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【日経225先物】マーケット分析|2022年7月20日(水)時点


日経225先物をメインでトレードしている兼業トレーダーのコータローです。

この記事では、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両面から、直近の日経先物の相場観を解説します。

皆さまがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。


《サマリ》


総合評価は、短期は【中立】中長期は【弱気 or 中立】とします。
※総合評価はファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したもの(テクニカル分析の評価のウェート高め)。

ファンダメンタルズ面では、短期は【中立】、中長期は【悪材料優位 or 中立】と、評価据え置きです。

昨晩は、米欧国株は大きく上昇しました。
特に米国株は、フォロースルーの大陽線でテクニカルの節目をブレイクアウトするという強い形です。
素直に考えれば、一段高を期待できる形です。
ビットコインが200週MAでサポートされ上昇転換しそうな形であることも好印象です。

好調な企業決算を受けての株高展開でしたが、一部識者からは、米国利上げの長期化懸念は未だ解消されていない旨のコメントも出ています。
また、来週にはFOMCも控えています。

中国の不動産市場の混乱も問題視されています。多額の住宅ローンが焦げ付くと、中国の金融システムが崩壊する可能性があるため、決して軽視できない問題です。

総合的には、日本マーケットを取り巻くファンダメンタルズは、目先は改善されているものの中立的、先々のリスクは解消されていない、と評価します。


テクニカル面では、日足は【中立 or 強い】、週足は【中立】、月足は【中立】と評価据え置きです。
小さく形成したトライアングルを上抜き、200日MA(白色曲線)まで到達しました。
現在はいったん休憩中の形です。
MACDやストキャ、RSIの数値的にはまだ余裕がありそうです。
短期的には、引き続き日足トレンドライン上辺への到達を期待してよい動きです。
ただし、重要イベントを控えているため、早めに失速する可能性も念頭に入れておくのが無難そうです。


《サマリ》は、1分程度で読めるように情報を取捨選択しています。
《ファンダメンタルズ分析の詳細》や《テクニカル分析の詳細》には、サマリの結論を導くロジックや前提情報を載せているのでそちらもぜひご覧くださいませ。


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《ファンダメンタルズ分析の材料》

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

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■直近の経済指標スケジュール

7/20(水)
23:00 米国 6月中古住宅販売件数
23:00 ユーロ 7月消費者信頼感(速報値)

7/21(木)
未定 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
15:30 日本 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
21:15 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:30 米国 前週分新規失業保険申請件数、7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:45 ユーロ ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
23:00 米国 6月景気先行指標総合指数

7/22(金)
08:30 日本 6月全国消費者物価指数(CPI)
16:15 フランス 7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
16:30 ドイツ 7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
17:00 ユーロ 7月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
17:30 英国 7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
22:45 米国 7月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)

7/26(火)
08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
23:00 米国 6月新築住宅販売件数(前月比)

7/27(水)
27:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
27:30 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見


※情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・外貨ex by GMO(https://www.gaikaex.com/gaikaex/mark/calendar/)



《テクニカル分析の詳細》


■月足

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テクニカル評価:中立(変更なし)
・上値は引き続き重い。
・直近では下押し圧力が強かったが、引き続き押し目買いが継続的に入っている。
・ダブルトップをつけて下落し始めた形はまだ崩れていないものの、コロナ前水準までの押しにはならずに上昇再開する可能性もありそう。
・中立評価は堅持する。



■週足

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テクニカル評価:中立(変更なし)
・週足下降トレンドライン(白色破線)にレジストされながら切り下げている形が続いている。
・しかしながら、24600円〜25500円のレンジで押し目買いが継続的に入ってきているように見える。
・大きなファンダメンタルズ面でのサプライズが無い限りは、上記のレンジをボトムとして推移できる可能性が高い。



■日足

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テクニカル評価:中立 or 強い
・小さく形成したトライアングルを上抜き、200日MA(白色曲線)まで到達、いったん休憩中の形。
・MACDやストキャ、RSIの数値的にはまだ余裕がありそう。
・短期的には、引き続き日足トレンドライン上辺への到達を期待してよい。
・ただし、重要イベントを控えているため、早めに失速する可能性も念頭に入れておく。


《チャート形成パターンのシナリオ》
①トライアングル上辺を目指し上昇、または上抜き。(30%)
②トライアングル上辺を目指すものの、失速しレンジまたは下向きフラッグに移行。(40%)
③反落しトライアングル下辺を目指す動きに転換。(30%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。






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