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【日経225先物】マーケット分析|2022年7月24日(日)時点

日経225先物をメインでトレードしている兼業トレーダーのコータローです。
この記事では、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両面から、直近の日経先物の相場観を解説します。
皆さまがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。


《サマリ》


総合評価は、短期は【弱気 or 中立】中長期は【弱気 or 中立】とします。
※総合評価はファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したもの(テクニカル分析の評価のウェート高め)。

ファンダメンタルズ面では、短期は【弱気 or 中立】、中長期は【悪材料優位 or 中立】と、評価据え置きです。

ここ数営業日は米欧株が上昇していましたが、昨晩はそれぞれ下落となりました。
企業決算の好調さから買われてきましたが、直近のソーシャルメディア企業の決算が失望を誘った模様。
コモディティ価格が低下し、また最近は先行指標化しているBTCが上昇していることは良い傾向です。
一方で、リセッションを織り込む金利低下や、長短金利差マイナスの状況はとても悪い傾向です。

ECBは、11年ぶりとなる利上げを決定しました。50bpポイントという、比較的積極的な内容です。に
また7月の米欧PMIがしばらくぶりに50割れの低水準となったことも、今後の景気低迷リスクを意識させます。
来週はFOMC等の重要イベントが控えており、リスクオフの展開となると思われます。

総合的には、日本マーケットを取り巻くファンダメンタルズは、目先は弱気寄りと評価します。

★S&Pをはじめとした世界株式指数やコモディティなどの詳しいテクニカル分析(画像付き)はこちらの記事で読めます。


テクニカル面では、日足は【中立】、週足は【中立】、月足は【中立】と評価据え置きです。

日足では小さく形成したトライアングルを上抜き、週足トレンドライン(白色破線)まで到達しました。
週末の足は陰線で確定しており、いったん利食いが出ていると思われます。
すでに1800円近く上昇しており、そろそろ調整が必要になる水準感です。
重要イベントも控えているため、早めに失速する可能性も念頭に入れておくのが無難そうです。
ガード高めでいきましょう。


《サマリ》は、1分程度で読めるように情報を取捨選択しています。
《ファンダメンタルズ分析の詳細》や《テクニカル分析の詳細》には、サマリの結論を導くロジックや前提情報を載せているのでそちらもぜひご覧くださいませ。

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《ファンダメンタルズ分析の材料》

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

■直近の経済指標スケジュール

7/20(水)
23:00 米国 6月中古住宅販売件数
23:00 ユーロ 7月消費者信頼感(速報値)

7/26(火)
08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
23:00 米国 6月新築住宅販売件数(前月比)

7/27(水)
27:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
27:30 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見

7/28(木)
21:30 米国 4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)

7/29(金)
17:00 ドイツ 4-6月期国内総生産(GDP、速報値)
18:00 ユーロ 4-6月期四半期域内総生産(GDP、速報値)
21:30 米国  6月個人消費支出(PCE)

8/11(木)
米国 休場日


※情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・外貨ex by GMO(https://www.gaikaex.com/gaikaex/mark/calendar/)


《テクニカル分析の詳細》

■月足

テクニカル評価:中立(変更なし)
・直近では下押し圧力が強かったが、引き続き押し目買いが継続的に入っている。
・ダブルトップをつけて下落し始めた形はまだ崩れていないものの、コロナ前水準までの押しにはならずに上昇再開する可能性もありそう。
・中立評価は堅持する。


■週足

テクニカル評価:中立(変更なし)
・週足トレンドライン(白色破線)に到達。
・これまで何度もレジストされてきているので、今回も完全に上抜くまでは、はね返される可能性の方が高いとしてみていく。
・しかしながら、24600円〜25500円のレンジで押し目買いが継続的に入ってきているように見える。
・大きなファンダメンタルズ面でのサプライズが無い限りは、上記のレンジをボトムとして推移できる可能性が高い。


■日足

テクニカル評価:中立
・200日MA(白色曲線)も上抜き、トライアングル上辺の手前まで到達。
・週末の足は陰線で確定しており、さすがにいったん利食いが出ている模様。
・来週はFOMC等の重要イベントを控えているため、早めに失速する可能性も念頭に入れておく。

《チャート形成パターンのシナリオ》
①引き続きトライアングル上辺を目指し上昇、または上抜き。(30%)
②失速しレンジまたは下向きフラッグに移行。(40%)
③反落しトライアングル下辺を目指す動きに転換。(30%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値


最後まで読んでいただきありがとうございました!
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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。

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