐられた珠玉の名画65点(うち46点は日本初公開)を展覧します。15世紀の初期ルネサンスの絵画から19世紀のポスト印象派まで、西洋絵画の500年の歴史を彩った巨匠たちの傑作が、一挙来日します
出典:国立新美術館公式サイト

私のこれまでの美術館体験といえば、人だかりができている作品を、遠目に観てささっと通り過ぎるというものでした。

コロナ禍の人数制限により、今回はそうした事態とは無縁で、ゆっくり時間をかけて観られたのが良かったところ。

前知識や美術への情熱はない私ですが、展示室に入った瞬間、ゾワッと鳥肌が。作品のエネルギーと、当時の人々の息づかいが伝わってくる感じに圧倒されました。

まずは一通りザッと観て回り、気になったものを再度じっくり鑑賞することに。

子どもたちがネコをからかう様子や、昼間から仲間と飲んだくれる場面など、今と変わらない風景に親近感を覚えたり、昔も今もみんな必死で生きてるんだよね、と感慨に浸ってみたり。

美術館は、造形が深い方々のための場所というイメージが強く、気軽に行けませんでしたが、「名画」と呼ばれる作品が持つ力は、やっぱり圧倒的。素人の私も、シンプルに「すごさ」を実感しました。

さらには、普段と違う頭を使うことによる、リフレッシュ効果も。

いつもの暮らしは、2人の娘をワンオペで育てる日々。子どもたちとの日常は、もちろん幸せです。

でも、「今日は子どもたちは何時に帰ってくるんだっけ?」、「夕飯何にしよう?」、「洗剤がなくなりそうだから、買っておかないと」などの考えが、常に頭の中をグルグル…。息が詰まりそうになる日もあります。

美術館で過ごす時間は、不思議とそうした雑念は浮かばず、ひたすら目の前の絵画に没頭。おかげで、鑑賞後は頭の中をリセットしたようなスッキリ感がありました。

物欲を刺激され、テンションが上がるショッピング。作品側のテンポに自分を合わせて楽しむ映画やドラマ。終わりのページと共に、自分の感情や思考を回収する読書。絵画鑑賞は、そうしたどの息抜きとも違う、自分のペースで心ゆくまで作品を味わえる、穏やかな時間でした。

家族の予定に合わせて、忙しい日常を回す母たち。たまには、何にも追い立てられることのない、こんな息抜きの時間が持てると、心のバランスが保てる気がします。

ちなみに、今日の締めにはしっかり企画展限定のお土産を購入。満たされた気持ちで帰路についたのでした。

ニューヨークのチョコレートブラウニー専門店、Fat Witch Bakeryの限定品、The Metセット。
前から食べてみたかったブラウニーが、限定パッケージなんて、買うしかありません…!

★見出し画像は、KENTA AOKIさんの作品をお借りしました。ありがとうございます。

よりアクティブに過ごす、こんな日もあります👇。

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